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2018年12月06日 10:40 更新

簡単にできる!子供・赤ちゃん用リュックサックの作り方とは?

赤ちゃんから小学生まで使える子供用リュックサックは様々な用途に使えてとても便利です。でも、お店で見るとちょっとお高めなので買うのをためらっているママもいるのでは? そこで、今回は子供・赤ちゃん用リュックサックの種類や、初心者でも簡単に作れるレシピ、無料で型紙がダウンロードできるサイトをご紹介します。

子供用リュックサックにはどんな種類がある?

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子供用リュックサック(以下リュック)は主に次の3種類です。

●ベビーリュック
●巾着リュック
●レッスンバッグ

まず最初に、これらのリュックについて簡単に説明します。

ベビーリュック

ベビーリュックは赤ちゃんから使えるリュックです。最近では赤ちゃんの出産祝いに名前入りのベビーリュックを贈る人も増えています。

また、幼児の中には親をまねて荷物を持ちたがる子もいます。ベビーリュックは、そんなちょっとおませな幼児が遊びの延長で自分の荷物を持つ習慣をつけるファーストバッグとして最適です。使用年齢はだいたい1歳頃~3,4歳くらいまでです。

巾着リュック

「巾着リュック」は巾着袋状の小さなリュックで、ナップサックとも呼ばれています。園児でも簡単に開閉できるのがメリットです。マチつきでお弁当や水筒も楽に入るタイプは、遠足などに使えて便利です。使用年齢はだいたい3歳~小学生くらいです。

レッスンバッグ

レッスンバッグの口にファスナーをつけ、肩紐で背負えるタイプのリュックもあります。ピアノの本や幼児教室のテキストなどを入れるのに最適です。3歳~小学生くらいまでの子供が使用します。

最低限用意しておきたい素材は?

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子供用リュックは初心者でも簡単に作れるものもありますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?まずは、最低限用意しておきたい素材をご紹介します。

表地・裏地に必要な生地

リュック作りに使う生地には2種類あります。

【表地】
リュックの外側に使う生地です。

●適した素材
・キャンパス
・キルティング
・フェイクレザー
・ラミネート
※初心者には縫いやすいキャンパスやキルティングがおすすめです。

【裏地】
リュックの内側に使う生地です。裏地をつけて2枚仕立てにすることで、より丈夫に作れます。

●適した素材
・シーチング
・ブロード

接着芯

接着芯は片面に糊がついた薄い生地で、アイロンで生地の裏に貼り付けます。リュックにおすすめなのは不織布タイプです。

●用途
縫い代や開閉口の補強などに使います。また、リュックの型崩れを防ぐ目的で表地全体に貼ることもあります。

●使い方
生地を裁断した後、必要な部分に接着芯を貼ってから縫い始めます。

バックル

バックルはリュックの肩紐の調節に必要なパーツです。バックルなしでもリュックは作れますが、できれば子供の成長に合わせて肩紐の長さを調節できるバックルをつけた方がいいでしょう。

ナイロンテープ

ナイロンテープは肩紐やタブに使います。切りっぱなしでそのまま縫えるので、ソーイング初心者の方におすすめです。

ファスナー

ファスナーは、リュックの本体用とポケット用ファスナーがありますが、リュックの大きさやポケットの数によりファスナーの長さや数は違ってきます。

薄手のスポンジ

薄手のスポンジは、布で肩紐を作る場合の「芯」として使います。これを使うとクッション性があり子供の肩に負担にならない肩紐が作れます。

型紙

曲線のあるリュックを作る場合は必ず型紙を作りましょう。布に直接線を引いて裁断すると裁断ミスを起こす可能性がきわめて高くなります。また、直線縫いだけのリュックでも、裁断ミスを防ぐという意味で型紙を作っておくと無難です。

リュックサックを作る前の注意点は?

