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2020年02月16日 11:00 更新

やらない家事をカスタマイズしよう! 「家事のスリム化」3ステップ

毎日の家事、どれも欠かさずやらなくてはいけないと思い込んでいませんか? 仕事や子育てに追われているのに、家事にも全力投球……というのは無理がありますよね。家事に手を抜くことは、別に悪いことではありません。毎日の負担を軽くするために、少しずつ家事をスリム化してみませんか?

ライフオーガナイザー®︎ 門傳(もんでん)奈々です。

家事は毎日続くもの……。しかし、体調が悪い日や忙しい日などは、やる気が出ませんよね。不機嫌顔で行う家事は、家族も喜んでくれません。

まずは、何の家事が自分にとって苦痛なのかを見つめるところから始めてみましょう!

何をやめる? やらない家事の決め方3ステップ

①家事の棚卸しで、何をやめるか決めよう

家事の棚卸しメモ
何の家事が苦手か、面倒かを視覚化した先に、ヒントが見つかるかもしれません。

「あなたにとって、一番苦手な家事はなんですか?」まずはこの問いに答えるところから、家事の棚卸しが始まります。

好きな家事、得意な家事は、スムーズに終わらせることができますよね。

一方、苦手な家事は、取り掛かるまでに時間がかかるだけでなく、始めてもだらだらと作業してしまう……なんてこと、ありませんか?

自分にとって何の家事が苦手で、時間がかかっているのかを視覚化してみるのもおすすめです。また、「浮いた時間で何ができる?」と考えても良いでしょう。

前向きな「家事のスリム化」と考えると棚卸しも進みます。

②「やらない家事」のお試し期間を設けよう

Lazy dummy
「やらない家事」のお試し期間を設けると「残す」「残さない」の判断もつけやすくなります。

スリム化したい家事が決まったら、試しに1、2週間実践してみましょう。

そこで「やっぱり、この家事はスリム化しない方が良いな」「この仕組みはうまくいかないな」と感じたら、「やる家事」として元の家事に組み込んでも良いでしょう。

③家族に宣言しよう!

ステップ2で「やらない」ことが続いても、生活に影響がないものは、思い切って「やらない家事」として認定しましょう。

その際、家族にも「この家事を『やらない家事』と決めました!」「この家事を『スリム化しました』」などと宣言しておくと良いでしょう。そうすることで、家族が手伝ってくれるときにも無駄が生まれません。

何ら影響なし! 筆者が実際にやめた家事4つ

①三角コーナーを置くのをやめた

三角コーナー使うのやめた
三角コーナーの代わりにこんなもの(食パンの袋など)を活用しています。

三角コーナーに溜まった生ゴミの水切りや三角コーナーそのものの掃除が苦痛になり、やめることにしました。

その代用品として、小さなビニル袋や小さな紙袋をゴミ袋に活用しています。その際に注意しているのは、「いかに食材から水分を出さないで捨てるか」です。

土のついたものじゃない限り、皮をむく野菜は、洗わずにむきます。そして皮は、そのままゴミ袋に入れてしまいます。

生ゴミもシンクの排水口の受け皿に溜まったらすぐに水を切り、捨てるようにしています。

②毎日スーパーに買い物に行くのをやめた

ネットスーパー注文画面スクリーンショット
ネットスーパーは、すき間時間に注文でき、時間指定で配達してくれるので便利です!

以前は毎日のようにスーパーに買い物に行っていました。しかし、小さな子どもを連れて買い物に行くと、お菓子など買う予定のないものまで購入してしまうことが多くありました。結局スーパーに毎日行くという状態は、時間的にも経済的にも無駄が生じていることに気づいたのです。

今は、毎日スーパーに行くのをやめ、ネットスーパーで週に2,3回程度の注文と、生協の注文を週に1回宅配してもらっています。

買い物に行った際の子どもの「おやつ買って~」にイライラすることもなくなりましたし、余計な出費も減り、家計もスリム化できました。

③毎日、平日の献立を考えるのをやめた

献立事前に考える
前もって決めた献立と給食献立を見比べて、メニューが重なったときは変更するようにします。

毎日頭を悩ませて考えていた献立。家族に「何食べたい?」と聞いても「何でも良いよ」だったり、「唐揚げ」と「ハンバーグ」、「カレー」しか出てこなかったり……。

毎日考えるのが苦痛になり、平日の献立は週末にまとめて考えることにしました。なるべく魚と肉を交互に摂れるようなメニューを考えます。

平日最後の金曜日はこちらも疲れが溜まってくるので、頭を使わなくても作れるメニュー(カレー、シチュー、ハッシュドビーフなど簡単に作れるもの)にします。

このおかげで、毎日の食事作りにかける労力がものすごく減りました。

④下処理が面倒な野菜を買うのをやめた

冷凍野菜 カット野菜 冷凍食品 下処理面倒
下処理いらずの手軽さで、出番が増えた野菜もあります。

体に良いとはわかっていても、下処理が面倒……でも家族には食べて欲しい。そんなジレンマから、野菜を買うのをやめて代わりにしたこととは……。「冷凍野菜を買うこと」です。

かぼちゃやごぼう、ほうれん草の冷凍野菜は我が家に常備してあります。これに里芋やブロッコリー、枝豆といった冷凍野菜も季節によって追加しています。

冷凍野菜の利点はなんといっても「下処理が楽」なこと! 火の通りも早いので、時短も叶います。

失敗例! フライ返しをやめてみたら大変だった

最後に、やめてみて大変だった事例を一つ。

ある時、調理中の熱でフライ返しが溶けてしまいました。「この際、フライ返しをやめてみよう!」と思い立ち、シリコンスプーンなどで代用してみました。

いざ「フライ返しを使わない」試用期間に入ってみると、スプーンの曲線が邪魔してフライ返しに代用することはできませんでした。その結果、フライ返しは代用できないと判断し、新しいものを購入したのでした……。

まとめ

あなたにとって一番苦痛な家事はなんですか? 一見矛盾しているかもしれませんが、得意でないからこそ、苦手な家事には時間をかけがちです。その苦痛な家事をやめてみると、日々の家事の「やらされている感」がなくなります。家事のスリム化で、気持ちと時間にゆとりが生まれます。

生み出した時間で、あなたは何をしたいですか?

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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