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【医師監修】生理痛を緩和するのに役立つ食べ物&飲み物 5選

【医師監修】生理痛を緩和するのに役立つ食べ物&飲み物 5選

「生理痛さえなければ」そんな風に思ったことありませんか? 女性だからとあきらめなければならないのか……。もし簡単に生理の痛みが和らぐ可能性があるのであれば、知りたいですよね。今回、そんな女性にとって生理痛を緩和する食べ物・飲み物をご紹介します!


この記事の監修ドクター
松本レディースクリニック 松本 和紀先生
当院では体外受精など生殖補助医療を専門に行います。赤ちゃんが欲しい、妊娠したいがなかなか妊娠しないとお悩みの方ご来院ください。
http://www.matsumoto-ladies.com/

なぜ起こる? ~生理で痛みを感じるメカニズム~

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女性には赤ちゃんを妊娠出産するための準備として、早い人であれば小学校中学年くらいから「月経(生理)」というものが始まります。その後約1ヶ月ごとに定期的に「生理」があり、50代前後で閉経(生理が終わること)を迎えます。

妊娠出産するためにはとても大切なことなのですが、毎月のお付き合いとなると大変ですし、困ったことに特有の痛みを伴うことが少なくありません。人によってはそのために生活や仕事に支障をきたすこともあります。

生理痛がひどくて「起き上がれない」という声をよく耳にします。なぜそのような現象が起こるのでしょうか?

生理のしくみ

この生理というシステムは女性が赤ちゃんを育てていくための準備になります。上手く精子と結びついた受精卵を大きく育てるには、その受精卵を休ませ寝かせてあげるベッドのようなものが必要となり、女性は毎月そのベッドを体の中で作っているのです。

しかしながら、受精が上手くいかず受精卵にならなかった場合、そのベッドははがれて体外に出てしまいます。これが生理の起こるシステムです。

余分になったもの(いらなくなったベッド)体の外に出してくれるので、女性の体内を綺麗にしてくれるとても大切なシステムと言えます。しかしながらそこで厄介なのが、そこに痛みを伴うということです。

「生理痛」の原因

生理痛の原因には「プロスタグランジン」という物質が大きく関わってきます。このプロスタグランジンが生理になった時に分泌されることによって子宮が収縮され、生理痛が引き起こされるのです。

また、生理中はむくみがひどく体がだるくて重いという声も良く耳にしますが、その現象もこのプロスタグランジンの分泌によるところが否定できません。私たちの身体における、血管の重要性というのはみなさんご存じの方も多いですね。

このプロスタグランジンは血管を収縮させて体の隅々に栄養や酸素を運んでくれている血の巡りを悪くしてしまうということもわかっています。生理期間中に顔色が悪くなったりするのもこのことが原因なのです。

生理痛を和らげるために意識すべきこと

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生理痛の原因が「プロスタグランジン」という物質の過剰分泌であることがわかりましたが、ではどうしたらそのプロスタグランジンの分泌を抑えることができるのでしょうか。

プロスタグランジンの分泌を増やしてしまう原因として、次の二つが挙げられます。
ひとつ目が女性によくある「冷え」によるものです。

冷え症

よく「足の先だけ、手の先だけ冷たい」といった悩みを耳にします。その原因として特に内臓の冷えが考えられるのです。冷たい食べ物や飲み物を好んで摂取していませんか? 「冷たいもの」が大好きで、顔は火照っているのにお腹を触ると冷たくて、体の中(内臓)が冷えているという「冷え性」タイプの方が多くいらっしゃいます。

初めは大好きな冷たい飲料が飲めないことにかなりストレスを感じていましたが、無理のないようにあまり冷たくない飲み物に少しずつ変えていけば、ストレスもなく自分の身体の変化を実感できます。

また、体を冷やす原因の一つとして砂糖の過剰摂取も挙げられます。お砂糖がたっぷり入った食べ物や飲み物ばかり摂取している人も要注意です。

自分の食生活を見直す大きな柱のひとつとしてこの「冷え」を考えてください。たったそれだけのことに気を配るだけで、生理痛が緩和される可能性が高いのはもちろん、血流が良くなり顔色も良くなったと言われる人も多いのです。いいことがたくさんなのでぜひ少しだけ意識してみてください。

