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2017年11月03日 19:00 更新

寒い日にも! タダで親子が楽しめるお出かけ先は?【ママ女医と娘の○○な日常 vol.18】

読書の秋、お子さんと一緒に本を楽しんでいますか? 今回は、おでかけも読書も同時に無料で楽しめる施設・・・そう、図書館のお話です。

寝る前のお楽しみは「絵本」

Lazy dummy

医学の難しい話が続いたので、今回は私と娘のゆるいお話でも。

うちの3歳の娘は、本が好きです。と言っても、日中、本を読んだりするというわけではなく、夜寝る前に本を読むのが大好き(過去のコラムでも書きましたね)。

「ねえ、きょうはなんさつ? きょうはね、いっぱいがんばったよ、だから5さつよんでもいいんじゃないかなあ?」なんてせがんできます。

3歳を過ぎて絵本の内容も成長してくると、かなり長い作品になるので、そんなに何冊も読んでいたら30分は余裕で過ぎてしまいます。なので、寝る前はいつも高度な駆け引きが行われます。

「そうだなあ、短い本なら5冊読んでもいいけど、長い本だと、今の時間からは2冊が限度だなあ」
「えっ、じゃあこれはどうかな? これはみじかいよ。U(娘)、ひとりでもよめるよ!」
「うーん、確かにこれは短いけど、他の本はどうする? 短いのばかりにする?」
「……じゃあ、みじかいのと、ながいのをよんだらいいんじゃないかな、そしたらちょうどいいよ!」

そして、寝るギリギリの時間まで本を読み聞かせします。

とことん好きな本を楽しむ!

Lazy dummy

さて、私は生粋の読書好きだったので、小学生〜高校生まで学校の図書館に入り浸っているような女の子でした。ところが、大学になると、図書館は専門書しかほとんどおいていないんですね(キャンパスが医学部のみだったので、医学書以外は大した本が入って来ない)。そのため、「読書」という目的としては、図書館から足が遠のいていました。

元々「好きな本は、購入して手元に置いておきたい」派だったので、子供が出来てからも気に入った絵本は購入してきました。しかし、娘の知能がどんどん発達しているのに、夜に何冊も何冊も絵本を読んでいると、同じ絵本の繰り返しで心苦しくなってきました……でもなあ、懐事情としても本棚のスペース事情としても、無制限に本を買って増やすわけには……。

そこでようやく思いついたのが「図書館」です(遅い)。あ、そうだよ、考えたら私も山ほど借りてきて読みあさって、その中で好きな本だけ親に買ってもらったりしていたじゃないか。本屋で本を探すのもいいけど、図書館行こうぜ、図書館!

図書館で新鮮な発見もたくさん

Lazy dummy

そこで休みの日に、夫と娘と連れ立って近くの図書館へ。田舎とは言え、結構な広さです。子供用のスペースも確保されているので、少しくらい声を出しても大丈夫。読み聞かせスペースもあります。

本屋とは、本のチョイスが結構違います。年齢別オススメの棚、シリーズ毎に並んだ棚、大型本の棚……新旧取り揃えた絵本が、いろいろ工夫されて並べられていて、本屋の「売れ筋」から探すのとはまた違った選び方ができて、とても面白いのです。

夫が探している間に、私は娘に読み聞かせ。娘と話をしながら、どんな本を借りたいか聞き出しながら選んでいきます。周囲を埋め尽くしているたくさんの本は、娘も楽しいようで、手当り次第に借りようと持ってきます……。いや、待て、それは家に同じのがあるからやめとこうね。

こんなに充実して、全部が無料!

Lazy dummy

私の通う図書館の話になりますが、10万冊以上ある児童書の中から選び放題。10冊まで2週間借りることができます。しかも、ネットで延長も可能。予約も可。ほぼ毎日利用可能で、ブックポストがあるので24時間返却可。検索方法も充実。施設内には飲食スペースや休憩スペースもあり。しかも、借りに行くのが困難な人向けには、絵本の宅配サービスまであります(必要なのは送料負担のみ、ネットなどで注文すれば本が届く!)。

小さな子供連れだと、泣き出したら……騒いだら……、と不安になるかもしれません。なかには月に何回か、読み聞かせを行う日が設けられている図書館もあります。まずはそこを狙ってみるといいかもしれません。同じくらいの歳の子が来ますし、そこそこ騒がしいので、気負わず行けるかと思います。

さらにオムツ替えコーナーあり、貸し出しベビーカーあり、授乳室完備! 赤ちゃんウェルカム! それが、なんと無料! 使い放題! 信じられますか? このサービスで、無料ですよ! アリエナイ!

……正確には無料ではないですよね。みなさんの血税から成り立っているわけです(図書館の形態によって異なります)。スマホゲームで言うなら、月額課金になっていて、知らない間に課金しているようなものです。だからこそ、使わないなんてもったいない。払うもの払ってるんですから、こんなにも素晴らしい施設、どんどん使いましょう!

「おやすみ おかゆさん」の謎!?

Lazy dummy

そんなわけで、今週も本を借りています。最近娘がハマっているのは、著者:マージョリー・フラックの「アンガス」シリーズ。特に「アンガスとあひる」はお気に入り。手を振って行進しながら、「おいっちに、おいっちに、がーがーげっくがー!」と嬉しそうに言ってます。かわいいなあ。これだけ気に入った本は、そろそろ家の本棚に加えようかな。

気に入る本、あまり興味を持たない本、ちょっと簡単過ぎる本、まだまだ難しい本……それでも、娘にとってはどれもこれも寝る前の楽しみで、心の肥やしになっているようです。

「『おやすみ おかゆさん』」
「なんでおかゆをおきっぱなしなの? ねるときはたべないよ?」

うん、それはな、私もずっと疑問に思っている事だよ(さあ、なんの本だかわかりますか?)

(HAL)

※記事内の画像はすべてイメージです

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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