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サウジ? アメリカ? 国民所得が世界一は意外なアノ国だった!?

ひとりあたりの国民総所得が世界一の国はどこでしょう。先にネタバレですが、日本は第11位です。1位は日本の約2倍もの豊かさを誇るとか! 豊かな国の代表格といえばオイルマネーで潤うアノ国が思い浮かぶけど……!?

Q.ひとりあたりの国民所得が世界一はどの国でしょう? 以下4つの国から選んでください。

1、サウジアラビア
2、アメリカ
3、ノルウェー
4、アラブ首長国連邦

答えは、やっぱりアノ国「サウジ」でしょう!

……と思うなかれ! なんと正解は「ノルウェー」なんです。

2012年にThe World Bankのホームページで紹介されたランキングによると、栄えある1位に輝いたのはノルウェーでした。

■なぜノルウェーは豊かになったの?

ノルウェーの主要産業はイメージでは漁業、農業……などと思いがちですが、そうではなく石油と天然ガスです。油田といえばサウジアラビアや、ドバイのあるアラブ首長国連邦を思い出しますよね。でも実はノルウェーも石油が豊富に出る国なのですね。

ノルウェーの石油は海中から掘り出す海底油田です。この海底油田の特徴は、最初にしっかり投資して掘り出してしまえば、後はコンピューター制御で大部分の仕事ができてしまうので、人件費がかからないのだそうです。さらには掘り出した石油はほとんど輸出にまわし、自国のエネルギーの多くは自然エネルギーでまかなっているんだとか。つまり、石油は元手があまりかからず、しかも外貨を稼ぎ出す資源なのです。

■ノルウェーはもうけた利益を、しっかり資産運用している

さらにノルウェーの場合、石油で生み出した利益をしっかり政府が 資産運用しており、そこから出た利益が、さらにノルウェーの国民所得を押し上げているとか。その資産は日本円にしておよそ85兆円(2013年)。ノルウェーの財政収支を安定させるため、財政赤字の補てんに使用したり、将来的に国民への年金の支払いに充当したりすることに使われます。

豊富な資源とその賢い運用による財政の安定は、資源のあまりない日本としてはうらやましいところですね。

(ファナティック)

※この記事は2014年05月18日に公開されたものです

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