布おむつ育児の始め方!紙おむつとの違い&おすすめグッズ
最近、ナチュラル系のママの間で話題の“布おむつ”育児。初めてみたい方もいると思いますが、なんだか大変そう!と躊躇する人もいるのでは?今回は簡単に布おむつライフを始められる方法、作り方、メリットなどを紹介していきます。
※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。
始め方をチェックする前に……布おむつのメリットを改めて検証
最近、ママブログでも布おむつ育児をしている様子がちらほら見受けられます。改めて、その魅力について検証しておきましょう
紙おむつにはない布おむつの良いところ
洗濯すれば同じものを何度も使うことができる布おむつは、兄弟で使えば紙おむつよりもグッとコストが抑えられます。でも、何といってもエコな観点から布おむつを選ぶ方が多いことでしょう。やはり、地球環境に優しいのが1番の魅力ですね。
また吸水性に優れた紙おむつと違って、赤ちゃん自身が濡れている不快感を感じやすいのも布おむつの特徴です。排泄のリズムを自分で掴むことができるため、布おむつを使用していた子供の方がトイレトレーニングがスムーズに進むとされています。
さらに布おむつは、赤ちゃんの肌に優しいコットンやガーゼなどの素材を使用しているのも大きな特徴。おむつによる肌荒れも防ぐことができるのです。
布おむつは何が大変?つけおきの手間やニオイについて
使用後の布おむつは、いったん水で軽く手洗いした後にバケツに入れ、つけおきするのが定番です。
1日分を溜めて置き、つけ置きしておいたおむつを洗濯機にかけることで汚れも落ちやすくなります。
臭いが気になるようなら、つけおき用のバケツは蓋付きのものがオススメ。またバケツの中身は水だけでもいいのですが、布おむつ用洗剤または漂白剤、重曹、セスキ炭酸ソーダなどを入れておけば黄ばみや臭いを防ぐことができます。
布おむつと紙おむつを比較してみると……
ここからは、紙おむつと布おむつを細かく比較した結果をみていきましょう。
■コスト面
<紙おむつ編>
紙おむつの場合は1枚あたり約20円。新生児のうちは、多いと15~20枚くらい使うこともあるでしょう。成長するごとに使う枚数は減っていくとしても、1日5~10枚程度使用します。つまり1ヶ月で紙おむつを3~5パック消費していくことになるわけです。1ヶ月にかかる費用は約4,000~7,000円という計算になります。3歳までおむつを続けた場合は、なんと総額20万円程度かかることに!改めて計算してみると、結構な支出になりますね。
<布おむつ編>
一方で布おむつの場合は、手作りすれば1枚約150円程度。成形おむつでも1枚200~300円程度です。合計で約40~50枚の布おむつと、成長に合わせて買い替えるおむつカバーを約10枚使用すると考えると、総額は2万円弱。ただし洗濯をする必要があるため、これに水道代と洗剤代を足したものが実際のコストになります。そう考えても20万円を超えることはなさそうですね。
■メリットとデメリット
<紙おむつ編>
紙おむつのいいところは、1枚でおしっこを複数回吸収できるため、大人の都合のよいタイミングで交換が可能な点。ただし、かさばるので購入時の運搬や収納場所を作るのが一苦労、ゴミ捨ての際には水分を含んでしまって重くなるというデメリットがあります。そして何といっても環境面に優しくないことがあげられるのではないでしょうか。
<布おむつ編>
布おむつは基本的に排泄の度に交換する必要があり、洗濯の手間や水道代もかかります。外出時に交換した場合は捨てられないため、荷物が増えるという難点も。ただ一度購入したものは長く使えるため兄弟で併用も可能です。
初心者向け!布おむつの始め方と準備
布おむつの特徴をおさらいしたところで、いよいよ使用方法をご紹介していきたいと思います。初めから1日中布おむつにするのが負担であれば、紙おむつと使い分けながら余裕のあるときだけ取り入れてみてもOKです。
ライナーなど用意するもの
まずは、布おむつでの育児を始める際に用意するべきものと枚数を覚えておきましょう。
・布おむつ
天候のよい時期は30枚ほどで足りますが、やはり雨が続くとなりなくなって来ます。40~50枚準備しておくと安心です。
・布おむつカバー
汚れなければ1日中使えるので、最小必要枚数は2枚です。うんちで汚れることを考えると、1つのサイズで3~4枚揃えておくと安心です。成長に合わせてサイズを買い替えましょう。ごく短期間しか使わない50サイズの新生児用は2枚、やや長く使う70~80サイズは3~4枚とサイズによって揃える枚数を帰ると良いでしょう。また、S・M・Lというようにサイズに幅のあるタイプもあります。
・バケツ
離乳食が始まってからは臭いも出るので、蓋付きのものがオススメです。うんち用、おしっこ用の2つを用意すると便利!
