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2018年03月27日 15:26 更新

子供の習いごとに児童劇団!気になる費用や内容は?

音楽教室や英語教室などと違い、あまりなじみのない「児童劇団」。度胸がついたり人見知りが治ると言われることもありますが、その実態はどのようなものなのでしょうか?芸能事務所(養成所)との違いやその魅力を調べてみました。

児童劇団とは

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芸能界を目指すのではなく、芝居などの稽古や発表をする場所である児童劇団。芸能界を目指す養成所とは何が違うのでしょうか。

児童劇団と芸能事務所(養成所)の違い

児童劇団とは、子役を集めた劇団のことを指します。芸能事務所(養成所)と混同されがちですが、芸能事務所(養成所)とは芸能界を目指し、子役としてテレビドラマなどに出演することもあります。児童劇団は演技や芝居の稽古事という側面が強いのが特徴です。

料金の目安として、養成所の大手であるである「劇団ひまわり」は幼児部や児童部で入所金が12万円、劇場当施設設備維持費が6万円、月謝が2万3750円とかなり高額です。また、舞台俳優を目指す人々の憧れともいえる「劇団四季」では、全日制の学校へ通っていない25歳までを対象に、研究生のオーディションを行っています。

いずれも大手であれば劇場を持っていたりスタジオを持っていたりと充実した環境でレッスンを受けることができます。最終的にどんなふうになりたいのかによって、児童劇団か養成所、どちらを受けるか決めるのがいいでしょう。

●劇団ひまわり「入所費について」
http://www.himawari.net/school/fee/

●劇団四季「オーディション情報」
https://www.shiki.jp/group/audition/index.html

児童劇団のレッスン内容

児童劇団のレッスン内容は劇団によって様々ですが、講師の指導のもと、演劇に必要な発生・発音・表現の基礎を学ぶのが一般的です。ボイストレーニングやクラシックバレエ、ジャズダンスなどを学びながら、ミュージカルや演劇で多彩な表現ができるような実力をつけていきます。また、年に1回~数回開催される発表会へ向けての練習も行うので、本番に強い度胸も培われるようです。

児童劇団はどこでやっているか

普段の生活ではあまりなじみのない児童劇団ですが、調べてみると大小様々な児童劇団が存在していることが分かります。

自治体が主催しているものも多く、演劇のプロを目指すものではなく人間形成に役立てることを目的としている場合が多いようです。「練馬児童劇団」は昭和57年に発足した団体で、毎月の通常練習のほか下記合宿や発表会などもあります。

自治体が主催する以外には、日本で唯一の子供のためのミュージカル劇団として有名な児童劇団「大きな夢」などがあり、独自のネットワークで全国に24カ所、約550人の劇団員が在籍しているとのことです。

●練馬区役所ホームページ「練馬児童劇団」
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/seishonen/seishonenshisetsu/seishonen/kasugatyouseishounen/kasugakoza/engeki.html

●児童劇団「大きな夢」ホームページ
http://www.ookinayume.jp/index.html

児童劇団に入るメリット

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意外と身近な児童劇団ですが、実際にレッスンを受けるとどのようなメリットがあるのでしょうか。社会に出ても役立ちそうな礼儀作法や表現力など、魅力的なポイントがいっぱいです。

あいさつや礼儀を学べる

児童劇団では、挨拶や礼儀作法といった社会常識を教えるという稽古事としての側面も持ているため、しっかり身に付けば大人の世界にも通じる人間性を育むことができます。

劇団には主催者だけでなく、スタッフや同じ劇団員の親など大人と接する機会も多いので、自然と社会性が身につくというメリットもありますね。

ダンスやボイストレーニングなど、幅広い体験ができる

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普通の音楽教室であれば、ダンスはダンス、バレエはバレエなど一つのことしか習えません。しかし、劇団はレッスン内容も幅広く、それらを経験することによって表現方法を学ぶことができます。
それと同時に自分の得意・不得意にも気づくことができるので、自己主張やアピールにうまく取り入れることができるようになります。

人見知りの解消につながる

先述したとおり、児童劇団は劇団員の仲間のほかにも運営や裏方のスタッフなど様々な役割の人々と関わることが多いので、その分色々な立場の人と話す機会に恵まれます。

多くの人々と話すことによって自分をアピールすることも大事な場所なので、人見知りの解消につながることもあるようです。

児童劇団にかかる費用

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芸能事務所(養成所)より安いとはいえ、具体的にどれくらいの費用が掛かるのでしょうか。意外と高い入所費や毎月必要となる月謝など、だいたいの目安を紹介します。

初期費用はどれくらい?

「入学金」といった形で、入所時に納める諸費用があります。劇団ひまわりの場合、入所金が12万円、プラスして劇場施設などの設備費が6万円ほど、かかります。

また、劇団によっては視聴覚教育費で数万円ほどかかる場合があるそうです。劇団によって異なりますのでしっかり調べておきましょう。

月額のレッスン料は?

月々のレッスン料も劇団によって異なりますが、レッスン料1万~2万円程度にプラスして、諸経費として数千円ほど掛かるところが多いようです。諸経費が掛からない劇団や、逆に月謝が2万円を超える劇団もあるので、通わせたい劇団の費用を調べてみましょう。

まとめ

芸能界に興味がある子供だけでなく、はつらつとした人間性や社会性を身につけたい場合にも児童劇団は適していると言えそうです。ほかの習い事に比べると入所費は高くつきますが、子供が演劇や歌に興味を持っていれば、児童劇団への入所を考えてみてもいいかもしれません。ステージで輝く我が子が観られるのも、児童劇団ならではのメリットと言えますね。

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  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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