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睡眠4時間未満の人は、4時間以上の人よりも肥満が2.8倍。睡眠は量も質も大切

平日の睡眠時間【n=1206】

アイシン精機株式会社の寝具ブランドASLEEP(アスリープ)は、睡眠に関する実態を探るため、全国の10代から60代の男女1,206名を対象に調査をおこなった。

【顔の作りが将来変わっちゃう!? 睡眠不足が及ぼす恐ろしい影響】

「寝たい時間まで寝ていられない」人が多数存在することや、睡眠時間が短い人ほど肥満の自覚症状を抱えていること、休日には平日の分まで寝だめしている人が多数いることなど、睡眠不足だけでは片付けられない問題があることが解った。

●平日の睡眠時間、5時間未満は5人に1人も
平日の睡眠時間について尋ねると最も多かったのは、「5時間から6時間」で36.2%、次に「6時間から7時間」が31.5%で、約68%の人が平日は5時間から7時間の睡眠時間をとっている。一般的には7時間から9時間の睡眠が必要を言われているところから、全体的に睡眠不足と言える。

また、5時間未満は18.5%で約5人に1人はかなり睡眠不足の傾向にあるようだ。

●休日には8時間以上寝る人が約10倍、休日は寝溜めをする日
休日の睡眠時間について尋ねると最も多かったのは、「7時間以上から8時間未満」で30.0%、次に「6時間以上から7時間未満」が29.9%で、平日よりも睡眠時間が多い傾向にあった。また、8時間以上は20.1%で、平日の2.1%に比べて約10倍に増えている。

平日と休日の睡眠時間の比較【n=1206】

●寝不足は肥満にも影響?
睡眠不足の健康への影響を調べるため、平日の睡眠時間別に、最近1年間で感じた症状について尋ねると、睡眠時間が4時間未満の人が肥満と自覚する割合は29.2%で、4時間以上の平均(10.3%)と比較すると、約2.8倍も多い結果となった。

この結果について、医学博士の遠藤拓郎氏は、「睡眠時間が短いと、食欲を抑えるホルモンのレプチンが出にくくなり、肥満や糖尿病、高血圧が増えることから、睡眠不足が肥満を助長し、肥満になると糖尿病や睡眠時無呼吸症候群が増え、糖尿病による夜間頻尿や、無呼吸症による中途覚醒も増えてしまうなどの悪循環に陥ってしまう」と警告する。

平日の睡眠時間ごとの、肥満症を自覚している割合【n=1206】

●寝ていたいのに起きてしまう?理想の睡眠ライフとのギャップ
起きようとする時間のどのくらい前に目が覚めてしまうかを尋ねると、「起きたい時刻よりも前に目が覚めることはない」というふうにぐっすり眠れているのは21.9%で、約8割の78.1%は途中で起きてしまうようだ。

起きようとする時間のどのぐらい前に目が覚めてしまうか【n=1206】

※この記事は2014年07月27日に公開されたものです

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