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【医師監修】正しいしもやけ対策とは?予防の4つのポイント&悪化させない対処法

【医師監修】正しいしもやけ対策とは?予防の4つのポイント&悪化させない対処法

すっかり手先の冷える季節になりましたね。こんな季節は毎年しもやけに悩まされる人も多いのではないでしょうか。しもやけが原因で起きる足先のかゆみなどイライラの原因にもなるため仕事や勉強など日常生活への支障も大きいです。ここではそんなしもやけへの対処法をお伝えします。正しい知識を身につけて本格的な冬に備えましょう!


この記事の監修ドクター
土佐清水病院 皮膚科 宇井千穂先生
活性酸素とSODの研究による天然の治療薬を使い、アトピーを中心とした皮膚疾患を診ています。最近では美容皮膚科医として、美の研究も行い活躍しています。女医+(じょいぷらす)所属。

しもやけ対策・予防の4つのポイント

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防寒する

しもやけの予防にはまず防寒はかかせません。最近はエアコンが効いている場所が多いので、冬場でも暖かく過ごせますね。そのためか街では冬にも関わらず薄着の人も多く見られますが、やはり冬の外出時に寒さ対策は必要です。この時期の外出の際には、できるだけ肌の露出は控え、耳や手足、首回りなどを覆うことをオススメします。デザイン重視の細いパンプスや窮屈なブーツなどこうした靴を長時間履き続けると足先が圧迫されて血の巡りが悪くなります。そのためサイズの合わない靴や、極端に幅の狭いような靴は出来るだけ控え、幅のあるブーツなど機能性重視の暖かい靴を履いて出かけましょう。

濡れたままにしない

炊事、洗濯、掃除など季節を問わず、家事には水仕事がつきものですよね。しかし、濡れたままの手にはしもやけと大きな関係があります。水仕事で付着した水分は蒸発すると同時に一緒に体温も奪ってしまうため、肌を冷やししもやけができやすくなってしまいます。また、体を動かすことはもちろん健康に良いですが、ジョギングなどで汗を流したままで手袋や靴下を湿ったままにすることは控えましょう。せっかくの運動がしもやけの要因になってしまいます。水仕事、運動に関わらず、肌に付着した水分は優しく拭き取り、濡れた衣類は早めに交換することが大切です。

血流をよくする

血行を良くすることは体温の管理に大きく関わります。ビタミンEを多く含む食品を日々の食事に取り入れるよう心がけましょう。ビタミンEには血行を改善する効果があります。これは落花生や大豆、アーモンド、ナッツ類などの豆製品やからすみ、うなぎ、たらこ、いくら、明太子などの魚類に多く見られます。またかぼちゃ、アボカド、とうがらし、抹茶などにも含まれます。

ダイエットのためにと油分を控える人も多いとは思いますが、サラダ油、紅花油、ひまわり油、菜種油、とうもろこし油などの植物油にもビタミンEは含まれます。ダイエット中の方には少し抵抗があるかもしれませんが、しもやけを防ぐため冬場は積極的に植物油を摂取することが大切です。また、植物油と同時にビタミンCや緑黄色野菜を中心に含まれるβカロテンを摂ることはビタミンEの吸収率を高める効果があるためオススメです。

また、入浴は血行をよくする効果があるので冬場は得に意識しましょう。入浴時にできるしもやけ対策をご紹介します。方法はしもやけの出来やすい手足を冷水、温水に交互に浸すだけ。洗面器があれば入浴時でなくてもいつでも出来ますね。終わったら手足の水分をふき取ることを忘れずに!

ビタミンEを摂る

冷え性などの体質や寒さを原因とした血行不良、遺伝などしもやけの起こる原因は様々ですが、特に血行が悪い方は手足の末端まで血液が行き届かず、慢性化して毎年しもやけに悩まされる方も少なくありません。そこで血行を促進するのに効果があるとされているビタミンEの摂取をおすすめします。ビタミンEには神経物質の血管を収縮させる効果を抑制し、毛細血管を拡張する働きを持ちます。加えて血液の流れをサラサラにする効果もあるため、体全体へ血の巡りを改善してくれます。

また、しもやけの予防策としてはビタミンEの内服も推奨されています。ビタミンEは市販薬としても販売されているため他の成分と比べて簡単に入手できます。

しもやけの治療、対処法

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しもやけに効果的な成分、薬

しもやけができたときはまず、末梢の血行を良くすることが重要です。ビタミンEには毛細血管を拡張する働きがあるため、ビタミンEやヘパリン類似物質が含まれたクリームを使うなど、血行改善に努めましょう。

皮膚が赤くなっていたり、かゆみがある場合にはステロイド外用剤必要な場合もあります。これは炎症を抑えることができるため、しもやけをはじめとするかゆみを伴う皮膚炎などの症状に対して効果を発揮します。

とりわけ、しもやけにはかゆみの症状が強いため、かきこわしによる症状の悪化が多く見られます。そのため、かゆみの症状が弱い初期のうちにステロイド外用剤を使って短期で効率的に治療をする場合やかゆみが強い場合には抗ヒスタミン剤を用いることもあります。

しもやけが悪化したときの対処法

しもやけは悪化すると、水疱ができたり、ただれが生じることがあります。これらは感染の可能性があるため、細菌増殖を防ぐ抗生物質を含むステロイド外用剤もあります。ただし症状によっては適さない場合もあるため、医師に相談することをお勧めします。

