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【医師監修】毎日がイイ? 赤ちゃんのお風呂の入れ方・洗い方

【医師監修】毎日がイイ? 赤ちゃんのお風呂の入れ方・洗い方

体温の高い赤ちゃんは本当によく汗をかきます。特に暑い時期は、いつも以上に汗っかきです。毎日でもお風呂に入れたいと思いますが、デリケートな赤ちゃんの肌、毎日お風呂に入れても大丈夫? そんな疑問にお答えします。


この記事の監修ドクター
おひさまこどもクリニック 金髙太一先生
十条駅すぐ。小児科専門医。3児の父。感染症、アレルギーが得意です。HPも自信作です、ご覧下さい。
http://ohisamakodomo.com/

清潔が一番! 毎日お風呂に入れても大丈夫

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新陳代謝の良い赤ちゃんは、とにかく良く汗をかきます。あまり動かないので汚れていないと思いがちですが、肌と肌との重なる部分の腕や足・首回りなどは汗が溜まりやすいのです。

赤ちゃんの肌は荒れやすい

新生児(0歳~1歳未満)のお肌は、抵抗力がとても弱く肌荒れを起こしやすい時期でもあります。汗をかいた場所から汗疹や湿疹になりやすくなるので、毎日のお風呂はとても大事になります。

お風呂を入れる回数は、2回まで

毎日お風呂に入れて大丈夫と言っても、1日に何回も入れてはいけません。最低でも「2回まで」が赤ちゃんの肌にとってベストです。赤ちゃんの肌はとってもデリケート! 1日何回も石鹸でゴシゴシ洗っては、さすがにお肌も疲れてきます。もし、どうしても気になるなら3回目以降は「かけ湯」で洗ってあげましょう。お湯をかけるだけでもほとんどの汚れはとれます。せっけんやベビーソープは皮膚の脂を落として傷つきやすくしてしまう可能性もありますので、1日1回で十分でしょう。

お風呂を入れるタイミング 「昼と夕方」を目安に

朝起きた時にお風呂を入れるのもスッキリしてイイですが、一番は「お昼と夕方」頃がおススメ。お昼は行動も活発になり汗もかきやすくなります。お散歩から帰った後でもOK。気持ちよくお昼寝も出来ます。夕方は「お休みの1時間前」に入れるのもイイです。ただし授乳中は時間の感覚をあけてから、お風呂に入れるのがベスト。ミルクを上げてすぐのお風呂は、飲んだミルクや離乳食を戻してしまいやすくなります。

お風呂の時間を決めておくと「生活サイクル」も覚えてくるので、お昼寝の前や、お風呂に入ったらすぐ寝ちゃう子はミルクを飲んだ30分後に、などと時間を決めてあげましょう。お風呂の時間を決めてあげることで、育児もだいぶ楽になります。

正しい入浴法ってあるの? 赤ちゃんのお風呂の入れ方・洗い方

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毎日お風呂に入れるのは大事ですが、そのうえで押さえておきたい入れ方と洗い方があります。もし疑問を感じたら、まずは参考にしてみてください。

洗い過ぎは禁物! 乾燥肌の原因に

毎日お風呂に入れたくなる夏場ですが、洗い過ぎには要注意です。洗う度に石鹸を使ってしまうと「乾燥肌」になりやすくなります。石鹸の洗浄力で、必要なお肌の油分まで流してしまうとカサカサ肌の原因に。もちろん冬も同じで洗い過ぎないようにしましょう。石鹸カスも肌荒れの原因になります。しっかりと洗い流すようにしましょう。また固形石鹸はカスが残りやすいので、赤ちゃん用の液体(泡)の石鹸が良いでしょう。

温度は人肌よりぬるめで

お風呂を入れる時の温度は、大人が感じる「ちょうど良い」より、ぬるめがベスト。赤ちゃんは大人の体感温度より熱く感じたり冷たく感じたりします。湯温計があると温度調整が出来るので便利です。

お風呂の時間は手早く!

