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【医師監修】妊婦におすすめできる葉酸サプリ「5つの条件」

【医師監修】妊婦におすすめできる葉酸サプリ「5つの条件」

妊婦さんと赤ちゃんの健康に欠かせない葉酸は、サプリで手軽に摂取できます。今回は、そんな葉酸サプリの中で自信を持っておすすめできる5つの条件をご紹介します。


この記事の監修の先生
NPO法人日本健康食品科学アカデミー 滝浪 周先生
東京農工大学農学部卒業後、健康食品会社に入社し、研究開発部部長を歴任。その後、株式会社アグリカを設立し、現在、健康食品の卸売りをするかたわら、食と健康などに関する講演を全国で展開中。
http://jhsa.or.jp/

おすすめできる葉酸サプリの条件

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はじめに、妊娠前後における葉酸の働きと、食事だけの摂取が難しい理由を確認しましょう。

葉酸にはどんな働きがあるの?

胎児に「二分脊椎」(神経管閉鎖障害)が起こる可能性を低減する働きがあります。これは生まれつき脊椎の一部が形成されない状態で運動麻痺や感覚麻痺などの症状を引き起こします。妊娠前から葉酸サプリメントを十分に内服すると、発生リスクを低減できるといわれています。

さらに、葉酸には造血作用(赤血球を作り出す働き)があり、妊婦貧血(妊娠中の貧血症状)の予防にも役立ちます。このように、葉酸には妊婦さんとおなかの中の赤ちゃんの健康をダブルで守る働きがあるのです。

食事だけでは摂取できないの?

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において、これから妊娠しようと考えていたり、あるいは妊娠したかもしれないと言う女性に対しては「強化食品やサプリメントでの葉酸摂取」が推奨されています。実は妊娠前後の女性の中で、妊娠前のタイミングにあたる女性が、最も多く葉酸を摂取する必要があるのです。

なお妊娠中の女性については、強化食品やサプリメントを利用すべきと言う推奨はありません。ただし、妊婦さんは非妊娠時の女性の2倍もの葉酸をとらなければならないため、食欲や体調に応じてサプリメントを利用することが現実的と考えられます。

「葉酸サプリならなんでもいい」はNG

妊娠前後に飲む葉酸サプリメントは、妊婦さんと赤ちゃんの健康を守るものです。したがって、それぞれの製品を比較せずなんとなく購入してしまう事はお勧めできません。安心して飲むことができる葉酸サプリメントには、いくつかの条件がありますので、これからご紹介していきます。

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【医師監修】ママになる人の葉酸マニュアル<妊娠前>

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条件① 天然由来のモノグルタミン酸が配合されていること

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普通の食べ物から摂取する葉酸は、体で利用される割合(生体利用効率)があまり良くないのが難点。摂取した葉酸のうちの半分程度しか利用されません。これだと、葉酸たっぷりの食材を食べても不足してしまう心配がありますよね。

そこで、サプリメントに配合されている葉酸は、成分が調整されています。このように成分が調整された葉酸を「モノグルタミン酸」(*プテロイルモノグルタミン酸とも呼ばれる)といいます。

葉酸には2つの「型」があります

普通の食べ物に含まれている葉酸は「ポリグルタミン酸」(*プテロイルポリグルタミン酸とも呼ばれる)は、摂取した量の半分しか利用されません。一方、成分が調整された葉酸「モノグルタミン酸」ならば、体内で85パーセントも利用されます。この性質によって、葉酸を特にたくさんとらなければならない妊娠前の女性にとって、葉酸サプリメントは大きな助けとなります。

このように、葉酸には2つの型がありますが、モノグルタミン酸(成分が調整された葉酸)の中にも2つの種類があります。それは「天然由来のモノグルタミン酸」と「化学物質由来のモノグルタミン酸」です。

「天然由来のモノグルタミン酸」は、食物から抽出した葉酸を調整して、吸収の良いモノグルタミン酸にしていますから、安全性も高いと考えられています。

しかし「化学物質由来のモノグルタミン酸」は、石油などの化学物質から作った葉酸なので、胎児に何らかの悪影響があるのではないか、と言う説もあります。

まだまだ詳細な研究が待たれますが「天然由来のモノグルタミン酸が使われた葉酸サプリメント」を選べば心配は少ないでしょう。

条件②妊娠前・妊娠中それぞれの「推奨摂取量」が摂れること

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せっかく葉酸サプリメントを購入しても、推奨摂取量がとれなければ意味がありません。
葉酸の推奨摂取量は妊娠の各時期によって異なりますので、葉酸の配合量に応じて製品を使い分ける方法もあります。

葉酸の推奨摂取量とは?

