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ミューズリーとグラノーラのちがいは!?  ヘルシーな「シリアル」の選び方

田中雅子

手軽に食べられて、ヘルシーなイメージのシリアル。店頭に並んでいるものには、食べやすい味にするため甘味料を加えているタイプも……。健康のために食べたつもりが、カロリーを摂りすぎてしまう可能性もあります。

たとえば、一般的なフルーツグラノーラ1食分(50g)に牛乳をかけただけで、カロリーは約300~400kcalと意外に高い。ダイエットが目的なら、糖質と脂質が少ないものを選ばなくてはいけません。そこで、日本雑穀協会認定・雑穀クリエイターの田中雅子さんに、シリアルを選ぶコツを伺いました。

カロリーの摂りすぎを防止するには、控えめな味付けのシリアルがおすすめです。シンプルなオートミールなどに好みのナッツやドライフルーツを加えれば、良質なオイル、ビタミン、ミネラルと一緒に甘みをプラスすることも可能。余分な添加物のないオーガニック食品を選ぶと、さらに健康的です。

自分好みで低カロリーなシリアルが食べたいなら、手作りするのもよいでしょう。

■自分だけのマイグラノーラを作ろう! 雑穀グラノーラレシピ

○材料
A【えん麦 160g、ひえ 30g、小麦ふすま 30g、ひまわりの種 40g、アーモンド40g、くるみ 50g(アーモンドとくるみは5mm角に切っておく)】
B【グレープシードオイル 50cc、三温糖またはきび砂糖 25g、メープルシロップ 大さじ1、はちみつ大さじ2、自然塩 小さじ1/3、シナモン 1本】
好みのドライフルーツ(あんず、クランベリー、レーズンなど)適量

○作り方

(1)Aをボウルに入れてよく混ぜあわせておく。
(2)Bを小鍋に入れ、弱火で焦げ付かないように煮立てる。
(3)沸騰した(2)を(1)に加えて混ぜ合わせる。
(4)オーブンペーパーを敷いた天板に(3)を広げて160度に余熱したオーブンで10分、一度混ぜあわせて更に10分焼いて、焼き色を確認してから取り出す。
(5)空気によくなじませるようにトスして粗熱を取る。
(6)仕上げにドライフルーツを加えてできあがり。

シリアルといえば朝食にミルクをかけて食べることが多いですが、実はアレンジ方法がたくさん。複数の種類を混ぜたり、日によってトッピングや調理法を変えれば、飽きずにバランスよく栄養をとることができます。田中さんにおすすめの食べ方を紹介してもらいました。

■雑穀アドバイザー・田中雅子さんのおすすめシリアルレシピ

・シリアル+ホットミルク
冷え症になりやすい女性は、体を冷やしすぎないようにしたいところ。たまにはホットミルクでいただきましょう。

・シリアル+生のフルーツ+ヨーグルト
シリアルはビタミンB類を豊富に含みますが、ビタミンCは少なめ。生のフルーツと組み合わせることで、バランスがよくなります。

・シリアル+コーンスープ
たっぷりのシリアルをコーンスープに入れれば、食べ応えのあるおかゆ風に。遅く帰った日の夜ごはんにもぴったりです。

・シリアル+サラダ
シリアルをクルトン代わりに入れて食べると食感が良く、満足感もアップ。

「シリアルの原料となるオート麦や雑穀には、現代人に不足しがちな亜鉛・鉄などのミネラルや食物繊維が豊富に含まれています。お通じがよくなり、腸内に残っている不要物質が便として排出されるため、お肌や髪を美しくするデトックス作用が期待できます」と、田中さん。ヘルシーに食べて体の内側からキレイを目指しましょう。

(取材協力:田中雅子、文:北乃ユキ)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.09)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年03月29日に公開されたものです

田中雅子

日本雑穀協会認定・雑穀クリエーター・雑穀アドバイザー(認定番号 第A10031号)、食育アドバイザー(認定番号 SA0008)、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。自宅で料理教室を主宰し、雑穀をはじめ食生活を豊かにするレシピを提案。渋谷【ベターホーム協会】食文化セミナー講師・玉川高島屋S・C【玉川テラス】セミナー講師、幼稚園や小学校の保護者向けの講演やその他調理実習会での講師も務め食育活動にも取り組んでいる。また、雑誌へのレシピ提供、企業との共同商品開発等、幅広く活動。http://m-kitchen.net/

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