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【医師監修】出産間近の兆候10選 頻尿や腰痛の意外な関係とは!?

【医師監修】出産間近の兆候10選 頻尿や腰痛の意外な関係とは!?

妊娠したと同時にお母さんは、ホルモンの変化や、悪阻、お腹が大きくなったりお腹の張りが気になったりと、さまざまな変化を経験します。そして出産はもう目の前。出産間近にもお母さんの身体は変化していきます。頻尿や腰痛もその一つです。ここでは経産婦ではない初産の方にも役立つために、出産間近の兆候についてご紹介していきます。


この記事の監修ドクター
産婦人科医 森 智恵子先生
1991年久留米大学医学部卒業、医学博士 産婦人科専門医
  女医+(じょいぷらす)所属

出産間近のお母さんと赤ちゃんはこんな状態

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妊娠10か月に入る妊娠36週の赤ちゃんは、個人差はあるものの約1,927~3,087g(平均値2,507g)まで成長します。妊娠37週0日~41週6日に産まれれば正期産と言われ、赤ちゃんは子宮外でも生きていける機能が整います。出産間近になっても赤ちゃんと子宮は成長し続けているので、お母さんは日常生活を送っているだけでも大変ですね。

そして出産に備え、赤ちゃんが骨盤の中に下りてきます。ホルモンも、プロゲステロンとエストロゲンの分泌量がさらに増え、情緒が不安定になる方もいます。出産への恐怖や、無事に赤ちゃんを産むことができるのか、産まれてきても育てられるのかなど不安が高まります。これによりお母さんの体にも変化が現れ、経産婦や初産に関わらず頻尿になりやすかったり、腰痛が悪化したり、吐き気、眠気、むくみなどさまざまな予兆が見られるようになります。

知っておきたい出産直前の10種の兆候

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1)胃や胸の圧迫感がなくなる

これまでは子宮が大きくなることで、胃や胸が圧迫されていました。出産間近になると赤ちゃんが下がってくるので、胃や胸を圧迫していたものがなくなりスッキリします。その為、食欲が食欲旺盛になる妊婦さんも多いです。最後まで気を抜かずに、食べ過ぎには気をつけ、バランスよく食べて、健康に気をつけて下さいね。

2)トイレが近くなる

子宮が大きくなり、赤ちゃんが下がってくることによって、膀胱が圧迫され、頻尿や、残尿感が出てきます。膀胱炎かもと思うかもしれませんが、これも出産間近の兆候の一つです。しかし実際に腎盂腎炎や膀胱炎になっていることもあるので産婦人科の先生には伝えておきましょう。

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3)便秘になる

お腹が大きくなると内臓器官が圧迫されます。腸は圧迫されやすいので、物理的に便が通りにくくなり、妊婦は便秘気味になります。特に妊娠間近では黄体ホルモンがより活発になることで水分を体内に溜め込み便の水分を奪ってしまいます。食物繊維の多い食べ物や乳製品、水分をたくさん摂るように心がけて下さいね。産科の先生に下剤を処方してもらう方も多くいるほど、よくでる症状です。

4)骨盤・脚の付け根・脚が痛い

出産間近になると骨盤や脚の付け根、脚全体が突っ張り、痛い経験をする方もいます。これも赤ちゃんが下りてきたこと、子宮の増大が影響しています。赤ちゃんの頭は骨盤の中に下りてくると、赤ちゃんの頭が骨盤を直接グリグリ押し付けたり、神経を圧迫したりして痛みを感じます。人によって痛みの有無や場所は少し違うかもしれません。痛みを感じたら横になって休みましょう。我慢はせず、激痛の時は必ず病院を受診しましょう。

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5)腰痛が増す

出産を経て腰痛持ちになった方が多くいらっしゃいます。また、すでに腰痛持ちで、妊娠後期や出産間近になって症状が悪化する方もいます。10か月間成長し続けた赤ちゃんと子宮はとても重く、腰の神経が引っ張られ、直接腰に負担がかかり痛みを生じます。また下がった赤ちゃんが腰の通じる神経を圧迫して痛むこともあります。無理はせず、痛みを感じたら楽な体勢で休む、骨盤ベルトで支えるなど対策をとって下さい。あまりに痛む時にはかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

