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2017年12月28日 11:02 更新

布おむつを作りたい!簡単な作り方や参考になるおすすめの本を紹介

干した洗濯物の中に布おむつがあると、「あの家には赤ちゃんがいるんだな」と微笑ましくなる……そんな時代がありました。今では紙おむつが主流ではありますが、「赤ちゃんのお肌に優しい」「環境にもいい」ということで布おむつが再び注目を浴びているのです。今回は、ビギナーさん向けに布おむつについて紹介していきます。

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

布おむつの作り方を知りたい……と希望するママが急増中

Lazy dummy

小さいお子さんがいる家庭では必需品の「おむつ」。近年では、使い勝手がよく安価なことから、紙おむつが主流となっています。けれども、ここ最近になって紙おむつよりも環境に優しく、赤ちゃんのお肌にも負担が少ない「布おむつ」を育児に取り入れたいと考えるママが増えているようです。

布おむつにはいろいろなタイプがありますが、昔ながらの“さらし(晒)の布)”を使った輪おむつなら、手作りも簡単です。せっかくならハンドメイドのおむつで育児をしたい!という声も多くなっていますので、その作り方をご紹介します。

作り方は意外に簡単!手作り布おむつのメリット

布おむつの場合は、1回の排泄で取り換える必要があるため、枚数が必要になります。特に月齢が高くなってからは、1枚でなく2枚重ねて使うため、1日で10~20枚ほど使用します。

つまり、常に布おむつで育児をしようと思ったら、最低でも30~40枚は必要ということ!これだけ揃えるのは金銭的にも大変ですね。

手作りすれば経済的ですし、お子様に合わせて大きさや形を使いやすくアレンジできるという点でも便利です。意外と簡単にできるので、布おむつでの育児を考えているなら手作りもおすすめです。

そもそも布おむつにはどんな魅力が?

布おむつでの育児には、様々なメリットがあります。第一に洗濯することで同じものを何度も使えるため、兄弟での共用も可能です。一度作ってしまえば、数年間に渡って使い続けられることが、1番のメリットでしょう。

また、おむつとして使用しなくなった後は雑巾としても使えるという点は環境に優しいですね。布おむつを使用すると、赤ちゃん自身が濡れている不快感を感じます。そのため、トイレトレーニングを始めた際には、おむつを外す時期が早くなると言われています。不快感で泣くなどのサインを出すことも多く、お世話する人も排泄のタイミングが分かりやすくなるというメリットがあります。

赤ちゃんが熱を出した時や夏場ですと、「あれ?おしっこの回数が普段より少ないかも?」「量が少ないな」などと気づければ、水分補給をこまめにしてあげることで健康管理もできます。

布おむつのデメリット面はどう克服する?

布おむつのデメリットとしては、何と言っても頻繁におむつ交換をする必要があるという点が挙げられるでしょう。「おむつ交換=洗濯物が増える」と同義なので、洗濯にめげて布おむつを中断するケースも多々あります。

特に、大変なのがウンチです。新生児の時期は回数が多く、離乳食が始まるとニオイがきつくなります。また、体の成長に合わせて、量も増えていきます。

しかし、これらは工夫次第で負担を軽減することもできます。まず、2~3回分のおしっこに対応できる吸水ライナーを使用するのも一つの手。睡眠中は紙おむつにするなど、紙おむつの併用で負担を減らすこともできます。

また布おむつの洗濯に関しては、まとめ洗いすることで手間を減らすことが可能です。専用のバケツを用意して漬け置きするのが定番です。ウンチ用とおしっこ用の2つを用意しておくと、手洗いの有無、漂白剤の使用など使い分けられるので便利です。

気になる臭いには、定期的に漂白剤で除菌・脱臭するほか、重曹やセスキ炭酸ソーダの使用も効果的。おむつをつけ置きするときに、重曹またはやセスキ炭酸ソーダをいつも入れておくと、だいぶ違いますよ。ちなみに漂白剤は、刺激の強い塩素系ではなく、酸素系を使うのがおすすめです。

