ママのための悩み解決サイト
【医師取材】赤ちゃんのしゃっくり、病気の疑いは? 止める3つの方法

【医師取材】赤ちゃんのしゃっくり、病気の疑いは? 止める3つの方法

小さい体を「ヒクッヒクッ」と揺らす赤ちゃんのしゃっくりは、とても微笑ましくかわいいもの。けれど、あまりにも頻繁に起こったり長時間続いてしまうと、「何か不調の合図なのかも!?」と心配してしまいますよね。そもそも赤ちゃんは何が原因で頻繁にしゃっくりを起こすのでしょうか?


この記事の監修ドクター
女医によるファミリークリニック 大井美恵子先生
当院では受診していただく患者様は家族と思い治すことをモットーとしており、生まれたときから、生涯を終えるときまで、ご家族全員のプライベートホームドクターを承っております。最新の小児科内科皮膚科・美容医療に、東洋医学などの代替医療やアンチエイジング医療を取り入れながら、 ご家族全員がいつまでも健やかで美しくあるためのオリジナル医療を提供しております。
http://www.familyclinic-hiroshima.com/

何が原因で赤ちゃんのしゃっくりが出るの?

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

しゃっくりは横隔膜が何かのはずみで痙攣をおこした状態のこと。声帯が閉じて空気が遮断されることにより、あの「ヒクッ」という音が一定間隔で起きてしまいます。赤ちゃんも基本的には原理は同じですが、赤ちゃんは大人よりもしゃっくりを起こしやすいと言われていて、特に生後から生後半年くらいまでの間は、非常に体のつくりが未熟であるため、少しの刺激でも容易にしゃっくりが出てしまう状況が続きます。また、授乳が原因でしゃっくりが起こることがあります。

赤ちゃんの横隔膜は未熟! しゃっくりは放置してもOK?

生後6ヶ月までは体の発達、構造が未熟なためにしゃっくりは多いです。いずれは止まるものですので、放置していても全く問題はありませんが、しゃっくりが止まらず、ぐったりしてきた・元気がなくおっぱいを飲まない・蕁麻疹が出てきたなど、いつもと違った状況が見られるのであれば、小児科を受診するのをおすすめします。

しゃっくりはおっぱいと一緒に飲み込んだ空気?

赤ちゃん特有のおっぱいを飲むという行動でも、しゃっくりは大人より頻度が多くなります。赤ちゃんは授乳するときに一緒に空気も飲んでしまうので、その分胃が大きく膨らみやすいのです。その大きく膨らんだ胃が横隔膜を圧迫してしゃっくりが出るのです。

しゃっくりが出る赤ちゃんは寒がってる?

体温調節をするために、小さな赤ちゃんは体をふるわせる事で調節をすることがあるため、寒いときや暑いときにしゃっくりが出ることはありますが、赤ちゃんのしゃっくりが頻発する一番の理由は授乳が大きいです。気になる場合はおくるみなどで包んであげたり、暖かいタオルをお腹に当てるなどして体をあたためてあげましょう。

お腹の中でのしゃっくりの回数・頻度は産後影響する?

妊娠中やお腹の中にいたとき、頻繁にしゃっくりをしていた赤ちゃんは、生まれた後も同様しゃっくりが頻繁になるとは限りません。赤ちゃんは胎内でも、お母さんのおなかの羊水を飲んで生活しているので、おなかの外にいるときと状況は変わりません。胎外に出てしゃっくりが少なくなる事もあれば、全く頻度が変わらない赤ちゃんもいますが、どちらも成長していくにあたって減少していきます。

今すぐ赤ちゃんに試したい! しゃっくりを止める3つの方法

赤ちゃんのしゃっくりは特に気にしなくてもいいかもしれませんが、長時間続いていて、寝かしつけがなかなかできない場合など、なるべくなら止めてあげたいと思うママさんは多いかと思います。

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

おむつを替える作戦も有効! 一番最初にトライがおすすめ

濡れたおむつが原因で体が冷えている可能性があるため、おしっこをしたあとでしゃっくりをする赤ちゃんは多いです。おむつを変えると目が覚める赤ちゃんは多いので、確認は一番最初にしてみるのがおすすめです。

寝る前は効果的? 温めるのがポイント

体の冷えが原因でしゃっくりすることもあるので、入浴など体を温めることにより、しゃっくりが治ることがあります。しかし寝る前の場合は、湯冷めの心配があるので、他の方法を試してから最後に行うのが良さそうですね。

背中をトントンは効く? 横に寝かせるのはNG!

大人のように、激しく驚かすのではなく、やさしく背中をトントンしてあげてください。軽く刺激を与える程度で、びっくりさせる必要はありません。授乳直後の場合は、横に寝かせて背中をトントンしてしまうと、吐き戻してしまう可能性があるので、縦抱きにするのがオススメです。

おっぱいやミルクの後、縦抱きでげっぷ出しを

おなかがすくことで空気をたくさん飲み、しゃっくりが出ることもあるので、飲み物を飲ませると治るケースがあります。おっぱいやミルクを飲ませたり、白湯を飲ませるなどしてあげましょう。飲ませたあとは縦抱きしてげっぷを出させるのを忘れずに。

大人と同じ方法でしゃっくりを止めても大丈夫?

赤ちゃんはとてもデリケートですので、驚かしたり水を一度に飲ませたりなど大人と同じ止め方は絶対にしないでください! とんとんと落ち着かせるようにやさしくスキンシップをとってあげてくださいね。

しゃっくりが長い赤ちゃんは病気?

基本的には回数が頻繁でも問題のないしゃっくりですが、ごく稀に体の不調や病気のサインである可能性もあります。

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

母乳吐き戻しは病気のサイン!?

