就活には平均15万円の費用がかかる―昨年に比べ交通費・宿泊費が減少
ディスコは、2015年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)1,177人を対象に、就職活動の状況や就職活動費用についての調査を実施した。
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10月の内定率は前年より1.4ポイント増
10月1日現在の内定率は87.6%で、前年と比べると1.4ポイント上昇し、2011年卒者から4年連続の増加傾向となった。また、就職先が決まり活動を終了した人は内定者のうち91.9%で、前年同時期より0.8ポイント減少した。一方で内定を得ていない学生12.4%は「就職先が決まるまで就職活動を続ける」が53.4%となり、2年ぶりに半数を超える結果に。また、「留年して就職活動をやり直す(就職留年を決めた)」と回答した人も前年より増加した。
内定辞退、承諾前が増加
内定を得た学生のうち、内定を辞退したことがあるのは51.1%と約半数いた。また、辞退のタイミングとしては「内定承諾前」が71.5%で前年より4.5ポイント増加した。また、「内定承諾後」の辞退経験者は37.4%だった。辞退の理由としては「その企業のマイナス面に気付いた」が前年から9.0ポイント増加。具体的なマイナス面として「離職率が高い」「残業が多い」「ブラック企業の噂がある」などの項目が上位にあがった。
中小企業は「やりたい仕事に就ける」「企業として独自の強みがある」
従業員300人未満の中小企業の面接試験を受けた学生は63.0%で前年より2.4ポイント減少。中小企業を受けた理由は「やりたい仕事に就ける」「企業として独自の強みがある」などが上位にあがった。一方中小企業を受けていない理由は、「知名度が低い」「安定性に欠ける」「給与・待遇が良くない」などが上位になった。就活費用の平均は15.1万
就職活動にかかる費用の平均は151,326円となり、前年を約5,600円下回る結果となった。地方の交通費・宿泊費が減少しているが、Webセミナーの浸透や企業の交通費補助増加などが影響しているとみられる。※この記事は2014年10月24日に公開されたものです