妊娠していない一般的な女性(18歳以上)の場合、1日に摂ると良いとされる葉酸の推奨摂取量は240マイクログラム。つまり0.24ミリグラムです。

一方妊婦さんは、この倍量である480マイクログラムの摂取が推奨されています。食事だけでこの量の葉酸を取ろうと考えた場合、葉酸を含む食べ物を多く口にする必要が出てきますが、そのような食材を毎日揃えるのはかなり大変なことでしょう。そこで補い切れない分は無理をしないで、サプリメントを利用すると良いかと思います。

妊娠前・妊娠中それぞれの「推奨摂取量」は異なる

なお妊娠前の女性(妊娠計画中の女性や妊娠可能性がある女性)については、サプリメント(または強化食品)の形で400マイクログラムの葉酸を摂取することが推奨されています。これは、食事で摂取する分の葉酸(240マイクログラム)とは別に摂取することが望まれる、と言う意味です。つまり、1日で合計640マイクログラムの葉酸を摂取するとよい、ということになります。

このように、妊娠前と妊娠中では葉酸の推奨摂取量が異なると言う事は、意識しておくと良いでしょう。

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条件③できる限り添加物フリーであること

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「添加物は体に毒で完全に悪いもの」…そんなイメージがあるかもしれませんが、実際にはカビを防いだり、安全な食品の保存を可能にしたりなど良い面もあります。食品添加物が体に与える悪影響については、明確に証明されているわけでは無い為、極度に恐れたり神経質になる必要はありません。

あくまでも「悪影響が出る可能性もある」という観点から、より安全性を期すと言う姿勢が重要です。普段の状態で、適量摂取している分には食品添加物もあまり問題はないといえますが、妊娠期間中は妊婦・胎児の両方の健康を考えて、できるだけ控えることに越したことはありません。

条件④ビタミンBが一緒に摂れること

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こちらは葉酸サプリの選び方として必須ではありませんが、日頃ビタミンB群がきっちり取れていない方ならばぜひとも検討していただきたい条件です。ビタミンB群と葉酸というように、厚生労働省が推奨する葉酸の量、400μgを守った上で摂取するのがよいでしょう。

葉酸もビタミンBの一種

ビタミンB群には8つの種類がありますが、その中の1つが葉酸です。葉酸をはじめとするビタミンB群はすべて水溶性のビタミンで、使用されなかった分については尿等で排出されます。また、サプリメントを大量に服用すると、過剰摂取による弊害が起きる可能性があるため、適量を飲むことが重要です。

「ビタミンB群」は互いに協力して働く

さてビタミンB群の大きな特徴としては、8種のビタミンがそれぞれが互いに連携しあって働くと言うことです。例えば、葉酸はビタミンB12と共に働き、貧血予防に効果をもたらします。これは、葉酸とビタミンB12がともに赤血球の生成をサポートするからです。

このほかにも、ビタミンBをしっかりと摂取しておけば、成長促進や疲労回復、エネルギー生成、皮膚や粘膜の健やかさのキープといった、多くの恩恵を受けることが可能です。

条件⑤信頼できる品質の製品であること

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原料や食品添加物以外に、製品の管理体制も気になるポイントです。一定の基準を満たした管理体制・チェック体制ならば、信頼に値する製品と言えるでしょう。

品質管理体制は大丈夫?

サプリメントは健康食品の仲間であり、医薬品ほど厳しい品質管理は義務付けられてはいません。ある意味では、各メーカーごとに独自の品質管理基準を設けているわけです。

そんな中で「GMP認定」を受けた工場で製造されているサプリメントは、一定以上の品質管理基準をクリアしていると考えられます。「GMP」は第三者機関によって審査・認定されますので、製品の安全性や品質の安定性という点において、選ぶべき1つの目安となります。

放射能チェック済みの商品もある

東日本大震災以降、やはり食品の安全性は気になるところです。葉酸サプリメントでは国産原料を使用した製品がありますので、きちんと放射能チェック済みだと安心です。

【医師監修】ママになる人の葉酸マニュアル<妊娠前>

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妊娠中の葉酸摂取は、胎児の発育と、母体の貧血予防に役立ちます。ママになる人必見の「葉酸の知識」を紹介していきます。

まとめ

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葉酸は、赤ちゃんの健やかな成長を促すことから「赤ちゃんのビタミン」とも呼ばれるほどです。

妊娠前から妊娠初期にかけては、特に摂取量を多くすることが望まれますので、選び抜いた最高の葉酸サプリを飲むようにしてください。やはり、赤ちゃんにとっての安全安心を考えることが、葉酸サプリ選びの基本となります。

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