また、ステロイド外用剤を1週間以上使用しても赤みやかゆみなどの症状が改善されない、あるいは悪化するような場合には、治療が難しくなる重症の段階に進む前にできるだけ早く、医療機関を受診し、専門医に診てもらうことが大切です。

また、ビタミンE配合の軟膏などの外用薬を患部に塗ることも治療に適しています。特に家事や雪遊びなどで手足が濡れてしまったあとや乾燥が気になるときなど積極的に軟膏を用いて保湿を心がけましょう。同時にマッサージを行うことでさらに手足の血行が促され、しもやけの改善に繋がります。

⭐︎足のマッサージ
①指の付け根やかかと、側面など気になる箇所に軟膏を塗る
②かかと全体を手のひらで覆い温める
③両手の親指で足の裏を押しほぐす
④足の指の付け根から足先に向けて指を一本ずつ手で優しくほぐす。足の爪周りも同時にほぐすとなお良い。
⑤最後にマッサージを終えたら保湿効果を高めるため、大きさにゆとりのある靴下をはく。

特に入浴後などは湯冷めを避けるため、体に付着した水分をきちんと拭き取って暖かい部屋でマッサージを行うことが大切です。

しもやけの原因、症状をおさらい

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しもやけの主な症状

しもやけになると手足や鼻、耳などが赤く腫れかゆくなります。医学的には凍瘡と呼ばれます。本格的な冬を迎え、気温が下がる12月から3月の期間に症状が現れやすいという特徴があります。

主な症状としては、炎症部分の腫れや手足の末端、手のひら、足の裏などへの赤い発疹、じんじんとした軽い痛み、むずがゆさなどに始まりますが、悪化すると皮膚が赤黒く変色し、ひどいケースには皮膚の一部に潰瘍ができることもあります。しもやけは手足の冷えを原因として血管がうまく拡張及び収縮ができず、血行が悪くなってしまうことで起こります。これらは治療せずに放置しておくと細菌感染を引き起こし、更なる悪化を招くこともあります。改善策としてはやはり手足の血行をよくすることが最優先です。


また見た目の分類としては大きく二つに分かれます。一つ目は手足全体が熟れた柿のようになる樽柿型、もうひとつは手足の指及び足の裏、耳たぶ、鼻、頬などに赤いブツブツとした発疹ができる多形滲出性紅斑型があります。症状はいずれも同じで悪化するとそれらが破れてただれるおそれがあります。また、しもやけには似ている症状の病気も多いため、しもやけのように見えていても実は他の大きな病気を患っていることもあります。以下に類似する病気を挙げておきます。

◎凍傷:皮膚組織が凍結する病気。しもやけとは異なり、氷点下4度以下など極寒地域で発症しやすい。最悪の場合は患部の切断に至るケースも。

◎膠原病:紅斑、紫斑、水疱などが皮膚に見られる病気。強皮症、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、皮膚筋炎、シェーグレン症候群なども膠原病に含まれる。かゆみを伴うため症状はしもやけに類似。原因は不明だが、シェーングレン症候群のみ、広範囲に症状が広がり寒い時期以外にも発症する。

◎クリオグロブリン血症:体温が低くなることで血管が詰まり、血管炎を発症することによってあざ・関節炎・脱力などを起こす。対策としてはしもやけと同様寒さ対策が重要。

◎レイノー病:寒さによる刺激及び精神的緊張により手足の末端の血流が悪化し、手足の末端の皮膚が白や紫に変色する病気。症状としてはしもやけと同様、冷たい感触や手足のしびれ、痛みなどを伴うケースも。

上記の病以外にも動脈硬化や糖尿病などにより末端の血管が上手く機能しない場合にも同様の症状が現れる場合があります。適切な対処をしても症状がなかなか治らない場合は気になる場合は早めに皮膚科など最寄りの医療機関を受診しましょう。

しもやけになる原因

原因としては冬場の冷気に、手足の先や鼻などが晒されることによって血液の循環障害が発生することが挙げられます。血管が収縮することで 患部は冷たくなり痛みを伴います。一方温めると血行循環が突然改善されるとかゆみが起きます。冬場はこのサイクルを繰り返すためにしもやけが起こりやすくなるのです。また、それらに伴い皮膚が赤くなるのは静脈がうっ滞することで、うっ滞性静脈炎と呼ばれる炎症を起こすことが原因の場合もあります。

しもやけになりやすい時期

しもやけは寒い時期に出来やすい、というイメージがありますが、実際は氷点下の時より最低気温が5度前後、且つ昼夜の寒暖差が大きくなる時期に起こりやすくなります。冬場だけではなく冬から春への移り変わりの時期にも寒暖差が大きくなるため、しもやけが起こりやすいと言われています。
しもやけの患者さんには子供や子供女性が多いとされていますが体質も大きく関与しており元々血行の悪い人などは毎年同じ症状を繰り返すことも多いです。また、気温の寒暖差と関連して、地域としては北海道や東北など寒い地域に加え、新潟、京都、九州でも発症する人が多いようです。しもやけの要因には寒さが大きいですが、寒い地域特有のものとも限らないのです。

また、手足が汗や水仕事などで濡れているままだと湿気が乾く際に手足の体温を奪い温度を下げるためしもやけが出来るケースもあります。多汗症の人の多くがしもやけに悩まされるのはこのためです。

まとめ

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いかがでしたか?しばしば軽い症状と捉えがちなしもやけですが、思わぬ悪化を招くこともありますから早めの治療が大切ですね。冬休みを楽しく過ごすためにも予防法や治療法については正しい知識を身につけましょう。

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