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オックスフォード大学のロケット科学者によって開発された鍋―通常より40%少ないエネルギーで素早く調理

いつもは、オックスフォード大学でジェットエンジンの冷却システムをデザインしているトーマス・ポベイ博士は、3年を費やし、熱を鍋の底から側面に流す事で、食物がずっと速く温められる新しい鍋を開発しました。

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この鍋を使えば、通常より40%少ないエネルギーで素早く調理が出来ます。

熱心な登山家でもあるポベイ博士は、標高が高いところでお湯を沸かすのに苦労した後、この問題に取り組むことに決めたそうです。

最初は、アウトドア向けの鍋を作るつもりだったポベイ博士ですが、通常のキッチン用品にも同じ問題があることに気づき、家庭用品市場向けに鍋の開発をすることになりました。

通常の鍋では、実際に水を沸騰させるよりむしろ、鍋を温めることに大量のエネルギーが失われているそうです。このようにエネルギー効率が悪いと、熱やエネルギー、ガスを無駄にしているということになります。

「現在の形の鍋にある問題は、多くの熱が空気中に放散されてしまうことです。そこには空気力学的な問題と、伝熱の問題があります。そこで、我々は効率よくエネルギーを使う事が出来る鍋の形を作るために、ロケットとジェットエンジンで使われる科学を適用しました」とポベイ博士は語っています。

こうして開発された『Flare Pans』は、売り出される前に早くも、環境に役立つ新技術に対して贈られる「2014 Hawley Award」 を受賞しました。

Flare Pans
http://www.lakeland.co.uk/p19500/Flare-Pans-

How a rocket scientist from Oxford University has reinvented the saucepan
http://www.telegraph.co.uk/foodanddrink/foodanddrinknews/10957104/Rocket-scientist-from-Oxford-University-reinvents-the-saucepan.html

※この記事は2014年07月26日に公開されたものです

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