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旧万世橋駅遺構と一体化した新商業施設『マーチエキュート神田万世橋』開業 9月14日

1912階段

東日本旅客鉄道株式会社、株式会社 JR 東日本ステーションリテイリングと公益財団法人東日本鉄道文化財団は、旧万世橋駅遺構を再生するための再開発を進めてきた。この度、遺構と一体化した商業施設『マーチエキュート神田万世橋』を2013年9月14日(土)に開業する。営業時間は物販11:00~21:00(日祝20:00)、飲食・カフェは11:00~23:00(日祝 21:00)、定休日は不定休。

※haluta 閉店時間は物販営業時間に準ずる
※遺構階段・オープンデッキは、飲食・カフェ営業時間より30分早く終了

往時の万世橋駅と神田界隈は、文化人から大衆までが集い交流し、これからの日本の在り方を自由に議論する場だった。神田界隈に根付く文化性・大衆性・馴染みやすさは、人々が垣根を越えて分け隔てなく語らい、交流することで醸成されてきた。あらゆるものを柔軟に受け入れる「器量」とそれをアレンジして自己昇華する「器用さ」を持ち合わせる神田の DNA。現代のニッポンの楽しみ方を知る知的好奇心に溢れたオトナたちが繋がる、日本の「文化・情報・知・技術」を捉え直し、最新、最旬の価値を発信する場としての【万世橋駅サロン】を形成する。

旧万世橋駅ホームへと上がる階段や、交通博物館時代の名残をはじめ、歴史的価値のある遺構を随所に見る事ができる。また、遺構の魅力を活かした『マーチエキュート神田万世橋』には、「万世橋駅サロン」を開発コンセプトに掲げ、この空間に訪れる人々の知的好奇心を掻き立てるような、 趣味性、嗜好性の高い常設ショップと期間限定ショップの計11ショップが集う。 様々なフィールドの文化人の知に支えられ誕生する『マーチエキュート神田万世橋』。往時に栄えたサロンのように文化・情報・知・技術が集積され、それらの価値を発信する場を提供すると伝えている。

歴史的価値ある遺構の再生と歴史展示

旧万世橋駅開業時からある「1912階段」や、後に設けられた「1935階段」をはじめとする遺構を公開する。また、万世橋駅から交通博物館、そして現在に至るまでのこの地の歴史も映像で見る事ができる。

展望デッキとアートが香るカフェ“2013プラットホーム”

旧万世橋駅時代のプラットホームを整備し、展望デッキを設けた“2013プラットホーム”では、通過する中央線を間近に体感できるとともに、千代田区文化芸術プランの重点プロジェクトとして始まったアートセンター「3331 Arts Chiyoda」の企画に携わった一般社団法人非営利芸術活動団体コマンド Nがプロデュースするカフェ&和酒「N3331」をオープンする。国内外のアーティスト、地域の人々とコラボレートしてきたコマンド N だが、初のカフェ業態のショップ運営を通して、「食」を起点としたコミュニティアートの拠点づくりをしていくという。

回廊を想起する“ノースコリドー”エリアではカフェ、インテリアショップを展開

神田川に面し、施設内のアーチ空間の連続が回廊をイメージさせ、来館者の回遊を誘う“ノースコリドー”エリア では、東神田から食を通じて山形の魅力を発信しているカフェ「フクモリ」など、飲食と雑貨等が融合する2ショップを展開。

新旧の融合を感じさせる“サウスコリドー”エリアには、路面店のように7ショップが揃う

隣接する現代的ビルの新しさと対照的に、遺構のレンガアーチが通りに一列に並び、新旧の融合を感じる南 側の“サウスコリドー”エリアには、神田のワイン居酒屋による物販店初出店のワインショップ「VINOSITY domi (ヴィノシティ ドミ)」など趣味性、嗜好性の高い7ショップが揃う。

変化が楽しめるイベントスペースを設置

ノースコリドーのイベントスペース「佇マイ(タタズマイ)」では、日本の機能美や遊びごころにフォーカスした様々なショップを期間限定で紹介する。第一弾としては、“新旧のモノづくり”をテーマに、台東区でファッション・デザインの創業支援を行う「台東デザイナーズビレッジ」と、東東京エリアで100年近くモノづくりに取組んできた老舗メーカーが出店する。

“まちとのコトづくり”を展開

周辺エリア活性型商業施設として、『マーチエキュート神田万世橋』は様々な“まちとのコトづくり”を展開。施設の中心区画では、万世橋駅や中央線、そして神田須田町界隈の土地の変遷に関する展示のほか、 周辺地域に関連した“NIPPON カルチャー”グッズなどを販売する「LIBRARY」を開設する。
開業を盛り上げるオープニングイベント
開業日当日にはオープニングイベントも行う。今後も、街歩き企画やワークショップなどの取組みを通じ、 万世橋とその周辺エリアの魅力や、世界に誇れる日本の文化を発信していくと伝えている。

※この記事は2013年08月21日に公開されたものです

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