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2018年11月13日 13:20 更新

子供の怪我の保険はどれがおすすめ?保障内容やポイントをそれぞれ紹介

「うちの子はケガが多くって……」という方へ。事故やケガに備える「傷害保険」があるのをご存じでしょうか? 今回は、傷害保険と医療保険の違いや、いくつかの障害保険を例にとって補償内容を比較してご紹介します。

傷害保険はケガに備える保険

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傷害保険では、突発的なケガや事故に備えられる

傷害保険では、ケガによる入院や通院に備えられますが、病気による入院や通院には備えられません。ぶつかった、ものが落ちてきたなど、突発的で、偶発的な出来事による外部からのケガや損傷が対象になります。

傷害保険をメインとしている保険には、自分のケガの補償だけでなく、相手にケガを負わせたり、相手の物を壊したりしたときに補償される個人賠償責任保険をセットしているタイプが多くあります。

熱中症や食中毒などの補償がつく保険も

本来、病気の治療は傷害保険の補償の対象外ですが、熱中症や食中毒、O-157などの治療費を補償に加えている傷害保険もあります。

傷害保険、どう選ぶ?

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傷害保険の加入の仕方

子供の傷害保険への加入を考えるときには、子供を契約者として加入する方法と、親を契約者にして家族型に加入する方法があります。また、ほかの保険に特約として傷害保険をつけることもできます。特約の場合、新しく傷害保険に加入するよりも、手続きが簡単で、トータルの保険料が安く済む傾向があります。

選び方のポイントとしては、

(1)本人の治療費用について、どこまで保障があるか(死亡、入院、通院など、それぞれの補償の有無と、保障額)

(2)相手への補償内容がついているか、その金額と保障の範囲

(3)補償の対象は本人だけか、家族が含まれるか

(4)食中毒や熱中症などまでカバーされているか

(5)その他独自の特約やサービスなどがあるか、加入しやすいか

こうした補償内容と、保険料、加入のしやすさなどを比較して選んでいきましょう。

傷害保険を比較

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au損害保険「ケガの保険 日常の事故」

【3コース中、真ん中のシルバーコースの場合】

(1)本人への日常生活やスポーツ・レジャー中のケガの補償は、入院1日あたり4000円、通院1日あたり500円、手術で2万円または4万円が支払われます。死亡や高度障害の場合には200万円の補償があります

(2)相手への補償は、個人賠償責任保険で最大1万円が補償されます。示談交渉サービスもついています。

(3)本人型のみで家族型はありませんが、0歳から被保険者になれます。

(4)熱中症も保障されます。

(5)救援者費用が100万円まで補償されます。

●au損害保険ホームページ「ケガの保険 日常の事故」
http://www.au-sonpo.co.jp/pc/sports/

chubb損害保険「こどもプロテクト」

【3コース中、真ん中のスタンダードプランの場合】

(1)本人のケガや事故の補償としては、入院1日あたり3000円、通院1日あたり1400円、手術をしたら1.5万円または3万円が支払われます。死亡時には21.9万円、高度障害時には最高197.1万円が支払われます。

(2)相手への賠償責任保険は、最大1億円です。示談交渉サービス付き。

(3)23歳未満が対象。家族型はありません。

(4)熱中症、o-157などの特定感染症、細菌性食中毒にも対応しています。

(5)救援者費用が200万円まで補償されるほか、親(契約者)の死亡時に育英費用として120万円が支払われます。24時間対応の医療や健康の電話相談が受けられる。

●chubb損害保険ホームページ「こどもプロテクト」
https://www.chubb.com/jp-jp/individuals-families/children.aspx

チューリッヒ保険 「スーパー傷害保険」

こちらの保険は、20歳以上からの加入となっています。子供の補償が欲しい場合は、親が家族型に加入することで、子供の補償もカバーされます。その場合、3コースあるなか、真ん中の基本コース・家族型の場合の補償はこうなります。

(1)ケガや事故への備えは、パパ・ママが入院したら1日あたり5000円、子供が入院したら1500円、パパ・ママが手術を受けたら2.5万円か5万円、子供が手術を受けたら7500円か1.5万円が支払われます。死亡・後遺障害保険金は、パパ・ママの場合500万円、子供の場合250万円です。

(2)相手への補償は、最大5000万円です。

(3)本人型、夫婦型、家族型があります。未成年者は単独で加入できないため、子供のケガに備えたいなら家族型を選択します。

(4)熱中症や食中毒等は特に考慮されていません。

(5)子供はひとりで加入できないため、大人が契約して家族型を選択すると子供の補償がカバーできます。保険料は、契約者の年齢、職業、補償の範囲によって変わります。家族型は同居の親族であれば人数制限はないので、大家族であっても同じ保険料で保障が受けられます。

●チューリッヒ保険ホームページ「スーパー傷害保険」
https://www.zurich.co.jp/pa/

まとめ

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子供の行動範囲が広がるにつれ、心配になるのが子供のケガです。子供自身がケガをした場合の補償はもちろん、他人にケガをさせてしまった場合の賠償責任補償などもトータルに考えていく必要があります。

ただし、自転車保険や子供向けの共済でも、子供のケガによる入院や通院が保障されていたり、他者への賠償責任補償がついていたりと、かなり補償が重なっています。保険料やその他付加サービスなどを見比べて、総合的に検討してみましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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