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【医師監修】妊娠線はいつからできて、いつ消える?原因や治療法を紹介

【医師監修】妊娠線はいつからできて、いつ消える?原因や治療法を紹介

妊娠がわかると、嬉しい反面、体の変化に戸惑うこともたくさん。特に妊娠線に悩む方が多いようですね。今回は「妊娠線」について解説していきます。


この記事の監修ドクター
皮膚科 土屋佳奈 先生
東京医科大学卒業。東京女子医科大学で研修後、皮膚科学教室に入局。東京女子医大病院、JR東京総合病院勤務を経て、都内の美容クリニック、皮膚科クリニックに勤務。現在は医療法人社団 尾泉医院で皮膚科診療を行う。 皮膚科専門医。女医+(じょいぷらす)所属。

いつからできていつ消える?妊娠線の原因に迫る

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妊娠線はおおよそいつごろからできるのでしょうか? 一度できてしまったら完全には消えないのでしょうか? できやすさは遺伝も影響するのでしょうか? 妊娠してお腹が大きくなり始めると、こんなことが気になり始めますよね。妊娠線ができる原因や仕組み、そして治療法まで妊娠線について詳しく解説していきましょう。

できる原因は?いつから妊娠線ができ始めるか気になる……

妊娠線ができる原因は、妊娠によって急激に腹部が大きくなることです。皮膚の表面にある表皮は比較的、弾力があり、急激な伸縮にも対応できます。しかし、表皮の下にある真皮と皮下組織は弾力性に乏しく、急激に皮膚が引き伸ばされることにより、組織が破壊されてしまうのです。その際にできた亀裂が、妊娠線です。

妊娠線ができる原因のもう一つは、妊婦さんの身体が妊娠線ができやすい状態にあることも挙げられます。妊娠するとホルモンバランスが崩れて、コラーゲン線維の生成が抑制されます。その結果、結合組織が減少すると共に、創傷治癒にも支障が生じるため、妊娠線ができやすい状態となるのです。

妊娠線ができはじめる時期は、個人差がありますが、お腹が大きくなりはじめる5~6カ月目頃からとなります。できはじめる部位は、下腹部が多いようです。

いつ消えるか心配!妊娠線ができやすい妊婦さんの条件

妊娠線は、妊婦さんの8割以上ができると言われています。しかし、全くできない人もいれば、通常よりもひどくできてしまう人もいるといったふうに、個人差が大きくあります。では、どんな人が、妊娠線ができやすいのでしょうか?

<妊娠線が出やすい人の特徴>

●体質的に皮下脂肪が厚い人

皮下脂肪は弾力性が乏しいという特徴があります。そのため、表皮の伸展についていけず、断裂を起こしやすくなります。

●乾燥肌の人

お肌が乾燥していると、弾力が乏しくなりますし、妊娠線自体も目立ちやすくなってしまいます。妊娠中は保湿クリームを用いて、マッサージを行うようにするとよいでしょう。予防効果が期待できます。

●妊産婦

一度出産を経験していると子宮が急激に大きくなりやすく、それに伴いお腹も急激に大きくなるので、妊娠線ができやすくなります。

●小柄で骨盤が小さい人

体型的にお腹が前方に膨れやすく、妊娠線ができやすい体型といえます。

一度できてしまった妊娠線は、いったいいつになったら消えるのでしょうか?残念ながら、一度できてしまった妊娠線が完全に消えることはほぼありません。でも、妊娠中は赤く目立つ妊娠線も、産後は自然と徐々に白くなり、目立たなくなっていきます。もし、気になる妊娠線が残ってしまった場合にも、セルフケアで目立たなくできる可能性があります。気にしすぎず、気長な気持ちでケアをしていきましょう。

お腹や腕も?妊娠線ができる位置

妊娠線と聞くと、お腹にできるものという印象がありますが、実は妊娠線ができやすい部位は他にもあります。

<妊娠線ができやすい場所>

●お腹

やはりお腹が1番できやすい場所です。特に恥骨の上あたり~下腹部にかけてができやすい場所です。

●胸

妊娠すると乳腺が発達して、それにともないバストも大きくなります。通常は、2カップ程度大きくなることが多いのですが、人によっては、3カップも4カップも大きくなることも!これに伴い胸にも妊娠線ができる場合があります。とくに胸の横や下は、鏡で見ても見過ごすことが多いので注意しましょう。

