【服収納の実例】衣装ケースとタンスの使い分け方法って?
長年使い続けてきたタンス。傷んだのをきっかけに衣装ケースも導入したところ、タンスとの使い勝手の違いを感じました。今回は、タンスと衣装ケースのそれぞれのメリット・デメリットを紹介。それぞれの使い方についても我が家の実例をまとめました。これからタンス・衣装ケースを導入しようとしている人はぜひ参考にしてください。
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こんにちは、広島市のライフオーガナイザー®️木原ことのです。
私は、高校生の頃に「これは良いタンスだからお嫁に持って行きなさい」と、母からプレゼントされたタンスを今も使っています。そして実家を出て、一人暮らしを始めた時から今まで、引っ越すたびに一緒に連れて回り、雨に濡らしてしまったこともありました。
そのため少しずつ傷みが目立つようになってきていて、今のマンションに引っ越すことをきっかけに、手放してもいいかもしれないと考えていました。
そこで、引越祝いに何が欲しいかリクエストを聞いてくれた友人には、無印良品の衣装ケースをお願いしてみました。わが家の奥行の狭いクローゼットに、ぴったりのサイズがあったからです。
今回は、タンスと衣装ケースを使ってみて、それぞれのメリット・デメリット、そして我が家の使い方を紹介します。
衣装ケースを使ってわかったタンスとの違い
「しまう」「取り出す」を頻繁に行う衣服に関しては、タンス収納と分けています。
その理由は、クローゼットのドアを開ける→衣装ケースの引出しを開ける、と2アクションかかる衣装ケースより、タンスの引出しを開ける1アクションで済むタンスを利用するのが便利だからです。
タンスのメリット・デメリット
そもそもタンスとは、引出しや開き戸がついていて、重量のある大型の木製家具の総称です。
一番の特徴は、木製であること。そして木製の家具には、調湿作用がメリットとしてあります。
ただし、これは天然木ならではの特徴。一見木製に見える安価のタンスは表面に合板やプリント紙を貼っているだけで、調湿機能は期待できませんのでご注意ください。
梅雨時などじめじめした日は木材が湿気を吸って膨らみ、外気からの湿気をシャットダウン。反してからりと喉が渇くような乾燥した日は木材が収縮し、引出しの内部へ外気を取り込む作用があります。
他に木材のメリットとして、熱伝導率の低さにより、暑いときは熱くなりすぎず、寒い時は冷たくなり過ぎない特徴があり、触れると優しい温かみが感じられます。
ただ、いくら調湿作用が期待できるとは言っても、お部屋の状態によって、家具と壁の隙間や床面にもカビが発生することもありますので、気をつけておきたいところ……。
デメリットとしては、良い木材を使ったタンスであればあるほど、お値段が高価になること。重量もずっしりと重く、一度設置すると次に動かすのが大変です。
衣装ケースのメリット・デメリット
衣装ケースの特徴は、プラスチック製であること。そのため安価で、かつ軽量なものが多いです。引越しの多い方は特に扱いやすく、そのメリットを感じやすいと思います。
さらに単体で購入できるため、数の調整をしやすいところもポイント。もし、私が今から購入するのであれば、無印良品ではなく、上記の「フィッツ」というブランドの衣装ケースを迷わず購入します。前枠がついているためほとんどたわまないのと、引き出す際の滑りがとても良いからです。
デメリットとしては、カビや湿気に注意が必要なところです。木製家具のように、調湿機能はないため、対策しなければなりません。
対策としては……
・除湿剤を使う
・タンスと壁の間に余裕を持たせ、空気の通り道を作る
・定期的に引出しを開けて、空気の入れ換えをする
・とても気になる場合は、上記に加え、除湿機やサーキュレーターなどの家電を併用する
があげられます。
では、実際にわが家のタンスの中身がどうなっているかをお見せします。
タンス・衣装ケースに収納しているもの
タンス収納
【浅い引出し1段目】妻靴下エリア
一番上の段だけ、左右の引出しに分かれています。
・左の引出しを夏用(靴下類、ストッキング類)
・右の引出しを冬用(厚手の靴下類、タイツ類)
とし、分けて収めています。
手袋も厚手のグループとして、右の引出しに収めています。
以前は、引出し一つをアクセサリー用としていたこともありました。しかしすっかりアクセサリーを付けなくなった今、靴下専用となりました(アクセサリーはリビングへ移動させました)。
【3段目/4段目】夫エリア
2段目は私の下着類ですので、割愛いたします。
3段目は夫の下着類とTシャツが2列です。
4段目は夫の小物(ネクタイ・ハンカチ・ベルト)類とニット、長袖カットソー。枚数はきっと少ない方かもしれませんね。衣類にこだわりはないタイプです。
【5段目/6段目】妻トップスエリア
5段目は夏エリア。左列から長袖カットソー、ヨガウエアトップス、ヨガウエアレギンス、Tシャツ、タンクトップ類となります。
6段目は冬エリア。左列から長袖カットソー、ストール、ニット類となります。
ちなみに一見、衣類の向きをちぐはぐに収めているように見えるのですが、これはワザと! 同じ場所に、衣類を同じ向きで積んでいくと、どうしても厚みが偏ってしまうため、引出しを開け閉めする時に上部に擦れてしまいますよね。そうならないように、積んだ時に、衣類の厚みが偏らないように心がけています。
【7段目】妻ボトムスエリア
こちらは基本的にボトムス類は立てて、部屋着類は重ねて収納しています。冬エリアから溢れた厚手のカットソーなどもここへ。
衣装ケース収納
衣類の全てをクローゼット内に収めることができたら、空間が広くなってスッキリしました。
ハンガーの下の空間に、左端から高さ24cmの衣装ケースを2つ+高さ18cmの衣装ケース。真ん中と右端は高さ24cmの衣装ケースを2つ重ねて設置しました。
現在、この衣装ケースの中身はと言うと、ベッドカバーやシーツ、マフラー類、ブランケット、夫のパジャマ、私のパジャマ、夫のスウェット、夫のボトムス類と、頻繁に使用しない7種類が収まっています。
まとめ
基本的には、薄手の夏物は立てて収納し、厚手の冬物はパイの層のように2、3枚ずつ重ねて収納しています。全て立てると引出しを開けた時に見渡せるのですが、引出しの深さがそんなにないとニット類などは立てても積んでも幅を取ります。そのため、パイの層のように重ねて収納することに落ち着きました。
衣類を使い勝手良く大切に管理するためには、タンスの中側にも外側にも空気の通り道を作ってあげると、服にもタンスにも優しい収納となります。
この記事が、タンスから衣装ケースに買い換えたいと考えている方、なんだか衣装ケースが使いづらいと感じている方の参考になれば嬉しいです。
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