保温力がまだ弱い新生児は、入浴中でも体が冷めやすくなります。お湯もぬるま湯だと冷たくなるのが早いので、お風呂の時間はなるべく15分以内で手早く済ませましょう。あらかじめバスタオルやボディークリームなど準備して置くと、お風呂上りもスムーズになります。


沐浴剤を使う時のポイントと注意点

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赤ちゃんのお風呂グッズである「沐浴剤」。よく耳にするけどいまいち使い方も分からないし、どんなメリットがあるのか分からなくて手が出せないということも多いです。そこで「沐浴剤」を使う時のポイントと注意点をご紹介します。

ちょっとお風呂に入れたい時に便利!

沐浴剤の最大のポイントは「洗い流しが不要」というところです。沐浴に適性の量を入れて、赤ちゃんの肌を優しく撫でるように洗うだけ。石鹸のように洗い流さずそのままタオルで拭くだけでサッパリ! 赤ちゃんはお風呂が終わった後に、何かと汚してしまうことが多いので、少しだけ洗いたい時には重宝します。特に暑い季節など良く汗をかく時期にはおすすめです。

毎日のお風呂は意外と大変!

まだ慣れないうちの赤ちゃんの入浴は結構大変です。たとえ小さいと言っても片手で支えてお風呂に入れることは体力も使います。そんな時は、沐浴剤を活用してみてはいかがでしょうか?検診のお出かけ前や、育児でちょっとお疲れ気味の時などに使うのも良い方法です。毎日のことなので、赤ちゃんにも自分自身にも負担のかからない入浴法もおすすめです。

産後で体の調子が不安定な時期に

産後まだ傷も癒えていない時に、赤ちゃんをお風呂に入れるのは大変。座りながらの体勢で入浴させるので結構きつく感じてしまいます。その上、とても柔らかい赤ちゃんの体なので落とさないように神経も使いますね。

出産後すぐの赤ちゃんや生後1ヶ月ほどの時期なら、沐浴剤で入れてあげる方も多いようです。またどうしても座る体勢が辛い時は、ベビーバスをテーブルやシンクの中に置いて立った姿勢で入れるとお風呂に入れやすくなります。必ずしもお風呂場でと考えるより、自分自身が入れやすい方法でお風呂に入れてあげることが一番です。

便利な沐浴剤、使う時の注意点は?

「洗い流し不要」の便利な沐浴剤、でも石鹸と違い洗浄力が弱いのが難点です。汗のかきやすい首回りや手の平、顔・関節部分はやっぱり石鹸で洗うのがベスト。沐浴剤はあくまでもサポート的に使うことがおすすめです。また、赤ちゃんの肌質によっては肌荒れを引き起こしたりしますので、使い始めて異変を感じたら使用を中止しましょう。心配な場合は使う前に、小児科や産婦人科の先生に相談してみるのもいいかもしれません。

月齢ごとでお風呂の入れ方・洗い方は違う?

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新生児(0歳~生後3ヶ月)

生まれて間もない赤ちゃんは、まだ首が据わっていないので支えが必要ですね。新生児~3ヶ月なら、沐浴を使ってお風呂に入れてあげましょう。初めての入浴でまだ手の中でも落ち着かず不安な時は「バスネット」などを利用すると、落とす心配もなく赤ちゃんも安心です。

お風呂場にフックを付けて置けば使い終わった後、サッと掛けられるので風通しもバッチリです。体を洗う時は、柔らかいガーゼで拭き取るように洗ってあげましょう。お腹の部分にガーゼを掛けると保温効果にもなります。

3ヶ月~5ヶ月頃

3ヶ月も過ぎると、だいたい首も落ちついてきます。でも、まだまだ不安定なのでお風呂の中で滑ってしまうことも。バスチェアーや床に置けるバスマットを活用する方法もありますが、背中や向きを変える時に意外と大変です。体も冷めやすくなってしまうので、湯船の中が一番です。「バスネット」に寝かせて、首を手のひらで支えてあげると体の向きも変えやすいので試してみるといいかもしれません。

1歳~(タッチ・ハイハイ時期)

自分で立てるようになったら、一緒にお風呂に入ってみるのも良いですよ。そこで気をつけるポイントは、湯船の中で1人にしないこと! 万が一、滑ってしまうと、少ないお湯の量でも溺れることがあります。髪を洗う時でも、一度湯船から出してバスチェアーなどに座らせておくことで安全性が高まります。冬の寒い時期には、お風呂場の中に着替えを置く場所を作っておくと、暖かいまま着替えることもできますね。

毎日のお風呂で乾燥肌を防ぐには?

