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2021年01月13日 17:22 更新

【医師監修】妊娠超初期に喉がイガイガするときの対処法は?

俗に妊娠4週未満ごろまでを指す「妊娠超初期」は、時期が早すぎてまだ妊娠検査薬を使えなかったり、産婦人科でも妊娠を確定できないような期間です。この時期に体の不調を感じるすると「普段どおりのケアをしてもいいの?」と不安になる人は多いのではないでしょうか。今回は妊娠超初期の「喉のイガイガ」への対応をまとめます。

妊娠の可能性がある時期の喉ケアはどうしたらいい?

妊娠超初期?喉がイガイガする女性
Lazy dummy

イガイガするような喉の痛みを感じる主な原因には「感染症」「乾燥」「のどの使いすぎ」「のどへの刺激」などがあります。つらい症状を薬で改善したいと思う人も少なくないでしょう。もし妊娠していた場合、薬を利用しても大丈夫なのでしょうか。

妊娠中の服薬は要注意

まず大前提として、妊婦さんが薬を使用するときは注意が必要です。

妊娠中でも安全とされる薬もありますが、中には、赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性がある薬もあります。そのため、妊娠中は市販薬や過去にもらった処方薬を自己判断で利用することはやめましょう。

基本的に、妊娠中であること(もしくは妊娠の可能性があること)を告げたうえで診察を受け、医師から処方された薬を用法・用量を守って飲むようにしましょう。

うがい薬や喉スプレーは?

また、喉の不快感がある場合、飲み薬ではなく、うがい薬やのどスプレーでケアをしたいと考えることもあるでしょう。妊娠中にどうしても利用したい場合は、ヨウ素過剰症のリスクがある「ポビドンヨード」(ヨウ素)という成分を含むものではなく、「アズレン」が主成分のものがおすすめです。使用する際は、用法・用量を守りましょう[*1] 。

喉の違和感を予防するにはどうしたらいい?

喉の状態を良好に保つポイントは、乾燥と刺激を避けることが重要です。普段から心がけたいですね。
なお、以下に紹介するようなケアをしても喉の痛みが改善しない時は、受診して痛みの原因を治療する必要があります。

うがい

うがいはうがい薬を使用せず、水で行ってもいいでしょう。

うがいには、口の中を清潔にする「ブクブクうがい」と、喉を清潔にする「ガラガラうがい」があります[*3]。

「ブクブクうがい」で口の洗浄をしたあと(水は一旦吐き出す)、水をふくんで上を向き、のどの奥でガラガラと音を鳴らす「ガラガラうがい」をしましょう。

のど飴を舐める

市販ののど飴には、有効成分による効果の違いによって医薬品・医薬部外品・食品の3種類があります。食品ののど飴以外を利用したい時は、妊娠中も利用できるか医師や薬剤師に相談し、用法・用量を守って使いましょう。

加湿する

屋内が乾燥する場合は、適切に加湿しましょう。また、自分の呼気に含まれる湿度でのどのうるおいを保つことができるため、マスクを装着するのもいいでしょう。

まとめ

妊娠の可能性がある時期に喉のイガイガの症状が現れると、普段通りの対処でいいのか困ることでしょう。妊娠の可能性がある時期を含め、妊娠中に薬を利用する際は、原則として利用前に医師や薬剤師に相談しましょう。うがいなどセルフケアも活用して、健康にお気をつけください。

(文:マイナビ子育て編集部/監修:宋美玄先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビ子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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