●ヒップ

妊娠すると、出産に向けて腰からお尻にかけてどっしりと肉がついてきます。これに伴い、妊娠線もできやすくなります。

●二の腕

二の腕も比較的脂肪がつきやすい場所です。意識的に動かすようにして、シェイプアップを心がけましょう。

●太もも

特に内側はできやすく、そして見過ごしてしまいがちです。裾の短いスカートなどをはいて太ももを冷やしてしまうと、さらにできやすくなりますので注意しましょう。

妊娠線のケアはいつから?いつ消えるか悩まないために

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保湿クリームを塗ったり、体重をコントロールをしたり……といった妊娠線のケア、いつ頃から始めたらよいのでしょうか?

いつから妊娠線をケアするべき?

妊娠線ができてしまってからでは遅いもの。そのため、お腹が大きくなりはじめる前から予防のケアをするのが鉄則です。妊娠4-5カ月くらいから始めるとよいでしょう。もちろん、早すぎて悪いことはありませんので、妊娠がわかってからすぐに初めてもOKです。

生まれつきある妊娠線も!?

妊娠して腹部の皮膚に浮かび上がる線には、妊娠線の他にもうひとつ、正中線があります。おへそを中心に縦に1本伸びる線です。こちらは妊娠してからできる妊娠線と違って、男女問わず生まれつきあるものです。それが妊娠によってお腹が大きくなることによって、またホルモンバランスが崩れてメラニン色素が増加することによって、クッキリとする場合があるのです。妊娠線のように思えてしまいますが、ケアの方法は異なります。

濃くなってしまった正中線を薄くする方法は、メラニン色素を抑えるビタミンCを摂取するようにしたり、早寝早起きをして新陳代謝を整えたりといったことが挙げられます。また正中線対策専用のクリームなども売られています。しかし、出産してホルモンバランスが落ち着けば、色も落ち着いてくるので、気にしすぎることはないでしょう。

遺伝要素

妊娠線のできやすさは遺伝や体質的な要素も影響します。生まれつき妊娠線ができやすい人と、できにくい人がいます。

いつから治療しよう……いつ消えるか心配な妊娠線の治し方

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できてしまった妊娠線、できればなくしたいですよね。一体、どうやって治療したらよいのでしょうか?

産んだ後に妊娠線に気づくの?いつから跡が残る?

一度できてしまった妊娠線は、簡単に目立たなくなるといったことはありません。でも、肌は新陳代謝を繰り返して、日々生まれ変わっています。この新陳代謝が正常に行われるようにセルフケアを続けていくことで、少しづつ薄くなる可能性があります。気長な気持ちでケアを続けていきましょう。

色々な治療方法をチェック

妊娠線の治療には、色々な方法があります。

まず自宅でできるのは、お風呂上がりなどに毎日、ストレッチマーククリームやストレッチマークオイルを塗る治療法です。比較的低価格で、気楽にできるのがメリットです。反面、手間と効果が出るまでの時間はある程度かかりますので、気長に続けることが大切になります。

その他、レーザー治療も広く行われています。レーザー治療のメリットは、比較的早く効果が出やすい点や、ひどく出てしまった妊娠線にも効果が期待できる点などです。デメリットは、やはり費用が高くつく点です。範囲などによって変わりますので一概には言えませんが、1回1万円~数万円の施術が最低数回は必要となります。レーザーの種類などによっては、さらに高価な費用がかかる場合もあります。

いつ消えるかは個人差あり!いつから治療を始めた?

妊娠線の治療の効果は、どの治療法においても個人差があります。なにより、早めの妊娠線予防が一番と言えるでしょう。

まとめ

妊娠中はさまざまな体の変化に戸惑うことも多いでしょうが、あまり悩みすぎたりストレスを抱え込んだりしないようにしましょう。無理なくケアをして、妊娠線を予防しましょう。

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