自宅で帽子を洗濯するコツは?今すぐ実践、帽子のお手入れ方法
子供の帽子は、汗や汚れが気になって洗いたくなることがあります。そんなとき家庭で洗っていいかどうか気になりますよね?。帽子といっても家庭で洗うことができるもの、できないものとにわかれています。お家で洗濯してみたい方は、チェックしてみてください。
帽子って洗濯できるの?
帽子は洗えるのか気になる方が多いでしょう。どのような素材が洗えるのか、どのような形状のものが洗えるのかチェックしておきましょう。
基本は手洗い
帽子の多くは型崩れを防ぎたいものばかりのため、基本は手洗いがおすすめです。洗濯機で洗えるものでも、キャップのつばが折れてしまったり、帽子の丸みが崩れたりします。買ったときの状態をできるだけ保ちたいなら、洗える帽子でも手洗いしてください。
洗濯表示を確認
帽子を家庭で洗うときには、必ず洗濯表示をチェックしてください。桶の形をしたマークが表示されていると思います。ここに手の形や温度表示があれば、家庭でも洗える帽子だといえるでしょう。桶にバツが書かれているものは、家庭では洗うことができません。
●消費者庁ホームページ「家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について」
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/pdf/laundry_symbols_161104_0001.pdf
洗えない帽子の種類
帽子の素材や種類によっても、洗えないものがあります。家庭で洗えないものを知っておくことで、トラブルを防ぐことになるでしょう。麦わら帽子のように水に弱い素材は、家庭で洗うことはできません。フェルト帽子も型崩れの原因となるためNGです。
帽子を型崩れさせない洗濯方法
家庭で洗える帽子なら、正しい洗濯方法で綺麗にできます。綿やポリエステルなどの素材で、キャップがついていないものは洗濯機で洗う方法にチャレンジしてみましょう。
洗濯ネットを利用
洗濯機で帽子を洗う場合は、洗濯ネットに入れてください。帽子を入れて多少ゆとりのあるサイズの洗濯ネットを選びましょう。小さいサイズだと帽子の型崩れの原因となるため、折り畳まずそのままの形で入れられるサイズを選びます。
水量の少ない手洗いコースがおすすめ
洗濯機には手洗いコース、ドライコース、おしゃれ着コースなど、水量の少ないコースを選びます。通常のコースだと水量があるため、帽子の型崩れの原因やシワがついてしまう可能性があるでしょう。水量が少なく脱水時間が短いコースを選んでください。
形を整えて乾燥させる
帽子を洗い終わったらすぐに取り出して、形を整えてから干します。洗濯後の濡れた状態は型崩れしやすいため、取り扱いに注意してください。クリーニング店では帽子の形をした道具がありますが、家庭では用意できないためザルなどを使って乾かします。帽子の頭の部分と同じくらいのザルを用意し、帽子をかぶせて乾かす方法です。帽子は陰干しをして、日焼けによる変色を防ぎましょう。ザルは通気性がよく帽子全体がしっかり乾きます。
ピンチで挟んで干す場合は、跡がつく可能性があるため、布を挟んでから干しましょう。ニット帽のように伸びやすい帽子は、吊り下げて干すのは避けるようにします。平らに干すことができるネットを利用し、陰干ししてください。
帽子のお手入れ方法
帽子は洗えないものもありますから、洗えない帽子向けの汚れ落とし方法も覚えてみましょう。麦わら帽子やフェルト帽子などは、専用のお手入れ方法が必要です。
なかなか取れない汚れの場合
洗える帽子で通常の洗濯では汚れが落ちにくい場合、別途擦り洗いが必要です。固形せっけんを汚れの部分に直接つけて、歯ブラシを使って擦り洗いするとよく落ちます。一度で落とそうとするのではなく、洗ってすすいでを何度か繰り返し汚れを落としましょう。
石鹸で擦っても汚れが落ちない場合は、ベンジンを使って汚れを落とすことができます。ホームセンターやドラッグストアの洗濯洗剤コーナーに、ベンジンが売られているため手に入れておきましょう。ベンジンはシミ取りに使われているものです。布にベンジンを含ませ、汚れの部分を叩いてシミを移しとります。最後は水を含ませて絞った布でベンジンを拭き取りましょう。
洗えない帽子のお手入れ方法はあるの?
麦わら帽子のように水洗い自体がNGのものでは、表面を拭く程度に留めます。水を含ませた布を固く絞り、汚れている部分を優しく拭き取りましょう。麦わら帽子は水にぬれると型崩れをおこしますから、水分を含ませないよう拭くのがポイントです。
洗えない帽子でも、額に当たる部分に「スベリ」と呼ばれるテープがついていることがあります。汗を吸い取り帽子のダメージを防ぐための道具です。スベリが汚れてしまったら、水を含ませ固く絞った布で拭き取ります。スベリを取り外し洗濯できるライナーを付ける方法もあるので、洗えない帽子で汚れが気になるものは別途取り付けしておきましょう。
まとめ
帽子は汗やホコリで汚れやすいアイテムですから、家庭での洗い方を覚えておくと便利です。子供がいると紫外線予防や熱中症対策、冬の防寒など帽子が欠かせず汚れが蓄積してしまいます。そんなときは家庭で洗えるか確認し、洗えるものは洗ってみてくださいね。