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目の動きでウソが分かる?

目の動きでウソが分かる?

目の動きを読むことでウソを見抜ける、なんて話があります。海外ドラマ(有名どころでは微細表情を扱った『ライ・トゥ・ミー』)、映画などでは、そのテクニックが披露されていたりしますが、それはどのようなものでしょうか?

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目の動きによって、その時何を考えているかが分かるという説があります。これによると、その人の目が(相手を見ている状態で)どちらに動くかによって、以下のようになっているというのです。

視線が「左上」

視覚的にイメージを形成しようとする際には、目はこの方向に動きます。

視線が「右上」

視覚的に形成されたイメージを呼び起こそうとする際に、目はこの方向に動きます。

視線が「左」

聴覚的なイメージを形成しようとする際に、目はこの方向に動きます。

視線が「右」

聴覚的なイメージを呼び起こそうとする際に、目はこの方向に動きます。

視線が「左下」

視覚、聴覚以外の感覚、嗅覚や身体感覚を形成する際には、目はこの方向に動きます。

視線が「右下」

内省的な思考の際には、目はこの方向に動きます。

このような目の動きを読めば、その人がウソを言っているのか見抜けるのではないか、というわけです。

目の動きでウソは見抜けるか!?

例えば、「○月×日の△時、あなたは何をしていましたか?」という質問をして、その人の目が「左上」に動いたら、その人は「視覚イメージを形成しようとしている」のであって、返事は信用できない。もし、記憶された「視覚イメ-ジを呼び起こそうとしている」のであれば、目は「右上」に動かないといけないというのです。

ただし、目の動きと脳に密接な関係があることは確かですが、このような研究には多くの批判※もあります。信じてしまうのではなく「話の種になったらいいな」ぐらいの態度がいいのかもしれませんね。

※……例えば、Scientific Americanに掲載された「The Eyes Don?t Have It: Lie Detection and Neuro-Linguistic Programming」(目にはそんなことは明らかにしない:ウソの検出と神経言語プログラミング)。

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2014年08月31日に公開されたものです

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