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【医師監修】臨月の眠気やだるさはなぜ? 臨月に眠い原因とおすすめの過ごし方

【医師監修】臨月の眠気やだるさはなぜ? 臨月に眠い原因とおすすめの過ごし方

臨月に入ると妊娠期間もあとわずか。いつ産まれるのかと期待と不安がいっぱいの時期でもあります。そしてお母さんの身体にも色々な変化が起きます。とくに眠気とだるさは異常なほどあります。その理由は気になりますよね。ここでは臨月に眠い原因と、最後の素敵なマタニティライフを送れるように、おすすめの過ごし方について紹介していきます。


この記事の監修ドクター
こすぎレディースクリニック 椎名邦彦先生
当院の基本姿勢は『癒して治す』です。最新の産婦人科・美容医療に、東洋医学などの代替医療やアンチエイジング医療を取り入れながら、 女性がいつまでも健やかで美しくあるための医療を提供します。
http://kosugi-ladies.jp/

眠いと感じやすい臨月とは

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妊娠10か月、妊娠36週0日~39週6日のことを【臨月】と呼んでいます。ちなみに出産の時期によって、流産(~妊娠21週6日)、早産(22週0日~36週6日)、正期産(妊娠37週0日~41週6日)、過期産(妊娠42週以降)に分類されていています。つまり、36週になると臨月に入り、37週になるといつ産まれてもいい時期になります。臨月になると、かなりお腹が大きくなり、いろいろな身体の不調も出てきます。こまめに休憩を取ったり、家事を適度に手抜きしたりして最後まで体調管理をしっかりしていきましょう。

眠い!臨月のお母さんの身体の変化

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眠気

妊婦にとっては当たり前になっている症状の一つが眠気です。妊娠発覚から続いている人もいると思いますが、臨月になると眠気がより一層激しく襲ってきます。つい先ほど寝たばかりでもまた眠い……ということはよくあります。

だるさ

臨月になると身体全体が疲労感や気だるさでいっぱいになってきます。何か激しいことをしたわけでもなく、ただ座っているだけでもだるく感じるでしょう。臨月によくあることですが、あまりひどい時には我慢せずにお医者さんに相談して下さいね。

トイレが近くなる

臨月になると赤ちゃんが下りてくるので腸や膀胱が圧迫され、トイレが近くなります。何度トイレにいっても残尿感があり、膀胱炎と似たような感じです。下痢気味になる人や、便秘気味になる人もいます。

胃や胸の圧迫感がなくなる

これまでは子宮が大きくなることで、胃や胸が圧迫されていました。それも臨月になると赤ちゃんの頭が骨盤の中におりてくるので、胃や胸の圧迫感がなくなります。この時期に食欲が増すのもこのためです。暴飲暴食にはくれぐれも気をつけましょう。

足の付け根が突っ張る

お産が近づいてくると足の付け根が突っ張ることが増えてきます。妊娠とは関係なさそうな股関節や恥骨のあたりが痛むので、不安になる人も多いです。ホルモンバランスの変化や、赤ちゃんの頭が骨盤の神経を圧迫するので突っ張るようです。

腰痛

何ヵ月ものあいだ大きいお腹を支えてきた腰も臨月に入る頃には限界です。臨月でさらに大きくなるお腹を支えたり、筋力が低下したりしているので腰痛に悩む妊婦は多いです。さらに赤ちゃんが骨盤に下りてくるため、骨盤に近い腰にも負担がかかり、非常に痛みを感じます。

おりものの変化

エストロゲンの分泌量が今まで以上に増える臨月では、おりものも変化します。匂いは少しきつくなり、量も増えます。色は透明から少し黄色いおりものが増えます。赤褐色や赤色のものは、おしるしかもしれません。また大量に出るや、チョロチョロと出て止まらない場合は破水かもしれません。気をつけて観察しましょう。

臨月に眠いと感じたりやだるいのはなぜ?

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体力の消耗が激しいため

臨月になるとお腹がぐっと大きくなって、心臓や肺、腰に負担がかかり、今まで以上に体力を消耗します。普段の生活をしているだけでも疲れやすく、だるさを感じやすいです。体力の消耗も想像以上に激しいため、身体を回復する為に自然と眠気も襲ってくるのです。母体の身体一つで二人分の血を循環させているのだから、疲れるのは当たり前ですね。さらに、臨月になると約8キロ前後体重が増加しているので、体力が消耗するのも仕方ないです。

寝不足のため

臨月になると、夜寝ていても細切れに起きてしまい、ぐっすり眠れない人も多いものです。出産への不安や激しい胎動、トイレが近くなることやさまざまな理由で夜は寝つきが悪くなったり、寝ても起きたりしてしまいます。また臨月になると、お母さんの身体の中ではエストロゲンというホルモンの分泌が盛んになります。このエストロゲンは眠りを抑制する働きがあるため、夜熟睡しにくくなります。出産後の2~3時間おきの授乳の準備のためとも言われています。いろいろな理由で寝不足になるので、昼間に眠気やだるさがあるのです。

臨月に気をつけたいこと

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母子手帳を常備しよう

散歩途中でお腹が痛くなったり、破水したりすることもあります。臨月になるといつ赤ちゃんが生まれてきてもおかしくありません。少し出かける時でも、何が起きても大丈夫なように、母子手帳、財布、診察券、携帯電話は常に肌身離さず持っていましょう。特に母子手帳は母子の情報がつまっています。もし万が一、お母さんが意識を失ったとしても、今までの経緯や、週数、名前等、お医者さんが必要とする情報がつまっています。いつ産気づいてもおかしくないという心持ちで、母子手帳は常に持ち歩きましょう。