いよいよスタート!布おむつの作り方

Lazy dummy

ここからは簡単にできる、布おむつの作り方をご紹介していきます。初心者さんや、お裁縫が苦手な方も試してみてください。

おむつは枚数が必要なものなので、天気が悪く洗濯できない時期のことも考慮し、時間のあるときに作りためておくといいかもしれません。

さらしなど用意するものをチェック

■布おむつを手作りする際に必要なもの

・布(さらしや不要になった浴衣など、家にあるものでもOK)
・糸
・アイロン
・メジャー

の4つだけです。思い立ったらすぐに準備できる手軽さが嬉しいですね。

手縫いは大変?初心者向きの作り方を知りたい

これからご紹介する作り方は手縫いでも可能なのですが、もちろんミシンがあればより早く仕上げることができます。この先通園・通学グッズを作る際にも役立つので、もしお持ちでなければ、この機会に購入しておくといいかもしれません。

■作り方

①縦幅約140cmに布を裁断します。横幅はお子様に合わせて調節してみてください。反物の晒しを使う場合は、そのままの幅でOKです。また複数枚作る場合は、いっぺんに裁断を済ませておくと作業しやすいでしょう。

②赤ちゃんのお尻に触れる面が内側になるよう、縫い代5㎜分をずらして布を二つ折りし、短い方の1辺だけを縫い合わせます。ほどけないように両端は返し縫いをしておきましょう。

③縫い代を三つ折りになるように折り返し、その部分を上からアイロンがけします。

④三つ折りした部分の四辺にステッチを施し、内側の面が表にくるよう布をひっくり返したら完成です。折伏せ縫いや袋縫いでもOKです。

手作りにおすすめの素材やサイズ感

布おむつは直接赤ちゃんのお尻に触れるため、手作りする際は肌に優しく吸水性の優れたコットンやガーゼなどの素材を選びましょう。折りたたんで使用することができるので、サイズは小さすぎなければ大丈夫。

また布おむつ本体をくるむカバーの素材に関しては、蒸れやすい夏場には通気性と速乾性に優れたコットン(綿)、気温の下がる冬場にはウールがおすすめです。ポリエステルは、おしっこが漏れにくく、乾きやすいので使いやすいです。

布おむつカバーはお子様の成長に合わせて、適宜ジャストサイズのものを用意してください。大きすぎるのは漏れの原因となります。

布おむつの作り方が詳しく分かる3冊の本

最後に、布おむつを手作りする際に参考となる本を3冊ご紹介します。それぞれ作り方だけでなく布おむつ育児に役立つ情報が満載ですので、気になるものはぜひ読んでみてくださいね。

作り方からトイトレまで伝授!「布おむつで育ててみよう」

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まずは、「布おむつで育ててみよう」(アズマカナコ 著/文芸社)。こちらの本では布おむつの使い方からトイレトレーニングまで丁寧に解説されており、付録として布おむつカバーの型紙までついています。基本的な作り方だけでなく自分でアレンジして楽しむ方法も載っているので、慣れてきたら挑戦してみるのもいいかもしれません。

「はじめてみませんか 布おむつ&おむつなし子育てーナチュラルかわいい」なら絵と写真で作り方を説明

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「はじめてみませんか 布おむつ&おむつなし子育てーナチュラルかわいい](岸本未樹 著/主婦の友社)。こちらは、毎日たまっていく使用済みおむつの量に呆然とした著者が、おっかなびっくり始めた布おむつ育児の実録。布おむつの作り方は綺麗な絵やイラストで紹介されており、わかりやすいです。

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「ふんどし育児 布一枚、紐一本。超シンプルおむつライフのすすめ」(松本香織 著/春秋社)。こちらでは、今すぐに始められる「ふんどし子育て」を紹介しています。

布おむつなども使い分けながら“子育てとはこういうものだ”という考え方に捕らわれず、自分と子供に合った方法を模索していく著者のおむつライフ。読むと気持ちが軽くなる!と評判の1冊です。

まとめ

布おむつでの育児は少々手間もかかりますが、メリットもたくさんあります。作り方も簡単なので、気になった方は一度試してみてはいかがでしょう。

※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合がございます。詳細はリンク先のサイトでご確認くださいませ。

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