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【医師監修】ストレッチマークの原因は?できやすい場所や消す方法を紹介

【医師監修】ストレッチマークの原因は?できやすい場所や消す方法を紹介

ストレッチマーク……日本語では、肉割れとも呼ばれている皮膚の症状です。女性にとって一番身近なストレッチマークといえば、妊娠線ですね。ストレッチマークはどんな経緯でできるのでしょうか、一度できてしまったストレッチマークは、取り除くことはできるのでしょうか。今回はそんな身体の気になる症状について、ご説明いたしましょう。


この記事の監修ドクター
皮膚科 土屋佳奈 先生
東京医科大学卒業。東京女子医科大学で研修後、皮膚科学教室に入局。東京女子医大病院、JR東京総合病院勤務を経て、都内の美容クリニック、皮膚科クリニックに勤務。現在は医療法人社団 尾泉医院で皮膚科診療を行う。 皮膚科専門医。女医+(じょいぷらす)所属。

ストレッチマーク=妊娠線でOK?

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ストレッチマークって一体何? 妊娠線と同じじゃないの? そんな風に思っている方もいるかもしれませんね。ストレッチマークとはどんな症状を指すのでしょうか。

え……これってストレッチマーク?

ストレッチマークとは、日本語では、“肉割れ”と呼ばれるものです。皮膚が裂けたようになり、白い線が浮き上がっているのを見たことがありませんか?できた当初はピンク色ですが、次第に白くなっていくケースが多いようです。亀裂の部分は変色しているだけでなく、皮膚が凹んでいます。

肉割れ線や妊娠線もストレッチマークなの?

皮膚は、外側から順に、表皮、真皮、皮下組織で構成されています。伸縮性のある表皮に比べ、その下にある真皮や皮下組織は伸縮性が乏しいので、限界まで伸びた後に裂けてしまいます。その際にできた亀裂でへこんだ部分が線状になって見えるのが、ストレッチマークです。

原因として主なものは、肥満や妊娠、成長期です。そして、肥満などによってできたストレッチマークは、肉割れと呼ばれ、妊娠によってできた場合は、妊娠線と呼ばれるというように、原因によって名称が異なってきます。また、それまで運動をしなかった人が急激に運動をすると、筋肉の増加でストレッチマークができる場合もあります。

できやすい場所をチェックしよう

ストレッチマークができやすい場所は、お腹の他にも、太もも、バスト、ヒップ、二の腕などが挙げられます。皮下脂肪がつきやすい場所ほど、ストレッチマークはできやすいといえます。

ストレッチマークを消す方法

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できてしまったストレッチマーク、決して、見た目に美しいものではありません。お腹などは普段見えない場所ではありますが、やはり気になりますよね。消す方法はあるのでしょうか? 

レーザー治療でストレッチマークは消える?

ストレッチマークを消すのに有効な治療として、まず、レーザー治療があります。様々なレーザーが、ストレッチマーク治療に用いられてきました。レーザー治療の長所には、比較的短い期間で効果が現れる点や、症状の強いストレッチマークにも効果が出やすい点が挙げられます。

短所としては、比較的費用がかかる点や、何度か通院しなければならない点が挙げられます。近年アメリカの認可期間から承認を受けたものに「non-ablative laser」というレーザーがあります。このレーザーは、真皮に作用してコラーゲン線維の生成を促進させる効果があります。これによって皮膚の再生を促すのです。

副作用が出にくい血流改善ガス治療も人気

レーザー治療以外に、血流改善ガス治療が上げられます。炭酸ガスを皮膚に注入することで皮膚の血流が促進され、コラーゲン線維の生成を促します。これが皮膚の再生能力を高めるのです。血流改善ガス治療の長所のひとつに、ガスは治療後に抜けてしまうため、施術時の痛みがなく、副作用が出にくい点があります。

産後のたるみとストレッチマークを一緒に解決できる手術

ストレッチマークに対する外科手術も存在します。腹部リダクションという手術で、垂れ下がった皮膚を切除する手術です。この手術は、もともとたるんで垂れ下がった皮膚を取り除くための手術ですので、すべてのひとに適応があるわけではありません。問題点としては、切除した部分以外の皮膚にはストレッチマークが残る点と、手術痕の傷が新たにできる点が挙げられます。

痛まないストレッチマークの治療法

レーザー治療、ガス治療、手術というとちょっと恐い感じもしますね。また、費用面でも二の足を踏む方もいることでしょう。できれば、塗り薬など、家で簡単にできる治療法があると嬉しいですよね。というわけで、セルフケアをご紹介いたしましょう。

ストレッチマークにトレチノインは効く?

トレチノインは、ビタミンA誘導体のことで、皮膚の新陳代謝を促す作用があり、ストレッチマークを改善する効果もあるとデータが出ています。トレチノイン入りのクリームは、多くの一般的な皮膚科でも処方を行っています。

※ただし保険治療が効かないために、実費での購入となります

話題のトロフォラスチンは予防するだけ?

ストレッチマークの予防クリームに「トロフォラスチン」(ノバルティス社)という製品があります。ツボクサエキス、ビタミンE、コラーゲン・エラスチン加水分解物などが複合されたクリームです。

妊娠線の予防薬としては、妊娠5カ月目くらいから使用します。全ての人に効果が出るわけではありません。また、塗り薬のかぶれて、塗布部に赤みやかゆみが出る場合があります。

病院で処方して貰える痒みに効く薬

ストレッチマークは、痒みを伴う場合もあります。

特に妊娠線の場合は、妊娠によるホルモンバランスの変化で肌に痒みが出やすい場合があり、1~2%の方は痒みを覚えます。これは「妊娠性皮膚掻痒症」と呼ばれる症状です。掻きすぎると皮膚を痛めてしまう原因となりますので、痒みがひどい場合は、医療機関に相談しましょう。胎児に影響のない塗り薬を処方してくれます。

まとめ

妊娠だけでなく、生活習慣の変化などによって生じてしまうストレッチマーク。きちんとした対策をしていきたいですね。

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