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2019年06月13日 11:00 更新

暑さを乗り切る! 季節のフルーツで簡単にできる「サワードリンク」レシピ

梅雨~夏に掛けて、特に暑さにまだ体が慣れていない最初の時期は夏バテしがち。そんな時は、さっぱりとしたお酢で作ったサワードリンクがオススメ! 簡単に作れるサワードリンクのレシピをご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

暑い夏、皆さんはどうやって乗り切っていますか? いつもよりも水分を摂って、栄養を摂って、休息も十分に……と気を付けていても、夏バテしてしまうことはありますよね。特に梅雨明けから真夏に掛けては、どんなに気を付けていても、暑さでよく寝られなかったり、食欲がわかなかったりもします。

そんな時に飲みたくなるのが、さっぱりとしたサワードリンク。我が家では毎年夏前に準備して、暑い時期によく飲んでいます。今回はそんなサワードリンクの作り方や、楽しみ方などをご紹介していきます。

サワードリンクのメリット

Lazy dummy

サワードリンクとは、季節の果物をお酢で漬け込んで作る飲み物のこと。お酢は古来より使われてきた調味料。酸っぱさが特徴ですが、料理に使うことで味のアクセントやコクを出してくれます。それだけではなく、食材の防腐や殺菌効果もあり、その働きを活用する料理も多数。食欲増進、消化促進、肉や魚の臭みとり、たんぱく質を柔らかくするなど、さまざまな働きがあります。

暑い季節の食材の傷みを抑え、食欲がないときにでもさっぱりと食べやすくしてくれるので、夏には積極的に活用したい代表選手! 夏バテに負けないようにお酢を上手に取り入れたいですよね。

ただ、この酸っぱさが苦手な方も多くいます。特に小さなお子さんは苦手なことも多いと思いますが、そんな時はサワードリンクを試してみてはどうでしょうか。甘くフルーティなサワードリンクは熟成させると酸っぱさも和らぎ、まろやかな味になります。普段お酢が苦手な方も、これならおいしく摂ることができるかもしれません♪

また、殺菌や防腐効果があるということは保存しやすいということ。長期保存可能な保存食としての一面もあります。

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お酢は穀物酢をはじめ、果実酢などもあり、単に酸っぱいだけのものではありません。世界中にたくさんの種類があり、味わいや香りは豊富。さらに、漬け込む果物によっても味が変わるので、バリエーション豊かにいろいろな味を楽しむことができます。

サワードリンクはお酢だけではなく、一緒に漬け込む糖や果物のミネラルやビタミンなども同時に摂ることができるので、疲れを取って回復させてくれるということでも有名。健康や美容のため、毎日サワードリンクを飲んでいる方もいます。

市販品でも夏頃は数多くの商品が店頭に並びます。一般的なスーパーをはじめ、最近はコストコなどでも輸入品のサワードリンクも多く、本当に種類が増えてきました。ですが、自分で作れば酸っぱさや甘さ、好きな果物で自由に好みのサワードリンクを味わうことができます。もちろん費用も抑えることができるのも魅力。実は簡単に作ることができるので、自分好みの味で作って楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。

サワードリンクの基本の作り方

瓶の消毒

サワードリンクを作るときに、まず必要なものは瓶。しっかりと閉めることができる蓋つきのものを用意しましょう。

お酢そのものに殺菌効果はありますが、保存を考えて瓶の消毒・殺菌は必須。小さめの瓶なら煮沸消毒できますが、サワードリンクを作るときは果物を入れたりもするのである程度の容量が必要です。

大きな瓶の場合は煮沸するのが難しいので、アルコール消毒がおすすめ。アルコール度数35%以上の高めのものを使って、瓶の中も蓋も拭いて清潔にします。我が家は食品にも使えるパストリーゼ77を活用しています。スプレーなのでとても簡単に使えます。

サワードリンク作り

使う果物はお好みのものを。よく洗って乾かしてから使います。皮つきで漬ける場合は、塩を刷り込んでワックスを取るようにしてください。水滴が残っているものをそのまま使うとカビなどの原因になるのでしっかり拭き取って乾かしましょう。

サワードリンク作り

皮を剥いて作る場合は、果実のエキスがよく出るようにカットしましょう。

サワードリンク作り

【基本の材料】

・果物…100g
・氷砂糖…200g
・酢…200ml

消毒した瓶に、果物と氷砂糖を交互に入れて、仕上げに酢を注げば仕込みは完成。毎日瓶を揺らして良く混ざるようにしましょう。1~2週間ほど経過して、果実のエキスがよく出て氷砂糖も溶けたら、実を取り出します。完成したサワードリンクは、冷蔵庫に保管すれば1年程度保存可能。

材料の割合は、お好みで変えても大丈夫です。酸味の強い果物は氷砂糖を多めにしたり、甘みの強い果物は控え目にしたりできます。糖度や酢の割合が高いほど保存効果も上がります。果物は長期漬けたままだと発酵が進んでしまうので、氷砂糖が溶けた頃には出してあげましょう。

サワードリンクにしたい季節のフルーツ

夏にイチオシ! 梅のサワードリンク

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夏に向けてサワードリンクを作るなら、断然オススメなのは梅。梅は疲労回復に有効なクエン酸や、ビタミン、ミネラルが豊富。夏バテ熱中症予防に梅干しを食べるといいなんて話も、よく耳にしますよね。

