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トムソン・ロイターが“世界で影響力を持つ科学者”を発表 日本からは約100名選出

『世界で影響力を持つ科学者(The World’s Most Influential Scientific Minds)』

世界的な情報サービス企業トムソン・ロイターは、『世界で影響力を持つ科学者(The World’s Most Influential Scientific Minds)』リポートを発表した。

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今回、同社の論文動向分析データベースInCites(TM) Essential Science Indicators(TM)(以下ESI)および論文検索・引用索引データベースWeb of Science Core Collectionを用いて、独自に分析を実施。顕著に高い被引用数を持つ論文データから、各分野を牽引する科学者を特定したという。選出は、“ノーベル賞予測”と目される「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を毎年手掛ける同社の引用アナリスト、デービッド・ペンドルベリー氏らが手掛けた。

選出方法は、ESIの研究カテゴリ21分野(自然科学分野、社会科学分野含む)において、トップ1%の被引用数を持つ論文(高被引用論文:Highly Cited Papers)を抽出し、その中でさらに、一定数以上の高被引用論文を持つ著者リストを作成。リストは上海交通大学に送られ、各研究者の所属機関などをより精査した後、トムソン・ロイターに戻り、リポートおよびオンラインに公開された。

その結果、今回選出された科学者は3,200名余となり、そのうち日本の研究機関に所属している研究者は約100名。その中には、過去「トムソン・ロイター引用栄誉賞」にノミネートされた京都大学の北川進教授、東京工業大学の細野秀雄教授、大阪大学の審良静男教授、東京大学の水島昇教授など、各分野で研究を牽引している研究者が数多く名を連ねた。

同時に、2013年にもっとも注目を集めた研究者「Hottest Researchers」のノミネートも発表。今回は、2012年1月~2013年10月にデータベースに収録された論文を基に、2013年に顕著な被引用数を持つ論文を発表している研究者を選出。こちらは、今回日本の研究機関に所属する研究者の選出は無かった。

なお、今回選出された高被引用論文著者(Highly Cited Researchers)には、トムソン・ロイターから正式な証書が授与されるとのこと。

※この記事は2014年07月31日に公開されたものです

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