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次は、子供用リュックを作る前に注意しておきたいポイントを2つ挙げます。

肩紐を緩めにしておく

子供のリュックを手作りする場合は、急に背が伸びた場合を想定した上で、肩紐を緩めにして作りましょう。また、バックルで肩紐を調節できるようにしておくと便利です。

遠足必須アイテムが入るサイズにする

子供用リュックは遠足や校外学習でもよく使うため、遠足必須アイテムがまとめて入る大きさにしましょう。

・お弁当箱
・水筒
・着替え
・タオル

また、お弁当箱が傾くと汁もれで中に入ったものが汚れてしまいます。それを防ぐためにはお弁当箱が垂直に入る容量であることも重要です。

背負い心地の良いものにする

背負い心地の良さもチェックしましょう。薄い生地で作ったリュックお弁当や水筒などが入ると背中がゴツゴツします。それを防ぐためには、表地と裏地の間にキルト芯を挟んで縫う必要があります。しかし、キルティングを使えば1枚でゴツゴツしないリュックを縫うことも可能です。

簡単にDIY!リュックサックの作り方

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それでは、これまでお話ししたことをふまえ、子供用リュックサックの作り方を2つご紹介します。

巾着リュックの作り方

最初は、初心者でも作れる巾着リュックの作り方を簡単にご紹介します。

●材料
・表布・裏布 各2枚 
・持ち手用のナイロンテープ 2本 
・タブ用のテープまたはリボン 2本
・肩紐用の紐 2本

袋の大きさや紐、テープの長さは、お子さんの体格に合わせて決めます。

●作り方

1.表布に印をつける(持ち手、タブ、縫いどまり)
2.テープを2つ折りにしてタブを作る
3.印に合わせてタブと持ち手を縫い付ける
4.表布を中表に合わせて底~脇の縫いどまりまで縫う
5.縫い代を割り紐通し部分をコの字に縫う
6.裏布を中表にし、5、6と同様に内袋を縫う
7.外袋と内袋を中表に重ね、少しあけて縫い合わせる
8.表に返して縫い合わせる
9.紐通し部分を縫う
10.紐通し口とタブに紐を通し結ぶ

リュックサックの作り方

次は、ソーイングに自信がある方向けに、本格的な子供用リュックサックの作り方をご紹介します。

●材料
・接着芯を貼った生地(表布)
・キルト生地(裏布)
・両開きファスナー 1つ
・ポケット用ファスナー
・アクリルテープ(肩紐用・タブ用)
・角カン
・調節金具

●作り方
1.型紙に合わせて布を裁断する
2.ファスナーをつけたポケットを表部位に縫いつける
3.表面と背面の表布と裏布を外表で縫い合わせる
4.側面上部にファスナーをつけて縫い合わせる。
5.4をファスナーを上にして折り、ミシンで押さえ縫いする
6.5に側面底部の布(裏表)を中表に重ねて両端を縫い、表に返す
7.肩紐を中表で縫い、表に返す
8.7の中心にアクリルテープを縫い付ける
9.背面部位両側に肩紐を縫い付ける
10.アクリルテープに角カンを通したタブを背面部位に縫い付ける
11.肩紐に調節金具を取り付け、タブに肩紐を通して固定する
12.表面、背面、側面を縫い合わせ縫い代をバイアステープでくるむ
※ファスナーを開けたまま縫います。

少し難しい工程ですが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

型紙を無料ダウンロードできるサイト

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最後に、子供用リュックサックの型紙を無料でダウンロードできるサイトをご紹介します。

イオングループの手芸店「パンドラハウス」では、型紙や作り方が無料でダウンロードできます。イラスト入りでとてもわかりやすいので、ぜひプリントアウトしてお使い下さい。

●パンドラハウスリュック |「手作りレシピ・無料型紙」
https://www.pandorahouse.net/recipes/77-%20%20%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%83%E3%82%AF.html

ミシン糸でおなじみのフジックスの手作り情報サイトです。わかりやすい図解つきのレシピ&型紙のPDFが無料でダウンロードできます。

●そーいんぐ.com「親子ペアリュック」
http://fjx.co.jp/sewingcom/recipe/detail.php?id=228

まとめ

今回は、ベビーから小学生まで使える子供用リュックの種類や作り方について詳しく解説しました。お子さんの好きな柄の布で、世界でひとつだけしかないオリジナルのリュックをぜひ作ってみてくださいね。

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  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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