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板前さんの「お泊まり」発言に要注意! 旅館&ホテルの業界用語

夏の休暇が終わると、意識は秋の連休へ……なんて人は案外少なくない!? 今回は、旅行先で小耳に挟むかもしれない、旅館やホテルで使われる業界用語をいくつか紹介します。

<旅館編>

お供え

神仏に供えられるものを「お供え」と言いますが、旅館では別の意味で使います。神棚へのお供えは、いつでも「一対」。このことから、恋人同士や夫婦など、2人で連れ立って宿泊するお客さんを指す隠語となったそう。秋の旅行は、ぜひ「お供え」で企画したいものです……。

お泊まり

こちらは板前さんが使う言葉で、キッチンか聞こえてきたら、少々注意が必要かも……!? この場合、「お泊まり」したのは「お客さん」ではなく、なんと「魚」です。前日に仕入れたものの、売れ残った魚のことを指しています。

たぬき

たぬきの「た」をカタカナにすると「タ」。そう、漢字の「夕」の字によく似ていますよね。「たぬき」=「タ・ヌキ」、つまり「夕食抜き」を示す言葉です。恋人との旅行はあえて「たぬき」に設定して、現地の旬の食材を楽しむのもアリかも。

<ホテル編>

UG

こちらは英語で「undesirable guest」のこと。直訳すると「望まない客」、つまりホテル側にとって好ましくない「招かれざる客」を示しています。近隣のホテルが協力して「UGリスト」なる顧客情報を共有し、対策を練ることもあるそうですよ。

シルバー

一般的には「カトラリー」と呼ばれることが多い、ナイフやフォーク、スプーンなどを総称してシルバーと言います。ちなみに、実際にスプーンやフォークの材質が銀ではなくても、この呼び方が使われています。

キッカー

旅先で、なぜか大きな声で不満をわめき散らすような、不快な客に出会ったことはありませんか? せっかくの楽しい気分が、台無しになってしまいますよね。こうした客は、ホテル側にとってももちろん厄介者。英語の「kicker」(不平者)という言葉から、キッカーと呼んでいます。こんな風に呼ばれないよう、注意しましょう。

FB

旅先では、食事やお酒も存分に楽しみたいものです。この用語はfoodとbeer、つまり「食べ物」と「ビール」を示す言葉です。ホテルによっては、Bはbeverage(飲み物)を意味し、ビールを含む飲料全般を示す場合もあります。

LB

こちらは「light baggage」の略称で、「荷物の少ない客」を示す言葉です。荷物の量は人それぞれですが、あまりにも少なすぎると、ホテル側は「ちゃんと代金を支払ってくれるのか」と不安になってしまうことがあるのだとか……。近年では国内のホテルでも、支払いの保証となる「デポジット」を要求するケースも増えているようです。

まとめ

旅先では、2人の時間を満喫しながらも、働いている人たちの言葉に少しだけ注目してみてはいかがでしょうか。こんな隠語が聞こえてきたら、思わず聞き入ってしまいそうですね。

※画像は本文と関係ありません

(ファナティック)

※この記事は2014年08月22日に公開されたものです

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