・洗濯石鹸と洗濯板
つけおき前の手洗いで、おむつに付いた汚れを落とします。洗濯板は100円ショップのもので充分です。
・ライナー
なくてもよいですが、布おむつとお尻の間に敷いて使います。水分を通すのでうんちだけをキャッチして洗濯を楽にしたり、おしっこの際もお尻をサラサラに保ってくれるアイテムです。
気合の入った始め方!手作りの作り方もチェック
もちろん市販品の布オムツの種類も豊富にありますが、布おむつを手作りしたい! というママのために、簡単な作り方もご紹介しておきます。詳しい作り方は、「超簡単!布おむつの作り方~初めての方専用~」も参照にしてください。ママブログなどでも作り方が紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
用意するもの
・布(ドビー織りの反物が便利です)
・糸
・アイロン
・メジャー
~作り方~
① 縦幅約140cmに布を裁断します。1反(40メートル)で28枚取れます。
② 布を二つ折りし、折り伏せ縫いにして筒状に縫い合わせます。
洗い方や洗剤は?重曹やアルカリウォッシュも準備
次は手間がかかりそうで気になる、布おむつの洗い方をみてみましょう。
【おしっこの場合】
①さっと水洗いし、軽く絞ります。
②バケツに水とおむつ用洗剤などを入れたものを用意し、つけおきします。濡れたおむつはカビ予防のため、すぐにバケツの中へ入れましょう。臭いが気になる場合はバケツに蓋をしましょう。
③軽く下洗いしてから洗濯機にかけます。おむつ用洗剤で浮いた汚れを洗い流すイメージで下洗いします。洗濯機で仕上げた後はすぐに干すようにしましょう。
【うんちの場合】
①コロコロしたうんちはトイレに流し、ゆるいものは下洗いします。下洗いできないときは、ちょっとした桶などに浸けて置きます。ゆるいうんちは水で流しながら洗えばだいたい落ちます。このとき、洗濯板と洗濯石鹸でこすり洗いをすればきれいになります。洗濯板は100均の他、ホームセンターなどに売っています。
②おしっこのときと同じように、バケツに水とおむつ用洗剤などを入れて、浸け置きします。汚れがおしっこよりも強力なので、おむつ用洗剤や重曹ではなく、セスキ炭酸ソーダやを酸素系漂白剤使用するとより効果的です。また時間があれば、水ではなく熱めのお湯でつけおきするのがオススメです。
③軽く洗い流したら、洗濯機にかけます。洗濯機で仕上げたらすぐに干しましょう。なるべく日光に当てて干すようにすると、黄ばんでしまった箇所も薄く目立たなくなりますよ。
参考までに……レンタル布おむつもある
布おむつを使ってみたいけれど、洗濯の手間は省きたい!といった場合、一部地域では「レンタル布おむつ」というサービスも利用できます。毎週決まった曜日・時間に布おむつを持って自宅まで来てくれて、使用済みのものは洗わずに返却できます。まさに忙しいママの味方ですね。
始め方が分からないママ向き!おすすめ布おむつグッズ
最後にネットや店頭で購入できる、オススメの布おむつグッズをご紹介しておきます。どんなものを買ったらいいか分からない方は、参考にしてみてください。また、たたみ方や当て方なども様々あるので、これはブログやおむつの使い方の説明などを参考にしてみてください。
布おむつの始め方が分かったら即注文!アマゾンのお急ぎ便
アマゾンでの購入なら、3日以内に届く「お急ぎ便」や注文確定日に届く「当日お急ぎ便」を選ぶことができます。「布おむつを今すぐ始めたい!」「足りなくなってしまいそう!」といった場合にも役立ちますね。おむつカバーもお手頃なお値段で揃っているので、チェックしてみてはいかがでしょう。おむつカバーもカワイイものがたくさん揃っていますよ。
始め方も店舗で質問!西松屋で人気の布おむつグッズ
売れてるおむつカバーもチェック
布おむつカバーは種類やデザインも豊富。海外製のオシャレなものや、オーガニックコットンなど素材にこだわったものなど、見ているだけでもワクワクしますよ。長く使えるような工夫がされているタイプもあります。使いやすく人気のものをピックアップしてみました。
まとめ
洗濯の手間はありますが、コストを抑えられて赤ちゃんにも環境にも優しい布おむつ。交換しにくい外出時や就寝時は紙おむつに切り替えるなど、工夫次第で初心者でも無理なく取り入れることができます。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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