病院から遠出しない

出産までにやりたいことはたくさんありますね。気分転換に外出したり、お買い物を楽しんだりもしたいですよね。身体が元気でしたらどれだけ外で楽しんでも大丈夫ですが、病院から遠出はしないように気をつけましょう。臨月に旅行をしてかかりつけの病院ではなく、旅行先で出産したという話もあります。急な陣痛や破水があったら、どれだけ早く適切な処置をできるかによって母子の命にかかわってきます。出かけるのであれば、通っている病院から一時間以内のところにしましょう。

体重増加に気をつけよう

胃の圧迫感がなくなるので食欲がわき、臨月に体重増加をする妊婦さんは多いです。過度な体重増加は母子ともに悪影響ですし、出産のときに困ります。食事は野菜たっぷりなローカロリメニューで、最後まで気を抜かず体重管理をしっかりしましょう。また出産や産後の悪露の出血に備えて、鉄分(レバー、カツオ、しじみ、ひじき等)をたくさん摂れるといいですね。出産日に備え、軽い運動等で体力をつけるのも大事です。

臨月に眠いときのおすすめの過ごし方

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運動・ストレッチ

出産は体力がないと持ちません。出産に必要な体力をつけるのはもちろん、気分転換や体重管理にも役立つので運動やストレッチをして過ごしましょう。お医者さんからも身体を動かすように言われる妊婦は多いはず。また適度に身体を動かすと心地よい疲労感で夜ぐっすり眠れますので、昼間の眠気やだるさの解消にもつながります。おすすめの運動は、スクワットやウォーキング、ラジオ体操等です。とくにスクワットは骨盤や股関節をやわらかくするので安産につながります。運動が難しければストレッチやマタニティヨガでも大丈夫ですよ。

外出

出産を待っているのもストレスになってしまことがあるので、少し外に出て、楽しい気分で散歩しましょう。出産すると、初めの一か月はほぼ外に出られません。その後も赤ちゃんがいると、なかなか自分が行きたいところに出かけられません。なので、自分が行きたいところに外出してください。

出産すると本当に自分の時間がないので、フラフラ出歩くのが最高の贅沢だと後でかみしめます。天気のいい日に近所に散歩にでかけるだけでも、出産への不安がいっぱいの人にとってはいい気分転換になりますよ。ただ、いつ産気づくかは分からないので自宅や病院から離れすぎないように気をつけてください。

お昼寝

臨月になると、眠気やだるさに辛いときも多いですね。そんな時はお昼寝をして身体を休めましょう。お昼寝をたくさんしたからといって罪悪感を抱える必要はありません。妊婦の仕事は心も身体も健康でいることです。夜寝られない分、お昼寝で体力を回復しましょう。お昼寝をすると夜に寝られない人は、横になってゴロゴロしているだけでも身体が楽になりますよ。産後は怒涛のような育児生活が待っているので、今のうちにゆっくりと眠る時間を楽しんでください。

趣味を楽しむ

産後は趣味の時間もなかなかとれません。たとえ赤ちゃんのお昼寝の時間にできたとしても、赤ちゃんが泣くたびに中断せざるを得なくなります。今のうちに思う存分やっておきましょう。映画鑑賞やショッピング等、外に出ないとできない趣味は今しかできません。お母さんが趣味などをして楽しく過ごしていると、お母さんの楽しい気持ちが赤ちゃんにも伝わり、お腹のなかで赤ちゃんも安らいだ気持ちになります。この時期はお母さんが安らかでポジティブに過ごすことが何より大切です。

外食を楽しむ

子どもが産まれると、大人が行くオシャレなお店にはしばらく行けません。今のうちに外食を楽しんでください。1人目の妊娠中の場合は、夫との二人きりの時間はあとわずかですね。これから産まれてくる我が子のことで盛り上がりつつ、夫と楽しい時間を過ごすデートも素敵ですね。子

出産準備を最終確認する

臨月になると入院時に必要なものや退院時に必要なもの、産後必要なものは揃っていることでしょう。産後に慌てたりしないように、最終確認をしておきましょう。できれば夫と一緒に確認できると、入院中もスムーズになるので楽です。また病院へ行く手段も確認しておきましょう。いろんなパターンを考えておくと、いざという時安心です。

さらに出産体験を聞いたり、ネットで調べたりして、出産のイメージをしておくといいでしょう。「赤ちゃんは大丈夫?」「出産の痛みに耐えられるかな?」などと不安になる時だからこそ、いろんな人の体験を聞いて、自分の不安を聞いてもらい、自信につなげていって下さい。

まとめ

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人生最大のイベント「出産」はもう目の前。つわりから始まった妊娠による不調は、今も疲労や不眠、腰痛などピークを迎えていることでしょう。また、無事に生まれるかの不安や、出産の痛みの恐怖でいっぱいの人もいますね。大丈夫です。

お母さんの身体では、安産快楽ホルモン“エンドルフィン”が用意されています。エンドルフィンは、体が自然に作り出す自然の麻酔薬です。不安や恐怖はストレスホルモンを増加させ、安心やポジティブな感情はエンドルフィンの分泌を促します。リラックスして下さい。楽しんでください。お母さんが笑顔でいることが、赤ちゃんにとっても幸せなことです。最後の踏ん張りどころでもある臨月。眠気やだるさと上手に付き合いながら、残り少ないマタニティライフを楽しみましょう。

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