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2020年12月07日 17:37 更新

【イマドキ夫婦の家事・育児に関する調査】ズレ家事・ズレ育児を感じる夫婦は約6割

ピジョンが運営する「ピジョン 育児イマLABO」はこのほど、子育て中の共働き夫婦である全国の20~40代男女を対象に「イマドキ夫婦の家事・育児に関する調査」を行いました。その結果、夫婦間の家事・育児分担に対しては約8割が満足しているものの、家事・育児に対する認識のズレを感じる人が約6割いることがわかりました。

現状の家事・育児の分担には8割以上が満足している!?

夫婦の家事分担の仕方を、どちらかがメインで行いサポートする「シュフ型」とそれぞれの担当を分担する「シェア型」のふたつに分けてみました。その結果、家事の分担については「シュフ型」が約8割(78.1%)、「シェア型」が約2割(21.0%)。育児についても「シュフ型」が約8割 (81.7%)、「シェア型」が約2割(18.3%)という結果になりました。

さらに「夫婦間での家事・育児の分担に満足していますか」と質問したところ、家事については約8割(83.3%)、育児についても約8割(81.0%)の人が満足していると回答しています。

夫婦ともにパートナーの家事・育児の貢献度は高いと感じている!?

次に「あなたのパートナーは、家事・育児にどのくらい関わっていると思いますか」という質問をしたところ、夫が思う妻の家事・育児に対しての貢献度はともに約95%(家事:94.5%、育児:95%)という高い数字になったのに対して、妻が思う夫の家事・育児に対しての貢献度は、家事約7割(68.5%)、育児約8割(79%)とやや低い数字になりましたが、ともに貢献度は高いと感じています。

パートナーに対する家事・育児の満足度はともに約8割以上!?

パートナーが行う家事・育児に対しての満足度についても質問しました。すると、家事の満足度は80.3%、育児に対しての満足度は82.5%で、パートナーの家事や育児に対する満足度は高いという結果になりました。

家事分担の仕方で比べてみると、「シュフ型」の家事・育児の満足度はともに約8割(家事:76.2%、育児79.8%)に対して、「シェア型」の家事・育児の満足度はともに9割を越える(家事:94.1%、育児92.9%)高い数字になりました。

でも、家事・育児に対する認識には「ズレ」があることも明らかに

どこまでがひとつの家事・育児と捉えているかに関しては、パートナーとの「ズレ」を感じている人も。「1つの家事・育児に対して、前後工程のタスクで認識のズレを感じたことがありますか?」と質問したところ、家事のズレを感じたことがある人は63.6%、育児のズレを感じたことがある人は60.8%ということがわかりました。

具体的には、上記のような結果ですが、「食後、食器を洗うだけでなく、テーブルまで拭いてほしい。」、「お風呂を洗うだけなら誰でもできる。脱がせるところからスキンケアをして着替えさせてほしい」という声も聞こえてきました。

約6割がフォロー家事・フォロー育児を経験している

家事・育児の認識のズレを感じた場合に、それを補うフォローをしている人も多くいることがわかりました。「あなたはパートナーがおこなう家事・育児に対して、前後工程のタスクで認識のズレを感じ、なんらかのフォローをすることがありますか?」という質問に対して、家事のフォローをしたことがある人は65.7%、育児のフォローをしたことがある人は59.6%という回答でした。

1日にどれくらいフォローしているかも質問したところ、1日あたり家事が平均2.8個、育児が平均3.5個ということもわかりました。

家事・育児の認識のズレはどうやって解消している?

家事・育児の認識のズレをどのようにして解消しているのについて、「あなたは、パートナーと家事・育児に関してコミュニケーションが十分にできていると感じますか?」という質問をしたところ、家事・育児ともに約8割(家事:76.5%、育児:77.6%)ができていると回答。

また、家事・育児に対して認識のズレを感じている人と、いない人に、夫婦間の1日当たりの会話時間を質問したところ、認識のズレを感じていない夫婦は、ズレを感じる夫婦よりも平均30分会話の時間が多いこともわかりました。

家事・育児に対して認識のズレを感じていない人に、ズレを感じないように気を付けていることを聞いたところ、家事・育児ともに1位は「相手の家事・育児に完璧を求めない」(家事:51.7%、育児:49.4%)でした。家事の2位は「相手の家事・育児のやり方を尊重する」(46.0%)で、育児の2位は「家事・育児に関するコミュニケーションを増やす」(40.2%)という結果でした。

お互いの貢献度が高くなってきたからこそ見えてきた家事・育児のズレ

調査結果から、8割以上の夫婦が、現状の家事・育児分担に満足しており、妻が思う、夫の家事・育児貢献度も高い割合になっていることから、パパの家事・育児に対するかかわり方にもポジティブな変化が出てきていると言えます。夫婦で行うチーム育児という形に進化している現状において、次の課題となるのが家事・育児に対する認識のズレと言えそうです。

イマドキ夫婦の「ズレ家事・ズレ育児」を徹底調査!オンラインイベント開催!

ピジョン育児イマLABOでは、2020年12月13日11時より、『家事ジャーナリストとイマドキママ・パパで語る「ズレ家事・ズレ育児」徹底調査イベント』と題し、オンラインイベントを開催します。

開催日時:2020年12月13日(日)11:00 - 12:30(予定)
参加費 :無料
開催場所:YouTubeライブ配信
内容  :
・イマドキ夫婦の家事・育児実態調査を大発表!
・イマドキ夫婦の『ズレ家事・ズレ育児』とは・・・?
・教えて!あなたのご家庭の『ズレ家事・ズレ育児』
・より良いイマドキ夫婦のカタチにするために、できることって?
応募URL:https://pigeon.info/class/lesson-1997dee1.html
応募締切:2020年12月10日

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査時期:2020年11月
調査対象:全国の1歳未満の子どもを持つ共働き20〜40代夫婦 、計400名(男性200名/女性200名)
『ピジョン 育児イマLABO調べ』

ピジョン
https://www.pigeon.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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