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間違ってない?アイデアを出すのに効果的な「ブレイン・ストーミング」の正しい方法

何か新しいものを生み出すときには、面白い企画を考えることが必要となります。ここに必要なのは、ズバリ斬新なアイデアなのですが……これが簡単に出てくるなら、そんなに苦労はしない!ですよね。こんなときは、集団で行う「ブレイン・ストーミング」を行ってみてはいかがでしょうか。

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ブレイン・ストーミングとは?

ブレイン・ストーミングとは、集団で新たなアイデアを生み出すときに用いられる方法の一つです。一つの問題に対して、多くの人で意見を出し合うことにより、斬新なアイデアの誕生を期待できるアプローチとして知られています。

自分で「斬新なアイデア」を一から生み出すことは難しくても、「人の話を聞いていて、ふとアイデアが浮かんだ」という経験がある方は多いはず。こうした意見を自由に出し合うことで、それぞれの意見を連鎖させ、誘発させることを狙っています。

ブレイン・ストーミングの基本ルール

さてそんなブレイン・ストーミングを実践するときには、4つの基本的ルールが存在します。まずは「人の意見を批判しない」ということです。批判は人のアイデアの幅を狭めてしまいます。また同様に、何らかの結論を迫ることもNGです。

次のルールは「とにかく自由に発言を楽しむこと」です。どんなにばからしいと思えるアイデアも、自信を持って発言しましょう。上品なものであれば、たとえ「ジョーク」でも歓迎されます。もしかしたら、これが誰かのアイデアを誘発してくれるかもしれません。

3番目のルールは「とにかくたくさんのアイデアを出すこと」。順番を決めて、「必ずアイデアを出す」というルールを設定するのも良いでしょう。もちろん「前の人と同じです」は禁句です。最後のルールは「人のアイデアに自分のアイデアを結びつける」ということです。

ブレイン・ストーミングの場では、人の意見への便乗は大歓迎されます。

ブレイン・ストーミングのメリット・デメリット

ブレイン・ストーミングには、個々では決して思いつかないような、新たなアイデアを生み出すことが出来るという可能性があります。また参加者同士、自由な発言を楽しむことで、チームワークを高めることも出来るでしょう。

しかし一方で、ブレイン・ストーミングが失敗に終わることもあります。参加者同士が似通った考えを持つ人ばかりのときには、アイデアの相互作用は期待できないでしょう。また、場に圧倒的な権力を持つ人が一人でもいると、自由な発言を楽しむことは難しくなります。

こんなときには、「新たなアイデアが生み出されないまま、時間ばかりを無駄にしてしまう」という、デメリットの方が際立ってしまいます。

新たな企画の立案に行き詰まってしまったとき、またグループ内のコミュニケーションが円滑に進んでいないときには、ぜひブレイン・ストーミングを試してみてください。そこから生まれたアイデアを整理することで、斬新な企画が出来上がるのかもしれません。

※この記事は2014年10月26日に公開されたものです

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