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給与天引きだけじゃない! ストレスなく貯め女になれる貯蓄テク

恋愛、転職、結婚、出産……、さまざまなライフイベントに、マネーの悩みはつきもの。なかなか人には相談しにくいお金とライフプランのお悩みを、編集部が読者に代わり、FP花輪陽子さんにガチンコ相談!

「いい人がいたら結婚したい」と思う反面、シングル生活を満喫もしているありえるさん。婚活に取り組むなら早々にスタートしたほうがよさそう。逆にこれからも“おひとりさま”を続けることを選択するとしたら、どのようなマネープランが考えられるのでしょうか。FP花輪陽子さんに聞いてみました。(取材・文/島影真奈美)
※ありえるさん前編はこちら

  • 社会人になったころにはじめたという、茶道(裏千家)。月に2~3回、先生の自宅でおけいこをしている。着物を着るのもまた楽しみだとか。

花輪陽子(以下、花輪) 結婚している人は、パートナーや子どもに将来、サポートしてもらえることもありますが、“おひとりさま”は文字通り、自分でしっかり備えておく必要があります。

編集部 結婚する場合と、シングル生活を続ける場合とでは将来のマネープランは大きく変わってくるのでしょうか。

編集部 ありえるさんも老後の資産計算をしてみたそうです。「8,000~9,000万円必要と言われて、気が遠くなった」のだとか。

花輪 退職後30年間、月間25万円、年間300万円使うと仮定すると、確かに約9,000万円必要になります。ただ、ありえるさんの場合、正社員として働いており、厚生年金が現状ベースで月16~17万円はもらえそうですので、すべてを貯金でまかなわなくても大丈夫。ただ、年金だけで今の生活を維持するのは難しそうです。

編集部 いくらぐらい貯める必要があるのでしょうか……。

花輪 今のままの生活を続けたいなら、3,000万円ぐらいは貯めておきたいですね。現在のありえるさんの生活費は約32万円。共働きカップルと同じぐらいの金額をひとりで使っています。将来的に、介護や体調面の問題などで、急に仕事を続けられなくなることも。できれば、今のうちにもう少し家計をボリュームダウンしたほうが、将来やりくりしやすくなりますよ。

編集部 もし家計費を見直すとしたら、どの項目から手をつければよいですか?

花輪 現在、11万6,000円払っている住居費を8万円ぐらいに抑えて、浮いた分を貯蓄に回せるといいですね。それだけでも、月36,000円の増額になります。

編集部 ありえるさんはこれまで、給与天引きのみで貯蓄してきたけれど、もし、それなりに拘束力があり、あまりストレスにならない貯蓄方法があれば、試してみたいという思いもあるようですが……。

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