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2018年03月30日 15:17 更新

人気の食育絵本とは?1歳2歳から食べ物の大切さを教えよう

幼児期の食育は重要だとされている中、「子供の好き嫌いが激しい」「同じものばかり食べたがる」など、子育て中のママは子供の食に関して悩むことも多いでしょう。そんなママの悩みを解決するために一役買う、子供に食の大切さを教えるための「食育絵本」の存在をご存知でしょうか?今回はそんな食育絵本について調べてみました。

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今注目される食育の絵本

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「食育」という言葉は聞いたことがあっても、具体的に何をしたらよいかわからないママもいるかもしれません。まずは食育とはどんなことを指すのか見ていきましょう。

食育とは

食に関する様々な知識を身につけ、健全な食生活を実践できる力を育むことを総称して「食育」と言います。最近では栄養バランスの偏った食事や、不規則な食生活が増加しており、2005年には「食育基本法」という食育を推進する法律が制定され、食育の大切さが見直されています。それほど現代の世の中では食の重要性が高まってきているのかもしれませんね。

●農林水産省ホームページ「食育の推進に向けて」
http://www.maff.go.jp/kinki/syouhi/seikatu/iken/pdf/syoku_suisin.pdf

●農林水産省ホームページ「食育基本法」
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/pdf/kihonho_28.pdf

1歳・2歳の乳幼児の食育が大切なワケ

食事の習慣や嗜好は幼少期に決まると言われており、乳幼児に身についた食生活は大人になってからの食生活にも影響するようです。最近では好き嫌いの激しい子供も多く、大きくなってから苦労しないためにも、1歳2歳など乳幼児の頃から子供に食の大切さを教えることが重要とされています。

1歳の内はまだ食事のレパートリーも多くないため、まずは食べ物に関心を持ち、子供の食べる意欲を育てることが大切でしょう。2歳になれば食事の方法や味覚の幅も広がってくるため、様々なシチュエーションで食べる楽しさを教えてあげるのがよいかもしれません。

子供の年齢や発達などを考慮しながら、ママが乳幼児の頃からその子供に合った食育を行えるとよいですね。

食育絵本の目的

日々家事に育児に仕事にと忙しいママにとって、実際に食材を用いて食育を行おうと思うと戸惑ってしまうこともあるでしょう。そんな時にママの食育をサポートしてくれるのが食育絵本です。食育絵本を読み聞かせることで、子供に食事の大切さを教えたり、好き嫌いをなくすきっかけを作ってあげることができます。

普段の絵本の読み聞かせをする際に食についての絵本も加えてみることで、ママが無理なく食育を行うことができるようです。

年齢別・食育絵本選びのポイント

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食育絵本は年齢別に選ぶポイントが異なってくるようです。どのような点に気をつけて食育絵本を選んだらよいのでしょうか?

1歳:ストーリーより絵が楽しいものを

1歳の子供は「食べる」という行為を始めたばかりで、理解できる言葉の数もまだまだ少ないでしょう。そのため、1歳の子供に食育絵本を選ぶ際には、絵本の内容よりもどんな絵が描かれているかをチェックするようにしましょう。

子供が一目見て楽しめる色彩豊かな絵が描かれている食育絵本であれば、絵本の中に描かれている食べ物の絵を見て、子供が「こんな食べ物があるんだ!」などと食べ物への興味を持ってくれるようになるかもしれません。

2歳:キャラクターで興味をひかせよう

2歳の子供は食べられるものや言葉の理解の幅が広くなってくる時期です。2歳の子供に食育絵本を選ぶ際には、子供が好きなキャラクターであったり、ウサギやクマなど馴染みのあるキャラクターが描かれている絵本で、食への興味を引かせましょう。

自分の好きなキャラクターが絵本の中で美味しそうにご飯を食べている姿を見ることで、子供が食事の楽しさを知るきっかけになるようです。

3歳:現実とつながるストーリーの本がおすすめ

3歳の子供はおままごとやヒーローごっこなど、現実とつながるような遊びをし始める時期です。そのため、食育絵本を選ぶ際には現実とつながるストーリーのものを選ぶことで、子供が食への理解を深められるでしょう。

