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2020年01月29日 09:00 更新

“出産前”に知っておきたかったママは7割超え! 赤ちゃんのスキンケア開始時期って?

資生堂ジャパンは、ベネッセコーポレーションの妊娠・出産・育児事業ブランド「たまひよ」とともに、プレママ・ママを対象とした「お子さまのスキンケア」に関する意識調査を行いました。

「お子さまのスキンケア」に関する意識調査

厚生労働省が発表した「平成29年度 患者調査」によると、全国におけるアトピー性皮膚炎患者数は51万3,000人にも上り、その数は年々増え続けています。特に、アトピー性皮膚炎は乳幼児・小児期に発症することが多く、同調査によると10歳以下の子どもが患者数の4分の1以上を占めています(出典:厚生労働省「平成29年度 患者調査」)。


一方、近年の研究では、新生児期から保湿剤を塗ることでアトピー性皮膚炎の発症リスクを下げられることがわかっています(出典:国立成育医療研究センター「世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見」)。

今回の調査でも、生後すぐからお子さまのスキンケアに取り組んだママは、2カ月以降に始めたママよりもアトピー性皮膚炎などお子さまの肌トラブルに悩む割合が低いことが明らかになりました。

プレママ・ママの赤ちゃんの肌トラブルに対する不安と実態

プレママの72.6%が生まれてくる赤ちゃんの肌トラブルを不安に感じている!

現在、第一子を妊娠中のプレママ500人に、生まれてくる赤ちゃんにアトピー性皮膚炎などの肌トラブルが起きる可能性への不安を聞いてみました。

その結果、プレママの72.6%(不安に感じている29.6%+やや不安に感じている43.0%)が、不安を感じていることがわかりました。赤ちゃんの肌トラブルに対する危機意識は、妊娠中から高いことがうかがえます。

赤ちゃんに対するスキンケア意識は、出産後に急上昇!  

ママ500人に、赤ちゃんのスキンケアに対する重要度をたずねると、妊娠中に、赤ちゃんのスキンケアが重要だと思っていたママは65.0%(重要だと思っていた30.5%+やや重要だと思っていた34.5%)であるのに対し、赤ちゃんを出産した現在では、重要だと思っているママは92.3%(重要だと思っている59.5%+やや重要だと思っている32.8%)に増加。

赤ちゃんのスキンケア意識は出産後に上昇しています。

ママの約8割が子どもの肌トラブルに悩んだ経験あり! 特に0歳児を持つママは約半数が現在悩みを抱えている

ママ500人に、子どもの肌トラブルで悩んだ経験についてたずねると、約8割(76.8%)が悩んだ経験があることがわかりました。特に0歳児の子ども持つママは、45.1%が「現在悩んでいる」と回答しています。

子どもの年齢が上がるにつれて、現在悩んでいるママの割合は減少する傾向ですが、それでも約3割のママが、肌トラブルを解決できず悩みを抱えたままでいるようです。

プレママ・ママの赤ちゃんのスキンケアに関する知識

「できるだけ早くからスキンケアをすれば、アトピー性皮膚炎などの肌トラブルを予防できる可能性があること」は、約8割のママはもう知っている!

調査対象のプレママとママに、赤ちゃんのスキンケアに対する知識について聞いてみた結果が、以下のグラフです。

全体的に、プレママよりもママの方が赤ちゃんのスキンケアに対する知識が豊富な傾向でしたが、特に差が出たのが、できるだけ早くからスキンケアをすることで、「アトピー性皮膚炎などの肌トラブルを予防できる可能性がある」(差24.9ポイント)、「食物アレルギーを予防できる可能性がある」(差22.5ポイント)でした。

出産前から、赤ちゃんのスキンケアをスタートする時期を知っておきたかったママが約7割

「できるだけ早くからスキンケアをすればアトピー性皮膚炎などの肌トラブルを予防できる可能性があること」を知らなかったと回答したママ(500人中116人)に対して、その事実をいつ頃知りたかったかたずねたところ、妊娠中が最も多く(34.8%)、妊娠する前(30.1%)と合わせ、約65%(64.9%)のママが「出産前」に知りたかったと回答しています。

赤ちゃんのスキンケア開始時期と効果実感

新生児からのスキンケアは、もはや常識になりつつある?!

調査対象のママに、子どものスキンケアに取り組んでいるかをたずねたところ、8割のママが「積極的に取り組んでいる」と回答しました。積極的に取り組んでいる人(400人)に、取り組み始めた時期を聞くと、「生後すぐ(1カ月以内)から」が66.6%を占めていることからも、意識の高いママにとっては、新生児からのスキンケアは常識化しているようです。

新生児からのスキンケアに取り組んだママは、肌トラブルの悩みが少ない!

ママの赤ちゃんに対するスキンケアの取り組み時期と、肌トラブルの悩みの関係をみた結果が右のグラフです。生後2か月以降にスキンケアに取り組んだママが「悩んでいない(これまで悩んだことはなく、現在も悩んでいない)」と回答した割合が14.7%でした。

一方、生後すぐ(1か月以内)から取り組んだママは23.9%と、生後2か月以降から取り組んだママと比較して、約9ポイントも少なくなっています。このことからも新生児からのスキンケアの重要性がうかがえます。

「お子さまのスキンケア」に関する調査

調査時期:2019年11月28日~2019年12月14日
調査方法:インターネット調査 (ベネッセコーポレーション「たまひよ」会員調べ)
調査対象:プレママ=第一子を妊娠中の女性(妊娠3か月以上)500人
     ママ=0歳~5歳までの子ども(第一子)を持つ女性500人 合計1,000人
調査地域:全国

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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