ストレス

もう一つはなかなか自分では解決しにくい、日常での「ストレス」によるものです。ストレスはホルモンのバランスを崩す原因となりそれがプロスタグランジンの分泌を活発にしてしまいますので、普段からなるべくストレスをためないように工夫をすることが大切です。

ゆっくり湯船につかったり、料理や運動をしたりと自分なりのストレス発散方法を見つけていきましょう。

生理痛を緩和する3つの食べ物

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豆乳・大豆

食べ物と飲み物で共通する食材として「大豆」をご紹介します。何となくですが大豆は体に良いものだという認識はありますよね? この大豆という食材は女性にとってかなり嬉しいもので、生理痛を和らげるためにも有効なスーパーフードなのです。

大豆には「イソフラボン」という成分が含まれており、このイソフラボンが女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをしてくれ、ホルモンバランスを整えてくれます。

みなさんとって身近な大豆と言えば、納豆や豆腐味噌に豆乳などですよね。昔は大豆大国と呼ばれていた日本でしたが、近年では食の欧米化が進みあまり食べなくなったとも言われています。

せっかく日本に生まれたのですから、美味しく身体に良い食べ物を食べて心も体もお肌も美しくなりましょう。

ビタミン・ミネラル

その他にもビタミンやミネラルが生理痛を緩和するのに効果的だと言われています。残念なことにビタミン・ミネラルは人間の身体で生成することができないので、しっかりと食事に取り入れる必要があります。

ビタミンB6・ビタミンE

ビタミンはB6とEが効果的だと言われていて、それぞれ
・レバー      ・いくら
・カツオ      ・たらこ、明太子
・マグロなど    ・かぼちゃなど
に多く含まれています。

生理痛を抑える飲み物はこの2つ

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冷たくて甘い飲み物が大好きな方も多いですよね? なんてったって女性は甘いもの好きですから。ですがそこをぐっとこらえて「ハーブティー」を普段の生活に飲み物として取り入れてみてはいかがでしょうか。

ハーブティー

実際にハーブティーを飲んで生理痛の症状が緩和されたということを耳にすることも少なくありません。また、生理痛の症状だけでなく、花粉症やアレルギーお肌の悩みの改善も期待ができます。生理痛緩和のために飲んでいたらお肌まで綺麗になんて声も多いのですよ。様々な種類があり、好みの味に出会うまでの冒険も楽しめますので、オススメの飲み物です。

ラズベリーリーフハーブティー

中でも「ラズベリーリーフティー」は生理痛に効くと言われています。香りを楽しみながら体を温めてリラックスした時間を味わいましょう。

甘さが足りなくで飲みづらいと感じるときは、はちみつを入れると、ラズベリーリーフのコクが和らぎ口当たりも良くなるので、抜群に飲みやすくなりますよ。

月経によって栄養が低下している体には、はちみつの栄養も元気をくれるものです。はちみつにもいろいろな種類で味が違います。ご自分に合ったはちみつを見つけて、お気に入りのハーブティータイムをゆったりと過ごすことも、ストレスを忘れさせてくれます。

まとめ

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昔も今も、頑張り屋さんな女性がたくさん。家庭のことはもちろん、最近では社会における活躍の場も少なくありません。それゆえストレスを抱え込んでしまったり、頭を動かすときには糖分を欲しますから過剰に糖分を摂取してしまったり、冷たい飲み物や食べ物、アルコールをご褒美として楽しむことも多いと思います。そこで苦しめられてしまうひとつが生理痛なのです。

女性の社会進出は推進されていますが、残念なことに女性特有の身体の不調に対する理解はそこまでは進んでいません。女性の体調に対する理解が進まない理由は、男性が女性を理解することの限界や難しさによるところが大きいのかもしれません。女性たち自身が賢く工夫をして、自分で自分を守るのも1つの手です。

ご紹介したように、少し気をつければ生理痛の症状が軽くなることも少なくなく、生理痛改善の緩和方法を楽しみながら症状の緩和をすることができます。ストレスの発散方法として料理が選択肢にあるとするならば、その選択肢をつかって温かくて生理痛に効く成分の多い豆類やビタミン豊富な「美味しい」料理を家で作ってみるのもいいかもしれませんね。ぜひこれを機会に女性として楽しく輝く毎日を過ごしてください。

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