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2021年01月02日 20:00 更新

【〇×形式で考える】頼み方、どっちが正解?『不機嫌な妻 無関心な夫』Vol.2

「夫・妻にイライラする」「家事・育児は自分ばかり」と感じている人、必見! 50万部超えの人気シリーズ、『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ともにディスカヴァー)の著者である五百田達成さんの最新書籍から、夫婦のコミュニケーション不全を解決するヒントを短期集中連載でご紹介します!

今回のお題:頼む

頼む 夫婦の問題
「牛乳買ってきて」「醤油取って」

多くの人が、夫や妻になんの気になしに言ってしまっているはず。でも常識ある大人同士の会話なら、次のように言うのが正解です。

「牛乳買ってきてくれる?」「醤油取ってくれる?」

コミュニケーションをまろやかにしたいとき、よい働きをしてくれるのが疑問形です。夫婦間で何かを頼むときは、命令形は避けて疑問形にしてみましょう。

夫婦によっては役割分担がきちんとされていて、妻か夫のどちらかがやると決まっているかもしれません。だとしても夫婦間で「相手がやってくれて当たり前のこと」なんて一つもないのです。 むしろ相手が何かをしてくれたら「やってもらっちゃってすまないねえ」と罪悪感を抱く、「借り」を感じるくらいがちょうどいいのです。

「してくれた」と言う。「してあげた」と思わない

そうやって相手の提供するサービスを当然と思わなければ、たとえば「このシャツ、洗った?」は「このシャツ、洗ってくれた?」と言えるようにもなるでしょう。「くれた」というたった3文字を足すだけで、そこに相手への感謝の気持ちが付け加わるのです。

ちなみに、もう少し上級の疑問形テクニックもあります。
たとえば、相手にそろそろお風呂に入ってもらいたいのに、スマホやテレビに夢中になっていてその気配がまるでないとき。「早くお風呂に入ってよ!」ではなく、「お風呂に入っちゃってくれる?」のほうがベターです。

さて、相手がしてくれたことを「当然と思わない」のが重要である反面、自分が何かしたときに「してあげた」と思うのはNG。

「俺が皿を洗ってあげた」「私が料理を作ってあげた」などと恩着せがましく思うと、「これだけしてあげたのに、なんであなたは何もしないの?」という気持ちが芽生えてしまいます。

簡単ではないことは百も承知ですが、夫婦間では何かにつけて「してくれた」と言い、「してあげた」とは言わないことが大事。依存・甘えはそういうところからスタートするのです。

ポイント



疑問形を使うとまろやかになる

書籍『不機嫌な妻 無関心な夫』について

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●基本のルール
●家事・育児の分担
●時間とお金の使い方
●日常生活の過ごし方

の4項目の会話についてまとめています。

(文:五百田達成『不機嫌な妻 無関心な夫』(ディスカヴァー)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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