6)夜に眠りにくくなる

出産間近になるとなかなか寝付けない事や、寝ても頻繁に目が覚めてしまう事があります。お腹が大きくなると寝返りも打ちにくくなることで、眠りが浅くなる方もいます。さらに出産間近になると卵胞ホルモンのエストロゲンが活発になることによって不眠になる方もいると言われています。

出産後は、赤ちゃんが産まれると2~3時間おきの授乳でお母さんの睡眠も細切れになります。

7)昼に眠くなる

夜に十分な睡眠を確保できないことで、昼間眠くなることが多くなります。夜の不眠に加え、妊娠後10kg前後増えた体重や大きなお腹で今まで通りの生活をすると、体力の消耗が激しいからです。

特に無理をしたわけではなく、普通に生活しているだけでも疲れやすく、眠くなります。間もなくくる出産・育児に向け、眠たいときは昼寝をしたり、横になったりして体力を温存しておきましょう。

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8)胎動を感じることが減る

出産間近になると、胎動を感じることが減り、とても心配するお母さんもいます。これは赤ちゃんが下がり骨盤の中にはまるからと言われています。また、はじめはクルクル回ったり、手足を伸ばしたりしていた赤ちゃんも、出産間近になると身体が大きく成長し、窮屈な体勢のまま子宮の中で丸まっています。物理的に動き回るのは難しくなります。ですが、もぞもぞしたり、少しでも動こうとしたり、胎動を感じないことはありません。出産の前兆としては、あくまでも胎動を感じるのが減るだけなので、全く感じない場合は病院を受診しましょう。

9)お腹が頻繁に張る

お腹がカチカチの石のようにパンパンに張ることがあります。痛みを伴う場合もあり、「赤ちゃんは大丈夫かな?」と心配したり、「陣痛が来たのかな?」と心配になります。原因は急激にお腹大きくなったことによる子宮の収縮や便秘、前駆陣痛の場合があります。妊娠初期や中期の頃はお腹が張らないように指導されるのでとても心配になりますが、出産間近になると数分のお腹の張りは自然なことと言われています。ただし、10分ごとに強い張りが続くときやお腹の一部だけが痛むときはかかりつけの先生に相談しましょう。また痛みが継続的に続くようならば、前駆陣痛から本陣痛に入っている可能性もあるので、痛みの間隔を計って病院に電話しましょう。

10)おりものの量が増える

出産間近になると、赤ちゃんが産道を通りやすくなるために、白くてサラサラしたおりものが増えます。卵白のような粘り気があり、茶色や黄色など変化していくこともあります。おりものの性質や量が変わったことにより、陰部の痒みに悩まされる方もいます。おりものシートや下着をこまめに交換し、清潔な状態を保てるようにして下さい。破水のこともありますので、水が流れ落ちる感じや、おりものよりも量が多いなど変化を感じたら病院を受診しましょう。

前兆・予兆が来る前に出産準備を始めよう

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さぁ、出産直前の予兆があらわれたなら、赤ちゃんに出会えるのももうすぐです。出産予定日はあっても、いつ産まれるかは誰も分かりません。兆候のない突然陣痛というようなケースもあります。出産のときに慌てないように、出産の前に前兆を知った上でお産の準備を整えておきましょう。

病院へ行く手段を確認する

家で夫や家族がいるときに陣痛がはじまり、病院まで連れて行ってもらえたらいいですが、もし一人の時や外出先で陣痛や破水が起こったらパニックを起こす場合があります。
もしもの時のために、色んな場合を想定して、病院へ行く手段を考えておきましょう。「コウノトリタクシー」や「赤ちゃんタクシー」等、出産のための専用タクシーを事前登録できる地域もあります。また夜間の病院窓口も確認しておくと安心です。

荷物を最終確認する

きっと入院準備は終わっていることと思いますが、入れ忘れて後で夫や家族に届けてもらうと、場所を伝えるだけでも面倒です。抜かりのないように荷物の最終確認をしておきましょう。できれば夫と一緒に荷物の最終確認をしておくことで、夫も荷物の場所を把握できるので安心です。また荷物は、