例えばカレーやハンバーグなど、1つの食事が出来上がるまでの工程を描いた絵本であれば、子供が食事作りや食事の準備に関する知識を絵本を通して楽しみながら学ぶことができるようです。

食育絵本を読み聞かせるときのコツ

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食育絵本の読み聞かせをする際は、下記のような点に気をつけることで、より効果的な読み聞かせをすることができるでしょう。

ゆっくり、はっきりとした口調で読む

ママ自身がまだ読み聞かせに慣れていない内は、ママが絵本の文字を追うことに必死になってしまうこともあるかもしれません。そんな時は1度落ち着いて、ゆっくり、はっきりした口調で読むことを心がけてみましょう。そうすることで子供が絵本の内容を聞き取りやすくなるため、絵本を通して子供の想像力を育むことにも繋がるようです。

アドリブは入れない

絵本はそのシーンごとにきちんと意味があり、1ページごとに構成が考えられた絵と言葉でできています。よかれと思ってママがアドリブを入れてしまうと、時に絵本が本当に伝えたいことと内容がズレてしまったり、読み聞かせ中に子供が混乱してしまうかもしれません。食育絵本を読み聞かせする際は、アドリブは入れないように注意しましょう。

繰り返し読んであげる

同じ本を繰り返し読むことで、子供はより早く絵本から得た知識を吸収できるようです。イギリスで行われた研究では、毎回異なる本を読み聞かせたグループよりも、同じ本を繰り返し読み聞かせたグループの方が多くの単語を覚えていたという研究結果もあるようです。

毎回同じ話を読み聞かせているとママもうんざりしてしまうことがあるかもしれませんが、子供の食育に繋がると思って前向きに読み聞かせに取り組んでみましょう。

これで好き嫌いも克服!?人気の食育絵本

では、実際にママたちから人気を集めている食育絵本にはどのようなものがあるのか見て行きましょう。

しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)
¥ 864 (2018/03/30時点)
(2018/03/19 時点)

可愛いしろくまちゃんがホットケーキを焼き上げるまでの工程が描かれた、0〜3歳向けの食育絵本です。ホットケーキが焼き上がるまでの様々な絵が描かれていて、絵本を通して食事の準備や料理することの楽しさを学ぶことができるかもしれません。少ない文字量にカラフルなイラストが楽しい、40年以上も子供とママに愛され続けている絵本です。

からすのパンやさん

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))
¥ 1,080 (2018/03/30時点)
(2018/03/19 時点)

からすのパン屋さんが、かにパンやうさぎパンなど80種類以上にも渡るたくさんのパンを作っていく、3歳〜4歳向けの食育絵本です。ご飯を進んで食べたがらない子供も、美味しそうなパンのイラストが見開きいっぱいに描かれたページには釘付けになってしまうようです。読んでいるだけで、ママも子供も思わずパン屋さんに行きたくなってしまうような絵本です。

やさいだいすき

やさいだいすき
¥ 972 (2018/03/30時点)
(2018/03/19 時点)

大根や人参やキュウリなど、日頃よく目にする様々な野菜が次々に登場する、2歳以降の子供を対象にした食育絵本です。子供の野菜嫌いに悩むママも多いのではないでしょうか?「子供が野菜に興味を持って欲しい」という作者の想いから生まれたこの絵本は、登場してくる全ての野菜にそれぞれ個性的な顔が描かれています。この絵本を読み聞かせることで、子供が野菜に親しみを持ち、好き嫌いをなくすきっかけになるかもしれませんよ。

まとめ

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子供の食育は、時にママを悩ませることもあるかもしれません。そんな時は食育絵本に頼って、ママも子供も楽しく穏やかな気持ちで食の大切さについて触れてみてはいかがでしょうか。親子でお気に入りの食育絵本が見つかるとよいですね。

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