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あなたの平熱は何度ある? 知らないと怖い「低体温」のはなし

身体の不調は老化への第一歩! 専門家監修のもと、不調のメカニズムを解明し、健康的なキレイ女子になるため解決方法をお届けします♪

たった1度下がるだけで免疫力が30%低下するといわれる、健康のバロメーター「体温」。女性を中心に「低体温」と呼ばれる、平熱が36度以下になってしまう症状が問題になっています。今回は、低体温に関するメカニズム、対処法を専門家の先生に教えていただきました!

【今回のお悩み】

●低体温に悩んでいます!

低体温に悩んでいます。どうして体温が低くなるのか。対応策などを教えてください。(26歳女性/医薬品・化粧品/販売職・サービス系)

◆女性が低体温になりやすい、2つのメカニズム

女性に多い低体温の症状。これには主に2つのメカニズムがあります。

まずひとつめに、体温の大半を作り出す筋肉ですが、女性は男性と比べて筋肉量が少なめ。このため冷えや低体温になりやすいのです。

とくに甘いものや炭水化物好きな人は、筋肉の材料となるタンパク質の摂取が少ない傾向にあり、低体温になってしまいがちに……。

2つめに、体温を上げるためのエネルギーを作るには、多くの酸素が必要になります。

血液中には鉄を含むヘモグロビンという物質があり、これが全身に酸素を運ぶ役割をしています。しかし女性は月経があるため、鉄不足になりがちです。その結果、体内の酸素が不足し、エネルギーを作り出すことができず、低体温になってしまいます。

低体温の症状が続くと、身体が熱を外に逃がさないように、血液循環を鈍らせ、肩こりや頭痛などが起こりやすくなります。

さらに、血液の流れが悪くなると、ホルモンバランスが崩れ、月経不順や卵巣機能低下などの排卵障害が引き起こされることもあります。

(取材協力:小池雅美、文:池田園子)

⇒(次ページ)いくつ当てはまる? 「低体温の危険度」をチェック!

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