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モナ・リザの顔が笑顔に見えない人は、顔の左側を見ているから

世界的に有名な絵画「モナ・リザ」には、「実は笑っていないんじゃないか」という疑惑があるのだとか。どこからどう見てもほほ笑んでいるようにしか見えないのですが、なぜそのような疑惑が持ち上がっているのでしょうか。

調べてみました。

【心理学で判明!モテ笑顔の鍵は「モナリザスマイル」にあり】

モナ・リザの口角をじっと見てみよう

「モナ・リザ」が笑っていない、という疑惑が持ち上がっている原因はモナ・リザの「口角」にあるようです。それはモナ・リザの口角をじっと見ると、向かって右側の口角が持ち上がっているのに対して、左側の口角は直線にむすばれているからです。

口角の片側が持ち上がっているのだから、ほほ笑みとは言えなくても「にやり」くらいには笑っているし、少なくとも「笑っていない」とは言えないはず。なのになぜ「笑っていない」という疑惑が持ち上がっているのでしょうか。

モナ・リザの顔が笑顔に見えない人は、顔の左側を見ているから

人間は向かい合った人の顔を見るときに、顔の中心線から左側をよく見ていると言われています。それは脳の使い方に理由があり、表情を読み取る力をつかさどる右脳が左側の視野情報を処理しているからなのだそうです。

つまりモナ・リザを笑っていないと感じる人は、全体を見てそう思うのではなく、モナ・リザの口角があがっていない左側の顔を全体の表情として認識し「笑っていない」と感じている可能性があるのです。ただの絵から自分の脳の働き方がわかるなんて、モナ・リザが「名画」と言われるのもうなずけますね。

結局、モナ・リザは本当に笑っているの? 笑っていないの?

ところで本当にモナ・リザは笑っているのでしょうか。それとも笑っていないのでしょうか。それをひもとくヒントになりそうなのが「人の本心は、左側の顔に出やすい」という説です。感情をつかさどる右脳が体の左側の運動や知覚を支配しているからです。

そのため人の感情は、体の左側にあらわれやすいのではないかと考えられています。

ここで「モナ・リザ」をもう一度ぜひ眺めてみてください。向かって右側、つまりモナ・リザにとっての顔の左側は口角がきちんとあがっています。つまりこちらからどう見えるかはさておき、モナ・リザは「笑っている」。

これがモナ・リザの本心のあらわれなら、やっぱりモナリザは微笑している?のかもしれません。(鏡に映ったモナ・リザが描かれていなければですが……)

ただの一枚の名画から、体の働きを感じ取れる名画「モナ・リザ」。そして今もなお見る人に発見と感動を与えつづける名画「モナ・リザ」。ぜひ時間があるときにゆっくりと眺めてみてはいかがでしょうか? 世紀の発見が見つかるかもしれません。

※この記事は2014年10月01日に公開されたものです

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