嘔吐を繰り返したり、食欲がない場合は逆流性食道炎を引き起こしている可能性も。また、しゃっくりすることで母乳が飲めない、顔色が悪くなっている場合は難治性しゃっくりと呼ばれる症状の疑いがあります。

植物アレルギー性のしゃっくりは要注意

気道が狭くなったり、顔がむくんだり、蕁麻疹が出たり、息が苦しそうなひゅーひゅーと言う音が聞こえたら要注意!! 植物アレルギー性のしゃっくりの可能性があり、危険な状態です。すぐに小児科へ行きましょう。

薬の副作用で赤ちゃんのしゃっくりが止まらない!

なんらかの症状で薬を飲んだあと、アレルギーの時と同様、気道が狭くなったり、顔がむくんだり、蕁麻疹が出たり、息が苦しそうなひゅーひゅーと言う音が聞こえたら、危険な状態である事のサインです。こちらもすぐに小児科を受診しましょう。

まとめ

赤ちゃんのしゃっくりは成長の過程で頻発に見られるもので、基本的には問題ないので、やさしくトントンしてあげたりさすってあげるなどして見守りましょう。あまりにもしゃっくりが長時間続くなど、状態が気になる場合は小児科を受診してみてくださいいね。

関連する投稿


【医師監修】何で寝ないの?新生児が寝ない理由と上手な寝かしつけ方

【医師監修】何で寝ないの?新生児が寝ない理由と上手な寝かしつけ方

新生児は、パパ・ママの思い通りには寝てくれません。これは、最初に経験する「子育ての大変さ」ではないでしょうか。今回は、新生児が寝ない理由と、上手な寝かしつけの方法をご紹介します。


【医師監修】赤ちゃん・子どもが麻疹に感染?症状や発疹の対処法とは?

【医師監修】赤ちゃん・子どもが麻疹に感染?症状や発疹の対処法とは?

子どもが感染し、重症化することが多い病気に、はしかが挙げられます。必ず感染するものなのか、かかったらどのような症状が現れるか気になる方も多いでしょう。はしかの特徴や、かかったときの対処法、予防法まで解説していきます。


【医師監修】赤ちゃんの咳止め薬の副作用は?安全性や成分などを解説

【医師監修】赤ちゃんの咳止め薬の副作用は?安全性や成分などを解説

風邪の赤ちゃんに市販の咳止めシロップやドロップを飲ませても大丈夫なのでしょうか。1歳以下の子どもにはちみつは厳禁ですよね。今回は咳止めシロップについてお役立ち情報をお伝えします。「効く?効かない?」「副作用は?」など気になる疑問に答えます。


【医師取材】大人も水疱瘡になるの? 重症化しやすいって本当?

【医師取材】大人も水疱瘡になるの? 重症化しやすいって本当?

水疱瘡というと、「子供がかかる病気」というイメージがありますが、実は大人がかかることもあり、大人の場合は重症化しやすい傾向があります。ここでは、大人の水疱瘡、特に妊娠中の水疱瘡に、どんなリスクがあるのかをお話していきます。


【医師取材】脊柱管狭窄症の原因・症状・ケアは? 授乳中は要注意!

【医師取材】脊柱管狭窄症の原因・症状・ケアは? 授乳中は要注意!

重い赤ちゃんを抱っこしていて「腰が痛いな」ということはありませんか? 今回は、授乳中も要注意の脊椎間狭窄症について、その症状や方法をご紹介します。


こんな記事も読まれてます
Recommended by

最新の投稿


20代の妊娠。葉酸の効果や摂取時期について

20代の妊娠。葉酸の効果や摂取時期について

20代の妊娠は高齢出産に比べるとリスクは少ないものの、トラブルの可能性がゼロというわけではありません。健康的な妊娠生活を送るためにも、栄養面などは気をつけたいものです。特に妊娠中は葉酸を摂取する事が推奨されています。今回は、葉酸の効果や摂取する時期などを解説していきます。


ベビーベッドはいつまで使う?メリットとデメリット、選ぶ時のポイント

ベビーベッドはいつまで使う?メリットとデメリット、選ぶ時のポイント

使う?使わない!? 賛否両論あるベビーベッド。「レンタルでいい」という人から、「長く使うからいいものを買ったほうがいい」という人まで様々な意見があります。今回は、そんなベビーベッドについてじっくり解説していきます。


幼稚園は私立と公立どっちを選ぶ?それぞれの違いや特徴を徹底比較

幼稚園は私立と公立どっちを選ぶ?それぞれの違いや特徴を徹底比較

子どもが幼稚園に入る時期になると、幼稚園とはどんなところなのか知る必要があります。幼稚園には私立と公立の違いがあるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。どちらの幼稚園に通わせるべきか迷ったら、詳しい違いを比較することをおすすめします。


3歳の子どもにぴったりな自転車は?オススメの商品をラインナップ

3歳の子どもにぴったりな自転車は?オススメの商品をラインナップ

初めての自転車。とてもワクワクドキドキとして誇らしい気持ちになるものです。最近はペダルなし自転車も人気ですが、“自転車”は日常の足となり、子どもの活動範囲も広げてくれます。今回は、自転車デビューにぴったりの1台を見つけられるよう情報を詰め込んでみました!


保育園・幼稚園の進級準備は早めに!便利グッズや準備のコツなど

保育園・幼稚園の進級準備は早めに!便利グッズや準備のコツなど

今まで通っていた保育園や幼稚園で進級する家庭もあるでしょう。入園ではいろいろと書類も用意され準備するものがわかりますが、進級となると何を準備してよいのかわからない場合もあります。保育園や幼稚園で今年進級する家庭のために、進級の準備のコツを紹介します。