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毎日のお風呂で心配なのが「乾燥肌」です。清潔にしてもカサカサ肌になってしまってはNGですね。まず原因として石鹸による皮脂の落とし過ぎから起こるものと、保湿不足からもカサカサ肌になることが多いのです。赤ちゃんの肌は、皮膚がまだ薄く乾燥しやすいので適度な皮脂と保湿は必要。もし乾燥肌になってしまった時は「保湿クリーム」で保護してあげましょう。

保湿クリームは早い時期から慣れさせる

保湿効果のあるクリームやミルクなどは、早い時期から慣れさせることが大事です。ある程度年齢が経った時から始めると、クリーム独特のベタベタ感を嫌がってしまうこともあります。もし保湿クリームがお肌に合わない時はローションタイプに変えてみるとか、お医者さんに相談しておすすめのものを聞いてみるのもいいですね。

乾燥肌がひどい時のお風呂は?

乾燥している時の肌は水分が足りない状態ですが、水分を守るための皮脂も足りないのです。そこで石鹸を使うと更に必要な皮脂も洗い流してしまうので、乾燥肌から肌荒れを起こした時は石鹸の使用は控えてみましょう。なかには「乾燥肌用」の石鹸もあるので、たっぷりの泡で優しく洗ってあげましょう。入浴後は保湿と保温を忘れずにしましょうね。

温度調節も重要

お肌は人肌以上のお湯をかけると痒みを感じます。特に赤ちゃんの肌は薄いので、お湯の温度がダイレクトに伝わります。乾燥肌の時は、なるべく低めの温度設定で入れてあげましょう。気をつけたいのが冬の寒い時期、温めるために熱めに調整しがちですが、それが痒みを起こして乾燥肌になりやすくする原因の一つです。お風呂場や浴室の前を暖めるなどの方法で、乾燥を防ぐ方法もあります。

首回りが赤い? それは洗い残しが原因かも

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キレイに洗っているはずなのに首回りが赤く擦れたようになっている……。新生児や3カ月頃の赤ちゃんにありがちな肌トラブルです。お風呂を入れる時に、首回りの部分は結構見落としがちで汚れを落としきれていないのが原因かもしれません。

お風呂で見落としがちな場所

新生児や初めてのお風呂の時は、上手く洗えず肌が重なる部分は意外と見落としてしまうことがあります。特に首回りは密着性が高いので汗や汚れが残ってしまうことも。お風呂の前にクリームをつけた綿棒などで軽く汚れを拭ってあげると、入浴の時に洗いやすく汚れも落ちやすくなります。

入浴後のケアはガーゼで汗が溜まるのを防ぐ

お風呂の後は保湿剤(ワセリンなど)を塗った後、清潔なガーゼを首の間に挟むようにしてつけてあげます。そうすることで汗が溜まるのを防ぎ、汗による擦れも予防できます。ガーゼを細目に変えてあげるのも大事です。夏場に起こりやすい肌荒れなので、汗かきの赤ちゃんに首回りのガーゼはおススメです。ガーゼでこすれて赤くなるようなら、種類を変えるか中断して様子をみましょう。

まとめ

毎日入れたいお風呂に関する疑問、いかがでしたか? 赤ちゃんにとって欠かせないお風呂ですが、気持ちよくお風呂に入れるにはパパやママも楽しみながら入れてあげることも大切ですね。赤ちゃんとの入浴タイムが素敵な時間になる手助けにご活用ください。

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