・最低限必要な物
・入院するときに必要な物
・入院生活、産後必要な物
・退院時に必要な物

というように、四つにわけておくと便利です。

連絡先を確認する

突然陣痛や破水が起こるとパニックになってしまいます。必要な連絡先はリストアップして見えるところに貼っておくと、慌てた時でも安心ですし、お母さん本人以外でも電話対応ができるのでいいですよ。また連絡先のメモを母子手帳に挟み肌身離さず持ち歩くと、外出時も安心です。

<必要な連絡先例>
・病院の電話番号
・夫の職場の電話番号
・夫の携帯
・タクシー会社の電話番号
・両親、義両親の電話番号

【医師監修】出産時の入院で準備しておくべき持ち物リスト一覧

http://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/43

出産で入院するタイミングは、お母さんや赤ちゃんの状態によって様々です。入院でどのようなものが必要か、あったら便利なグッズなどもご紹介します。

出産兆候に備えるための3つの注意点!

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今まで紹介したのは出産間近の兆候です。そして、出産の兆候があらわれ、いよいよ出産がはじまります。今までの出産間近の兆候は準備運動で、これからが本番ですね。出産においていきなり赤ちゃんがスッポーンと産まれるわけではありません。何かしらの体からのサインがあります。無事に産むためにも出産兆候の「おしるし」「陣痛」「破水」は知っておきましょう。

おしるし

子宮口が開き始めると、赤ちゃんを包んでいた卵膜が子宮から剥がれ、少しずつ血液が滲み出ます。この出血とおりものが混ざったものが「おしるし」です。色は赤褐色や赤色などで、量や形状にも個人差があります。おしるし後すぐに陣痛が始まる人もいれば、陣痛がおきてからおしるしがある人もいます。たいていはそのまま陣痛が来るのを待っていれば大丈夫ですが、流れるような出血や大量の出血があるときはすぐに病院に行きましょう。

陣痛

腰やお腹まわりが押されるような痛み、ひどい生理痛のような痛みが周期的に起これば、前駆陣痛ではなく本当の「陣痛」のはじまりです。陣痛かと思ったら、陣痛の間隔をはかってください。そして痛みが10分間隔になったら病院へ連絡し向かいましょう。ただし、突然の激しい痛みがずっと続くようでしたら、すぐに病院に連絡し、緊急の場合は救急車を呼びましょう。

破水

赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、中の羊水が出てきてしまうことを「破水」といいます。普通は、陣痛が始まり、子宮口が十分に開いたときに起こります。生暖かく酸っぱい匂いが特徴的です。チョロチョロと少量が出続ける人やドバっと大量に出る人など様々です。陣痛前に破水が起きる人もいます。すぐに病院に行く準備を整え向かいましょう。病院に向かう途中でも、生理用ナプキンやバスタオルを巻いて車の中では横になり、できるだけ破水が進行しないように気をつけましょう。破水が起こると細菌感染の危険があるので、シャワーやお風呂は厳禁です。

【医師監修】出産にかかる時間はどれぐらい? 平均時間と難産にならないためのポイント

http://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/679

いよいよ出産。初めての出産は時間がかかるというけれどどのくらいかかるの? また、難産にならないためにどんなことに気をつけたらいいの? 今回は出産にかかる平均時間と安産になるポイントについておさえていきましょう。

まとめ

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出産間近の身体の変化に戸惑い、疲れることもあるでしょう。また、大きなお腹を抱えて「まだかな?」と落ち着かない日々を過ごしている方もたくさんいます。それでも産まれてみればあっという間で、妊娠している時にあったつらかったことも、すっかり忘れて出産間近のあの頃が懐かしく感じる、と経験した方から聞くことは多いです。今回ご紹介した出産間近の兆候を参考に、慌てず、焦らず、ゆったりと残り少ないマタニティライフをお過ごし下さい。

【医師監修】出産の瞬間ってどんな感じ?どう迎える?よくある不安・疑問を解消しよう

http://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/668

初めての出産。長いようで短かった妊婦生活を終え、いよいよ出産の時。我が子に会えるうれしさと出産への恐怖。出産ってやっぱり痛いの?立ち会いはしてもらう方がいいの?など不安がたくさん・・・。今回は、そんな出産の不安や疑問に答えていきます。

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