梅雨頃になると、小梅や青梅が店頭に並び始めます。傷のないシッカリした実を選ぶようにしましょう。

完熟梅

青梅の時期が過ぎると、今度は完熟梅が店頭に並び始めます。梅干し作りはこの完熟梅を使いますが、実はサワードリンクにも使えます。柔らかいので、皮が破けないよう優しく扱えば、よりフルーティな味わいのドリンクができますよ。

完熟梅下準備

固くしっかりした青梅を使う場合は、洗って数時間水に浸してあく抜きします。完熟梅の場合は、あく抜きは不要です。水から出した後はよく拭いて乾かします。どちらも爪楊枝などを使ってへたを取りましょう。

梅ジュース サワードリンク

漬け方は、基本の作り方と同じです。材料の割合はお好みで調整してください。青梅は、フォークで数か所刺すとエキスが出やすくなります。

【我が家の梅サワードリンク】
・梅…1kg
・砂糖…800g前後
・酢…200~400ml

分量はかなり適当です(笑)。梅シロップを作るときは、梅:砂糖=1:1の割合のレシピが多いのですが、そこにお酢をプラスする分、砂糖を減らしています。

梅冷凍

梅は、凍らせてから漬ける方法もあります。冷凍してから解凍することで、細胞が壊れてエキスが早く出るようになります。この方法をする場合は、フォークで刺す必要はありません。すぐに作ることができないときにも、冷凍しておけば好きなタイミングで作ることができます。

梅サワードリンク 黒糖

氷砂糖の代わりに砂糖、黒糖、はちみつなどを使用して作ることもできます。それぞれ違った味わいになるので、いろいろ試してみるといいですね♪ 写真は黒糖で作った時のもの。できあがったドリンクの色は見た通りの濃い茶色。黒糖のコクと味をしっかり感じられるドリンクになりました。

梅サワードリンク

梅はエキスがしっかり出てくるとシワシワになって浮いてきます。2~4週間程度で取り出してください。

梅サワードリンク

完熟梅で作ったサワードリンクは、梅の実もすごく美味しいです。青梅は青梅の爽やかな香りと味、完熟梅は完熟梅の甘みやフルーティな香りがあり甲乙つけられません。どちらもおいしいので、ぜひ試して飲み比べてみてください。

この適当な作り方の我が家の梅サワードリンクですが、常温保存でも大丈夫です。お酢が入らない梅シロップだと冷蔵保存しないとダメでしたが、お酢を加えることで殺菌効果が上がり、常温でも全然平気で1年も2年も飲めます。保存環境や、果物の種類によって変わると思うので、冷蔵庫に入れるかどうかは状況を考え、自己判断で保管してくださいね。

柑橘系

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夏に向けてのオススメは柑橘系。爽やかな香りと酸味がお酢と良く合います。レモンは、私が子どもの頃に母が毎年作ってくれた思い出の味。輪切りにして漬けていきます。他にもグレープフルーツやオレンジなどもいいですね♪

ベリー系

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ベリー系もオススメ。ブルーベリーやラズベリー、ブラックベリーも手に入りやすくなってきました。我が家は庭でラズベリーが採れるので、採れるたびに冷凍ストックしておいて、ある程度の量がたまったらサワードリンクにしています。最近は、スーパーでも冷凍のベリーが手に入るので、フレッシュベリーが入手できなくても作ることができます。

サワードリンクの楽しみ方

梅サワードリンク

でき上がったサワードリンクは水で割って飲みます。濃さはお好みで調整してください。

梅サワードリンク炭酸割り

炭酸水で割るのもおいしいです。サワードリンク自体に甘みがあるので、無糖の炭酸水が向いています。我が家は炭酸水メーカーがあるのでシュパーっと、できたて炭酸水を注いで飲んでいます。

サワードリンク牛乳割り

牛乳割りは子ども受けする味! 飲むヨーグルトのような味と食感になり、お酢の酸っぱさがマイルドになるので飲みやすいです。

サワードリンク

使う材料や熟成の違いを飲み比べるのも楽しいです。こちらは左が1年経過した梅サワードリンク、右ができ立てのもの。熟成が進むと酸っぱさが和らぎ、優しい味になっていきます。できたては酸っぱさが際立ちますが、パンチのある味。

マーマレード作り

漬けた後の果物や、剥いて漬けた柑橘系果物の皮をジャムにしてみると、2重に楽しむこともできますよ♪

サワードリンクを作るときの注意事項

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サワードリンクを長期保存するために、いくつかの注意事項があります。

・保存容器は消毒する
・水分を取る
・金属製の蓋のものは使用しない
・冷蔵保存が向いているものは冷蔵庫へ

サワードリンクはお酢を使用しているので酸性です。長期保存しているうちに金属製の蓋だと錆びてしまい壊れることも。実は昔、金属製の蓋の瓶にサワードリンクを保管して、見事に蓋が錆びて一部落下したことがあります。サワードリンクを作る用の大きな瓶は、プラスチックの蓋になっているものが多いのはそのためです。

まとめ

お酢を使って作るサワードリンクは、夏の暑さから来るトラブルを、乗り切るパワーがいっぱい! お酢には疲労回復や食欲増進などの効果もありますが、一緒に漬ける果物からもビタミンやミネラルが摂れて相乗効果があります。消毒した瓶に果物と氷砂糖(砂糖やはちみつでもOK)を順に重ねて、お酢を注ぐだけなので簡単に作れますよ♪ 夏の暑さを乗り切るには梅がぴったりですが、他の果物でも作れるので、いろいろなもので試してみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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