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2021年01月19日 16:40 更新

【〇×形式で考える】話し合いのルール、どっちが正解?『不機嫌な妻 無関心な夫』Vol.5

「夫・妻にイライラする」「家事・育児は自分ばかり」と感じている人、必見! 50万部超えの人気シリーズ『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ともにディスカヴァー)の著者である五百田達成さんの最新書籍から、夫婦のコミュニケーション不全を解決するヒントを、短期集中連載でご紹介します!

今回のお題:話し合いのルール

「そろそろ車買い替えようか」
「えー、次はカーシェアでいいよ」

「学校はあの私立に行かせようよ」
「いや、近くの公立のほうがいいって」

「もっと自然に囲まれたところに引っ越したいなあ」
「そう? 私は都会で暮らしたいけど」

夫婦の話し合いのなかには、このような、平行線を辿りそうなテーマが議題になることもあります。ふたりなので多数決というわけにもいかず、両者とも一歩も譲らなければ、話し合いの出口はなかなか見えてきません。

「話し合い」「すり合わせ」は大事ですが、議論が行き詰まったらどうすればいいでしょうか?

そういうときは無理に白黒つけようとするのではなく、いったん話し合いを中断し、時間と場所を改めるのがおすすめです。
それも「また今度にしよう」などとあいまいに延期するのではなく、「じゃあ、明日の夜、8時からまた話そう」などと、具体的にリスケします。

あるいは「場所」を変えるのも効果的。
近所のカフェやファミレスなどへ、その話をするためだけにわざわざ行き、会議を開くのです。職場が近ければ、平日のランチの時間に待ち合わせて話すのもいいでしょう。

というのも、家の中は話し合いを妨げる要素が意外と多いのです。小さな子どもがいればそもそもゆっくり話もできないでしょうし、宅配便の荷物が届いたり、テレビの音がうるさかったりと、邪魔が絶えません。

もちろん、家事や仕事をしながら会話をするのもよくありません。話している側からすると「ないがしろにされてる感」が強く不満です。本気で話し合いをしようとするなら、「片手間」はNG。わざわざ「カフェ会議」を開くのは、ちょっとコストがかかりますが、それに見合うだけのリターンはあります。

議論は内容よりコンディションに左右される

夫婦の話し合いがどうもうまくいかない理由として、「お互いのコンディションが万全でない」も考えられます。どちらかが疲れている、睡眠不足、体調が悪いなどの場合は日を改めるべき。

さらに言えば、基本的な話し合いのマナーを守るのも大事です。最も気をつけたいのは、大声を出さないことでしょう。意見が合わないと、ついヒートアップし大声を出してしまう人がいますが、これは「話し合うつもりがないです」と言っているようなもの。

もし相手が怒鳴ってきた場合、「ちょっと大きな声出さないでよ」と応戦するのは得策ではありません。「は?出してないよ、普通だよ」とさらにヒートアップしてしまう可能性があります。べろべろに酔っ払っている人もそうですが、大声を出している本人はそのことに意外と気づいていないのです。

ここはあえて小声で静かに「うん、それもわかるんだけどね」と会話を進めましょう。そうすれば相手もつられて「そ、そうだろう?」と声を小さくします。

ポイント



話し合いは万全のコンディションで

書籍『不機嫌な妻 無関心な夫』について

不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方
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「夫婦間がなんとなくギスギスしている」、「話すことは子どものことばかり」など、夫婦間のコミュニケーションについてのお悩みを解決する1冊。夫婦の会話で気を付けたい50のルールを、○×形式で、わかりやすく紹介しています。書籍のなかでは、

●基本のルール
●家事・育児の分担
●時間とお金の使い方
●日常生活の過ごし方

の4項目の会話についてまとめています。

(文:五百田達成『不機嫌な妻 無関心な夫』(ディスカヴァー)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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