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現代人は生理の回数が激増! 子宮環境がアブナイって本当?

妊娠・出産というと、まだ遠い先の話かもしれませんが、産む産まないに関係なく「産むのに必要なカラダ」について知っておいて損はないはず! “そのとき”が来たら、はたして自分は産めるカラダなの? そもそも、妊娠・出産ってどういうもの? 自覚症状がないまま進むカラダの異常って!? 知らないことだらけの「いつかそのとき」のために、ぜひ女子のみなさんに見ていただければと思います。

妊娠には、健康な卵巣と子宮が欠かせません。でも、20代前半の若いうちから多くの子どもを産むのが当たり前だった時代と比べて、初産の平均年齢が30代を超えたいま、いざ妊娠したいときに卵巣と子宮に問題が見つかるというケースが増えています。それが不妊につながる場合もあるのですから、ちょっと怖い。

そこでこれから数回にわたって、現代女性の子宮環境が悪化している理由とケアを考えます。まず今回は、私たちの子宮環境が悪化している原因を、こころとからだの元氣プラザの婦人科医・永田順子先生に聞きました。

現代人が経験する生理の回数が、激増中!

私たち女性のカラダは、妊娠から出産を経て授乳期までの大体1~2年程度は生理が止まります。昔の女性はたくさん子どもを産みましたから、たとえば5~6人産めば7~8年は生理がない期間があったものでした。しかし現代では初潮の時期は早まり、産む人数もグッと減りました。その結果、生理の回数は一生のうち100回以上は増えているのだとか。

「1カ月に1回子宮や卵巣は妊娠の準備をして、妊娠しなければ生理を起こさせ、すぐにまた次の妊娠の準備をはじめるということを繰り返しています。しかし生理の回数がこれほどまでに多いと、子宮内膜症や子宮筋腫などホルモン依存性の婦人科系疾患を起こすリスクも高まります」(永田先生)とのこと。

2.【生理の血が逆流するリスクとは?】

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