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【医師監修】妊娠線ができる本当の原因は? ケアを始める時期と方法

【医師監修】妊娠線ができる本当の原因は? ケアを始める時期と方法

約9割の妊婦さんができると言われている妊娠線。一度できると跡が消えにくくなってしまう妊娠線はとにかく予防が大切です。妊娠線ができる原因は個人差がありますが、予防することは可能です。多くの妊婦さんが悩むかゆみの原因や対処法も合わせてお伝えします。


この記事の監修ドクター
東峯婦人クリニック 松峯美貴先生
日本産婦人科学会専門医 東峯婦人クリニック
思春期から老年期の女性の悩みをささいなこと、恥ずかしくて聞けないことでもざっくばらんににきける身近な外来をめざしています。女性ならではのライフイベントを素敵にこなしながら、社会の一員として悠々と活躍するあなたのお手伝いをします。
http://www.toho-clinic.or.jp/

妊娠線の予防はいつから?

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出産を控えている女性は、「できた妊娠線は消せる?」と体の変化が気になるでしょう。ただ、残念ながら一旦お腹に妊娠線ができると、完全に消すことはほぼ難しくなっています。そのため、まずは少しでも妊娠線ができないように予防を心がけることが大切です。

妊娠すると必ず妊娠線(お腹に亀裂)ができる?

妊娠をしても必ず妊娠線ができるとは限りませんが、高確率でお腹に独特の跡が残るので早めにケアすることが重要になります。個人差がありますが妊婦さんの多くは妊娠線ができると言われているので、早めに対策に励みましょう。妊娠中にしておいた方がいいことはいくつかありますが、妊娠線予防対策もそのうちの1つです。

一度できた妊娠線は消えない

妊娠線は一度できると完璧に消し去ることはできません。美容皮膚科のレーザー治療などを受ければ、薄くすることはできますが、確実に消せるとは限りませんし、お金がかかるのも気になるところです。

お金も時間もかかる妊娠線のレーザー治療

レーザーで妊娠線を消す治療法は、時間もお金もかかってしまうのが現状です。深く刻まれ赤紫色に変色した妊娠線だと、何回か治療をしても、元通りにはならないことの方が多いようです。さらには元々肌が弱い方、皮膚がかぶれやすい方はレーザーに過剰に反応するので、希望しても受けられない可能性があります。ピーリングも皮膚に刺激の強い治療法なので、受けられる人は限られています。これから妊娠、出産を予定しているなら、予防が一番大切だと認識しておきましょう。

お腹だけじゃない!妊娠線は胸にもできる

妊娠線ができるのはお腹だけではありません。胸にもできるので注意して下さい。「お腹はしっかりケアしていたのに胸は完全放置で大変なことに…」と産後、後悔してしまうケースも少なくありません。妊娠線がもっともできやすいのはお腹ですが、次にお尻や太ももにできるケースが高く、続いて胸やふくらはぎ、二の腕に妊娠線の亀裂ができやすいです。脂肪分が多く妊娠によってサイズアップしやすい部位こそ、妊娠線ができやすい場所です。

妊娠線ができる本当の原因とは?

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妊娠線ができるメカニズムを紹介していきます。

妊娠線の2大原因と対処法

そもそもどうして妊娠線はできるのでしょうか。実は2つの原因が重なって妊娠線ができます。1つ目の原因は、皮膚が急に伸びることです。お腹の赤ちゃんが成長するにつれて、体重はどんどん増加し身体も大きくなります。皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれていますが、スムーズに伸びるのは表皮だけです。真皮層や皮下組織はグングン伸びる皮膚についていくことができず、断裂が起こります。

2つ目の原因として、妊娠中はステロイドホルモンの影響で肌の弾力が極端に衰えている状態であること。双方の理由から、妊娠線ができやすい状態になってしまいます。ホルモンをコントロールすることはできないため、皮膚の伸びも止められません。

これらのことから、保湿クリームでマッサージをすること、そして基礎代謝を上げたり肌の保水力を高めること、急激な肥満を避けることが妊娠線の予防ケアにつながります。

妊娠線のかゆみの原因と対処法

妊娠中にお腹の皮膚が乾燥することにより、かゆみが出やすくなります。赤ちゃんがお腹にいる時は妊娠性の皮膚掻痒症、痒疹、妊娠性痒疹(PUPPP)などを発症することがあります。肌トラブルによるかゆみが発生することも珍しくありませんが、いずれにしても皮膚が乾いていると皮膚の病を招きやすくなります。

お腹がかゆいと感じたら保湿が足りないサイン。いつも以上に丁寧に保湿ケアを行いましょう。かゆみが我慢できず掻きこわしてしまうことで発疹や傷ができて色素沈着を起こしてしまうこともあります。かゆみを我慢することは辛いため、早めに病院で相談しましょう。

いつから妊娠線予防を始めれば良いの?

