ハンドスピナー、人気の理由は？ 厳選TOP3はコレ！

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ハンドスピナーとは、2016年末頃からアメリカで大流行している、指の上や机の上で回転させて遊ぶオモチャのこと。重さは50～100グラム程度で、大きさは数cm～10cm程度です。英語では、フィジェットスピナーと呼ばれることが多いようです。摩擦を軽減して回転運動を助けるボールベアリングが内蔵されており、コマのように高速度で回転します。

元は、アメリカの重症筋無力症の患者の娘を持つお母さんによって考案されて、その後は、筋無力症の子供向けのオモチャとして主に使用されていましたが、2016年にオリジナル特許が切れたのをきっかけに、一般化して流行しました。アメリカでは人気のあまり、学業に支障が出る子供まで出てきて社会問題となり、持ち込みを禁止する学校も出ているほどです。

ハンドスピナーは子供たちだけでなく、大人の間でも流行しているのです。ハンドスピナーを指先で回していると、不思議とストレス解消になるという声が多く上がっています。指先でシャープペンシルなどを回す感じと似ていると言う人もいます。もともとは、筋無力症患者の他に、自閉症の人が精神を落ち着かせる道具として利用されており、さらにはADHDのカウンセリングに効果的との報告もあります。つまり、リラックス効果の高いオモチャだといえます。

幼児が誤って飲み込んでしまったり、回転中に目に当たって子供がケガをするという事故が報告されています。ちいさな子供のいる家庭などでは、大人が見ている範囲で使用させた方がよいかもしれません。また、中毒性があると言われていますので、勉強中は近くに置かないなど、ある程度の家庭内のルールを作って遊んだ方がよいかもしれません。

ハンドスピナーは、指先や、机の上など、いろいろな場所で回して遊べるオモチャです。ただ回すだけなのに、なぜかハマってしまう……。なんとも不思議なグッズです。

一番基本的な、指先での回し方を紹介します。まず、親指と人差し指でハンドスピナーの中心の丸い部分をつまみます。別の手の指で羽根を弾いて回転させます。回転させた後は、回転の続く時間を競ったり、また回転するハンドスピナーをいろいろな場所に乗せたりと、遊び方はさまざまです。

ハンドスピナーにはすでに様々なトリック技が生み出されています。いくつかご紹介しましょう。難易度の低いものから高いものまであり、技をマスターしていく楽しさもあります。

（１）スイッチアップ
回転するハンドスピナーを飛ばして、逆の手の指で摘む。うまく中心を摘んで、そのまま回転させ続けるトリック技。

（２）ジャイロト
「スイッチアップ」を何度も続ける技。羽根を弾いて回転スピードを落とさないようにするトリック技。

（３）ライトハウス
回転させたハンドスピナーを人差し指の先端に中心部を乗せて回転させ続けるトリック技。

（４）レッグスウィープ
足の間をくぐらせて、「スイッチアップ」をするトリック技。

（５）ステップアップ＆ダウン
ハンドスピナーを上に飛ばして、摘んでいる親指と人差し指を上下入れ換えるトリック技。

その他にも、カッコいいトリック技がたくさんあります。そして、まだまだ技は開発途上です。新技開発に挑戦するのも楽しいかもしれませんね。また、ボールペンや帽子といった物の上に乗せて、ハンドスピナーを浮かせて遊ぶ遊び方もあります。

ハンドスピナーの高速回転を生み出しているのがボールベアリングという部品です。このベアリングを交換することで、メンテナンスやカスタマイズができます。外し方は簡単です。ハンドスピナーの種類によって若干の違いがありますが、基本的には指で掴む中心部分を押し出して、取り外します。ベアリングを交換する場合は、外した穴のサイズを計って、そのサイズのものを購入しましょう。

100均で買える材料でも、自作のハンドスピナーを作ることができます。100均でベアリングを購入するのは難しいかと思いますので、ベアリング無しのハンドスピナーです。

＜材料＞
・プラスチック製のボール3個
・ストロー
・接着剤
・ボトル
・ナット
・爪楊

＜作り方＞
①ボール３個を三角形の形で接着剤でくっつけます。その際に真ん中に、3cmほどに切ったストローを差し込む形で入れておきます。
②３個のボールの外側に穴を空けて、ボトルとナットを差し込み固定します。
③爪楊枝の先を切ってストローに差し込み、両端を接着剤で膨らめて抜けないようにします。

これでできあがりです。色々な材料で簡単に作ることができそうです。自分だけのハンドスピナーを作ってみるのも楽しそうですね。

スタンダードなものから、上級者向けまで、おすすめのハンドスピナーを紹介しましょう。

ハンドスピナーの元祖ともいえる最もスタンダードタイプ。名前は「トライアングルハンドスピナー」。初心者でも回しやすいおすすめのハンドスピナー。プラスチック製と合金製があります。合金製の方が、重く回転しやすいので、人気も高いです。やはり売れ筋上位を占めているのもこのタイプ、丸みがある形なので、子供が使うのにも適しています。

回転時間で定評があるのが、NoirSoleilというメーカーのおすすめハンドスピナー。高品質のベアリングとネジでしっかりと固定された軸受けが、回転持続効果を高めています。
2017年8月2日から発売された、NSKマイクロプレシジョン社製のサターンスピナーは、参考記録としながらも回転時間12分とされており、既存の回転時間を大幅に上回るとされています。ただし対象年齢18歳以上となっています。また、お値段もかなりの高額でなんと12,700円。大人向けとなっています。

流行に伴い、完全オーダーメイドでハンドスピナーを制作してくれる業者も現れています。自分の気に入った模様をつけたり、色をかけあわせたり…スマホをデコレートする感覚で、自分だけのオリジナルハンドスピナーを持ってみるのも楽しいかもしれませんね。

ハンドスピナーの流行により、日本製のものもどんどんと販売されています。海外のものに比べて性能はどうなのでしょうか？元来ベアリングの性能に定評のある日本企業だけに、回転時間は5分以上を謳ったものも多いですが、価格はまだ全体的に高めのようです。汎用タイプを制作するメーカーも現れて、そちらは数百円程度。エフトイズのハンドスピナーは、値段は数百円からあり、回転時間は3分以上とされています。初心者には、ちょうど良いかもしれませんね。

子供から大人までハマるハンドスピナー。ストレス解消効果から、トリック技の競い合いまで、様々な楽しみ方があります。ぜひ、ひとつ手にしてみてはいかがでしょうか？