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2021年02月18日 15:20 更新

生乾き臭を防ぎたい! 解決するテクニックと我が家に付けた設備【実例】

みなさんは、洗濯物やふきんの生乾き臭に悩まされたことがありませんか? 実はあの生乾き臭、洗濯物に残った「汚れ」が原因なんです。今回は我が家でしている生乾き臭対策をご紹介したいと思います。

こんにちは、整理収納アドバイザーFujinaoです。

湿度が高い季節や部屋干しが続くと、気になるのが「生乾き臭」。
キッチンのふきんや、毎日着ている衣類や肌着から漂う、何とも言えない、いや~な臭い。
ふきんや洋服を捨てちゃいたいくらい、不快な臭いですよね。

Lazy dummy

生乾き臭の原因と、効果的な対策は?

実はあのいや~な臭いは、洗濯物についた皮脂汚れをモラクセラ菌が食べて出す"フン"の臭い。

モラクセラ菌というのは、どこにでもいる常在菌。
ですので生乾き臭を防ぐには、洗濯物についた皮脂汚れをしっかりと落とすことが大切なのです。

ではまず、ふきんについた汚れをしっかりと落とす方法をご紹介いたしますね。

Lazy dummy

【ふきんの生乾き臭解決】用意する道具はこの3つ!

キッチンで使うふきん。
このふきんに、卵や魚、肉などタンパク質の汚れがついてしまったりすると、モラクセラ菌が活発に活動し始めます。
嫌な臭いをスッキリと取るために用意したい道具は3つ!

・洗濯洗剤
・酸素系漂白剤
・お湯

生乾き臭を防ぐアイテム

酸素系漂白剤は、色柄物などにも安心して使える漂白剤です。

洗濯には酸素系漂白剤がおすすめ

洗濯などに使うのなら、洗浄能力が高い粉状のタイプがおすすめ。
これを洗濯洗剤と一緒に入れると、さらに洗浄能力が高くなり、モラクセラ菌のえさとなる汚れがとても落ちやすくなるんです!

まずは容器に酸素系漂白剤と洗濯洗剤、そして熱湯を入れましょう。

酸素系漂白剤、洗濯洗剤、お湯

そこに臭いが気になるふきんを投入します。

ふきんの除菌

あとは3分ほどつけ置きして、手洗いしながら洗剤を洗い流せば終了です。
手荒れ予防のため、にゴム手袋をつけて作業しましょう。
汚れがしっかりと落ちて、臭いも消えているはずです。

毎日のお洗濯にもこの原理を応用!

モラクセラ菌が活発に活動するには、皮脂などの汚れが必要。
そしてモラクセラ菌は熱に弱い……。

ですので洗剤とお湯でしっかりとふきんの汚れを洗い流すこと、そして熱湯で除菌することで嫌な臭いを撃退することができました。

ちなみにこの原理は、日々のお洗濯にも応用できます。
茶碗洗いのときにお湯の方が油汚れが落ちやすいように、皮脂汚れもお湯の方が落ちやすいのです。
使うお湯の温度は40℃前後。
あまり冷たくても効果が薄いですし、熱すぎると洗濯機や生地を痛めてしまいます。

では、どうやって温水で洗濯をするのでしょうか?

洗濯機に洗面台からお湯を入れる

我が家の賃貸時代の写真です。
洗濯機の給水が水のみだったため、洗濯機横にある洗面台から蛇口を伸ばし、お湯を溜めて温水で洗濯をしていました。
すすぎは真水になってしまいますが、最初にお湯で洗うだけでも皮脂汚れがスッキリと落ちます。

追加設備で解決! お湯での洗濯

賃貸時代に洗面所からお湯を引いていた経験を生かし、新居を構えるときには洗濯機にお湯を給水できるように設計してもらいました。今では一年中、お湯を使って洗濯をしています。

お風呂やキッチンの設定と同じ温度のお湯が出る仕様ですので、気温が暑くてお湯の設定温度を低くする夏場は、お湯のみ蛇口を開栓。
気温が寒くなってお湯の設定温度を高くする時期には、高温すぎて洗濯機や衣類が傷まないように少し水も混ぜて調整しています。

洗濯機の給水部分。お湯も使える仕様に変更してもらった。

もちろん、洗濯をするときにはお湯を使うだけではなく、洗濯洗剤、そして酸素系漂白剤(粉)も併用して使っています。この対策で、日々の洗濯で汚れがスッキリと落ちるので生乾き臭に悩むことがなくなりました!

もしこれからお家を建てる方がいらっしゃれば、洗濯機でもお湯が使えるように設計してもらうことをおすすめします。

洗面所の蛇口が届かない! というときには……

もしも、洗面所の蛇口が洗濯機まで届かない、さらに給水も水しか出ない……というときに、おすすめの方法がひとつあります。それは、コインランドリーの乾燥機能を使うことです。

コインランドリーの乾燥は洗濯物がかなり高温になりますので、モラクセラ菌が死滅します。
毎日行くのは面倒ですが「ちょっと臭いが気になってきたな」というタイミングでコインランドリーに持ち込むのもひとつの手ですね!

まとめ

いかがでしたか?
今回の記事が、洗濯の生乾き臭について悩んでいる方の参考になれば幸いです。
整理収納アドバイザーFujinaoでした。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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