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妊娠線の予防対策はいつから始めれば良いのでしょうか?「お腹が大きくなってからでは遅い」と言われていますが、適正な時期を見ていきましょう。

安定期から妊娠線ケアをスタートでは遅い?

妊娠線の予防対策を始めるのに、早すぎることはありません。大体安定期の5ヶ月頃からお腹が大きくなるので、この時期からお手入れを始める人が多いです。ただ個人差がありますので、すでにお腹のふくらみが目立っているなら、少し手遅れになる可能性があるのでスタート時期は早めとお伝えします。

妊娠線をきちんと予防したいと思っているなら、お腹が大きくなる前から毎日保湿に励み、早めにケアしていきましょう。

妊娠線予防でかゆみを感じたら手遅れ?

お腹にかゆみを感じたら、妊娠初期でも早めにお手入れを始めてください。かゆみは皮膚の乾燥しているかつ、ひび割れやすくなっている状態。お腹が大きくなるペース、肌の乾燥度合い、ホルモンのバランスは個人差があるのは当たり前です。また、妊娠してすぐに体重が増え、早い段階から皮膚に負担がかかっていることもあります。お手入れを始める合図だと受け取りましょう。できればかゆみを感じる前にケアをするのが理想的です。

妊娠線ができやすい人とは?

まったく妊娠線の予防対策をしなかったのに跡にならなかった妊婦さんもいらっしゃいます。妊娠線ができやすいのは、急に体重が増加した妊婦さんやもともと皮下脂肪の多い妊婦さんです。また、乾燥肌体質や身長が低い妊婦さんも妊娠線ができやすく、双子や三つ子を妊娠中の妊婦さんも発症率が高いので要注意です。

1つでも条件に当てはまるなら、とにかく早めに予防するのが大切です。経産婦さんも妊娠線ができやすいので、2人目妊娠中のママさんも注意するようにしましょう。

簡単で続けやすい!妊娠線の予防ケア

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お金をかけない妊娠線の予防対策はたくさんあります。簡単にできる方法も色々あるので、気軽にトライしましょう。

コストをかけなければ妊娠線は予防できない?

妊娠線専用のケアクリームは、お手頃なものから高価なものまで種類がたくさんあり、どれを選んでいいのか分からなくて迷ってしまうこともあるでしょう。普段のスキンケアもそうですが大切なのは、自分の肌質に合ったものをきちんと選ぶこと。また毎日続けることが重要なので、無理のないコストも考えた上で、アイテムを選びましょう。

妊娠線対策のカギ!保湿ケアの重要性

妊娠線対策はとてもシンプルです。マッサージやツボ押しなど色々な対策方法がありますが、基本は保湿です。妊娠中、水分が失われがちなので、保湿効果の高いクリームやオイルでお手入れすることが、大切です。お腹にたっぷり塗って、お肌の水分補給をしましょう。

最初は1日1回お風呂上がりに保湿剤を塗布し、お腹がどんどん大きくなる頃から1日2回に回数を増やしましょう。体内の水分不足を防ぐために、水分も意識して摂るようにしましょう。

ただし、冷たい飲み物は身体を冷やし代謝を落ちやすくするため、常温またはあたたかいお茶、白湯を毎日たっぷり飲むと摂りましょう。妊娠中は最低でも1日2リットルの水分を飲むのが理想的だとされています。

体重コントロールは妊娠線予防にも効果的

妊娠線を予防するのに、保湿対策と合わせ体重のコントロールも必要です。毎日保湿クリームを塗って乾燥対策に励んでも、急激な体重増加による皮膚が伸び、無理やり引っ張られている状態になったら、妊娠線を防ぐのは難しくなります。それだけではなく分娩リスクを下げ、赤ちゃんに負担をかけないためにも体重コントロールは欠かせません。

時期に応じた適正体重をチェックし、必要なカロリーをチェックし、糖分、油分は過剰摂取していないかどうか、日々の食事を見直しましょう。

まとめ

妊娠線対策の基本は、保湿対策と体重コントロールです。保湿効果の高いクリームやオイルで日々お手入れに励み、体重が増え過ぎないよう気をつければ比較的、妊娠線が出来づらくなるでしょう。妊娠線は一度できると完全に消すのが難しいので、予防することがとても大切です。体重が急激に増えた妊婦さんや双子妊娠中の妊婦さんも妊娠線発症率が高いので、ご注意下さい。できるだけ早く妊娠線ケアを始めるのが重要です。

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