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不倫、社内恋愛、親友の彼氏……「誰にも打ち明けられない恋」を経験したことある?

恋をしたら、周囲の人にノロケたい、悩み相談をしたいと思うのが女心というもの。しかし、恋の内容によっては、それが叶わないこともあるでしょう。今回は、「誰にも打ち明けられない恋」の苦しさを味わった女性たちに、体験談を語ってもらいました。

■好きになってはいけない人(サユさん/29歳/教育関連)

「中学時代からずっと仲よしだった女友だち。その親友の彼氏を好きになってしまいました。私と親友は別々の大学に通っていたのですが、ときどきお互いの友人を交えて飲んだり、旅行へ行ったりする機会があったのです。そのグループの中にいたのが、親友の大学の先輩である彼でした」

いつも一緒に遊ぶグループの中で、もはや公認のカップルとなっていた親友カップル。最初は「親友にすてきな彼氏ができてよかった」とほほ笑ましく見守っていたサユさんですが、徐々に恋心が芽生えてしまい……!?

「彼から『2人で会いたい』と誘われたときには、私もすでに彼への気持ちを自覚していました。どうやら、親友と彼氏はうまくいっていなかったようです。ただ、親友を裏切りたくないという気持ちが強く、最初は断りました。でも、彼に会いたい気持ちは募るばかり。周囲は共通の友人ばかりですので、誰にも相談できずにひとりで悩みました」

そんなとき、ついに親友と彼が破局。彼が「ほかに好きな人ができたから」と、サユさんの親友を振ったそうです。

「その『ほかの好きな人』が私であることは、すぐにバレてしまいました。そして、親友からは二度と会いたくないと言われ、一緒に遊んでいたグループでも孤立。しばらくすると、飲み会などのお誘いも一切なくなってしまいました。一方、彼からは正式に告白され、つき合うことに。友だちは失いましたが、彼が自分を選んでくれたので後悔はしていません」

交際をはじめてからは、幸せいっぱいのサユさん。しかし、誰にも相談できず、親友の彼氏への恋心をひとりで抱えているときは、本当につらかったそうです。

■彼にさえ言えない本音(リサさん/31歳/医療)

「既婚男性を好きになってしまったことがあります。彼は既婚者であることを隠して私にアプローチしてきたんです。でも、彼のことを知っている女友だちが、私に彼が既婚者であることを教えてくれました。だから、わかっていたのですが……。私は気持ちが抑えきれず。気づいていないフリをして、OKしてしまったんです」

バレているとはまったく思っていない彼。しかし、たびたび電話がつながらなかったり、週末に「急用ができた」とデートを断ったり。リサさんは、不倫のつらさを味わうことになります。

「私の女友だちには、交際前に彼のことを相談していました。でも、既婚者ということで、全員大反対! 中には、本当に真剣に怒って止めてくれた友人もいました。だから、付き合うことになったとは誰にも言えず……。そして、一番つらかったのは、この気持ちを彼にさえ打ち明けられないことでした」

既婚者だと気づいていることがわかれば、彼はきっと別れようとする。リサさんはそう思い、彼の前で本音を言うことができなかったそうです。

「結局、こんな形の恋が長く続くわけはないんですよね。私がつらさに耐えきれず、彼に当たることが増えてしまいました。でも、本当の理由は言えない。そんな私に嫌気が差したのでしょう。だんだん彼からの連絡が減り、最後は自然消滅のような感じで別れてしまいました」

ダメだとわかっていながらも、止められないのが恋というもの。それでも、彼にさえ本音を言えないというのは、やっぱりつらいですよね……。

■秘密は恋のスパイス!(ナオコさん/27歳/商社)

「私は今、同僚と付き合っています。ウチの会社は、基本的に社内恋愛はダメという風潮。そのため、社内でも秘密にしていました」

周囲の人に言えないというのは、つらいのでは? と思いますが、ナオコさんたちの場合には、少しちがったようです。

「その『秘密にしている』という状況を、楽しんでいましたね。デートのときは、誰かに見られたらどうしようというドキドキ感があります。2人で変装してデートをしたり、社内でこっそり手作り弁当を渡してみたり……。なかなか楽しかったですよ」

しかし、いずれ秘密はバレるもの。同僚に気づかれてしまい、秘密の恋ではなくなってしまったそうです。

「社則で社内恋愛が禁止されているというほど厳しい職場ではなかったので、バレてからも別に問題なくつき合い続けています。でも、あの秘密にしていたときのドキドキ感がなくなってしまったのは、少し残念ですね」

こうして楽しむことができれば、秘密の恋も悪くない!?

「誰にも言えない」という状況そのものが、恋心をさらに盛り上げるという面はあるでしょう。秘密の恋はとても魅力的ですが、あまり深みにはまらないように、どうぞご注意くださいませ。

※画像は本文と関係ありません

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2014年08月31日に公開されたものです

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