【女性トレンド】この夏マスト！　ファッションジャーナリストに聞くシースルーを上品に取り入れる方法「甘すぎない“透け感”」

今夏、街中にあふれている人気のファッション“シースルー”。さまざまなアイテムが登場しており、目移りしてしまいます。でも、カジュアルやスウィートな雰囲気になりすぎるのも困る……なんて方も多いのではないでしょうか？　ファッションジャーナリストの宮田理江さんに、甘すぎないシースルーコーデのポイントを伺いました。

「オトナっぽくまとめるには、シースルーを強調しすぎないこと。過剰に目立たせないよう、対照的な要素と合わせるのがよいでしょう。たとえば、シースルーのスカート×Tシャツやスニーカーをコーディネートすれば、シースルーの印象は適度に弱まり、ヘルシーな雰囲気に。逆に、シースルーのトップスにはデニムやパンツなどを合わせ、バランスを整える手も使えます」

■定番の黒シースルーはオトナ女子にもおすすめ

おすすめのカラーは、ずばり黒。刺しゅうを部分的に取り入れた黒のシースルーアイテムは、今春から続くトレンドです。宮田さんいわく「黒のシースルーには、体形をカバーする効果もあります。黒の引き締め効果のおかげでメリハリがつき、肌を大きく露出するよりも細く見えるんです。大人世代の女性でも着やすく、フォーマルな場面などに活用できるのもうれしいところ」とのこと。ただし、ややマダムっぽい雰囲気が生まれやすいという欠点も。透ける部分を控えめにすればエロティックなムードは抑えられるので、妖艶なイメージが好きではない人は、カジュアルダウンの工夫が必要です。「また、夏場は暑苦しく見えたり、重たい印象を与えがちなので、黒一色でまとめるのは避けるほうが賢明」だそうです。

■甘すぎないセクシーさをアピールできるのは淡い色

そのほか、淡いパステルカラーやベージュ系も、肌の透け感が上品に見えます。レースをあしらったタイプは涼しげで、フェミニンさもアピールできるので◎。チュールやジョーゼットのように表情が出る素材を使ったスカートやトップスも、キュートになりすぎず、セクシーにキメられます。「特に、膝から下に“もや”がかかったような見え具合のチュールスカートは、ミステリアスなムードを醸し出すのに一役買ってくれるはず」と、宮田さん。

■ワンランク上の大人セクシーを作るコーディネート

「シースルーは脚と相性がよい」というのが、宮田さん流の見方。黒のストッキングや編みタイツといったレッグウエアと組み合わせれば、うまく大人セクシーを印象づけられるそうです。「あえて部分を限定してシースルーを取り入れることで、透けていない部分との違いが際立ち、上品な色気を生みます。たとえば、ブラウスの袖だけ、スカートの裾だけといった“部分透け”が有効です。近ごろは背中の一部分だけが透けていたり、鎖骨ゾーンだけがシースルーだったりと、透けるパターンが目新しいデザインも増えています」。

ポイントを押さえておけば、年齢やTPOに合わせて、大人っぽいシースルーの着こなしができそうです。流行を取り入れつつ上品にキメるのは、オトナ女子の腕の見せ所ですね。

※画像提供
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（藤原悠／Pistachio）

※この記事は2014年08月01日に公開されたものです