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【医師監修】新生児の便秘の症状って? 原因や対策方法まとめ

【医師監修】新生児の便秘の症状って? 原因や対策方法まとめ

生後間もない赤ちゃんは体質上、頻繁にうんちが出るもの。毎日排便があることを当たり前に思いながら過ごすママも多いのではないでしょうか。そんな中で、排便の回数が減ったり、一度も排便のない日があったりすると、「もしかして便秘になってしまったのでは?」と不安になってしまいますよね。今回は、新生児の便秘についてご紹介します。


この記事の監修ドクター
有明こどもクリニック 小暮 裕之先生
地域の皆さまに信頼されるかかりつけの医療機関として、スタッフ一同、より質の高い医療の提供を目指してまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
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新生児の排便の特徴って?

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そもそも新生児はどれぐらいの頻度でどのようなうんちをするものなのでしょうか?まずは、新生児のうんちや排便の仕組みや回数の特徴についてご紹介します。

新生児のうんちの特徴

新生児のうんちの特徴は、母乳を飲んでいる赤ちゃんとミルクを飲んでいる赤ちゃんで違いが出てきます。

母乳育児の場合、新生児のうんちは悪臭が少なくツーンとした酸味がかったにおいが特徴です。また、柔らかくて比較的便秘をおこしにくいともされています。

ミルクで育つ赤ちゃんの場合は、母乳で育っている赤ちゃんと比べて便の回数が少なく、硬めなのが特徴です。完全ミルクの赤ちゃんの場合は、消化に時間がかかるために便秘がちになることも。しかし、最近では母乳に近い成分で作られているミルクも多いことから、ゆるめのうんちが出るケースもあります。

排便の回数は徐々に減っていく

新生児のうちでも産まれて間もない頃は、胃に食べ物が入るとすぐに直腸が反応して排便運動する「胃結腸反射」と呼ばれる仕組みが備わっています。そのため、母乳を飲む度に赤ちゃんの意思と関係なくうんちが出る状態となっています。

しかし、この「胃結腸反射」は生後1カ月前後に入る頃からだんだん弱まっていき、赤ちゃんは自力でうんちを出さなければならなくなります。そのため、排便の回数も徐々に減っていくのです。

この時期に赤ちゃんの排便の回数が減ってしまうのは、便秘というよりは赤ちゃんの腸の発達によるものと考えられます。また、授乳の回数も赤ちゃんの成長にともない減っていくため、こういった授乳回数の変化も赤ちゃんの排便回数の変化に関係しているのです。

新生児の便秘の症状って?

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急に赤ちゃんのうんちの回数が減ったらママは心配してしまいますよね。でも具体的にどのような状態を「便秘」というのでしょうか?ここでは新生児の便秘の症状について説明します。

こんな症状があったら便秘かも

自力でうんちを出すようになってからの赤ちゃんの排便回数については、個人差があります。どれぐらいの頻度で何回うんちが出ていれば正常なのかということははっきりと言えません。

そのため、便秘かどうかを排便の頻度で判断するには、○日に何回排便がなかったかということよりも、その赤ちゃんの普段の排便回数や間隔を基準にすることが重要です。たとえば、これまで1日に5回ほどの排便があった赤ちゃんが、突然1日に1回または排便がなかった場合には、便秘の可能性が考えられます。

そのほかにも、次のような状態が見られる場合には便秘の可能性があると考えられます。

・排便がない期間が普段より明らかに長い
・うんちの状態が少量で硬い
・母乳やミルクを飲まない、飲んでもすぐにもどしてしまう
・便意を感じると苦しい表情になる、または痛がって泣くことがある
・下腹部がいつもより硬い

排便の回数が少なくても、赤ちゃんが機嫌よく過ごしていて、お腹を触ってみても強く張っていないのであれば、特に心配することはありません。

臭いおならは便秘の可能性も

便秘かどうかを判断する基準のひとつに、おならがあります。もしも赤ちゃんのおならが臭かったら、便秘になっている可能性があるのです。

そもそもおならが臭くなるのは、お腹に老廃物がうまく外に出せず、たまった状態、つまり便秘の状態になっているからです。老廃物がたまった状態が長く続くと腸内異常発酵が進んでしまい、腸内ガスがたまってしまいます。これが、臭いおならとなってしまうのです。

便秘の原因は母乳?

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大人の場合、食生活と便秘は大きく関係していますが、それは赤ちゃんにもいえることなのでしょうか?そうなると、赤ちゃんの唯一のごはんである母乳の量や質が便秘と関係していることになります。次は、赤ちゃんの便秘を引き起こしてしまう母乳の状態についてご説明します。

母乳不足

新生児は、母乳を飲むことにまだ慣れていないことが多いです。また、母乳育児の場合は、飲ませた母乳の量が明確に分からないものですよね。そのため、実は赤ちゃんが十分に母乳を飲めていないということもありえます。

飲む母乳の量が不足すると、それだけ水分が不足することになります。体内の水分が不足すると、うんちに含まれる水分も奪われてしまうため、便秘の原因になるのです。うんちが堅いと、排便作用がスムーズにできなくなってしまいます。

赤ちゃんに便秘の可能性がある場合には、日頃飲んでいる母乳の量を気にしてみましょう。

母乳の質の低下

ママの食生活で栄養が偏っていたりすると、ママ自身も便秘を引き起こすだけでなく、母乳の質もそれだけ悪くなってしまいます。便秘の原因となる栄養バランスからできた母乳も、やはり便秘になりやすい成分が含まれていることになります。

そのため、偏った食生活によって質が低下した母乳も、赤ちゃんの便秘の原因になってしまうのです。くれぐれも、ママも便秘になりにくい食生活を心がけておきたいところです。

便秘の対処方法は?

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「便秘かな?」と思ったら、少しでも便秘を解消してあげたいところですよね。次は、ママにもできる、赤ちゃんの便秘解消に効果的な対処方法についてご紹介します。

マッサージをする

新生児は、腸が未発達なため働きもまだ弱く、便秘になりやすいもの。そこでおすすめなのが、腸のぜん動運動を促す効果のあるマッサージです。腸が活発になることで、便秘の解消が期待できるのです。マッサージ方法には、次のようなものが効果的です。

・「の」の字マッサージ
赤ちゃんのお腹に「の」の字をかくように、おへそを中心に時計回りでゆっくりとマッサージをしてあげます。この時、指先を使わずに3本〜4本の指先と手のひら全体を使います。やさしくなでるように、行います。

・足のストレッチも兼ねたマッサージ
赤ちゃんを仰向けに寝かせた状態で、腿と膝でお腹を押すようにマッサージする方法です。仰向けの赤ちゃんの両足首を優しく持ってあげて、両足を左右交互に動かします。

腿と膝でお腹を押すことによって腸が刺激され、便秘解消につながります。リズムに合わせたり歌を歌うなど楽しみながらマッサージするのもおすすめです。

・おしりのマッサージ
赤ちゃんの肛門のすぐ上あたりを指で押したり、軽くトントンとたたくマッサージをします。くれぐれも爪を立てたり強く押しすぎたりしないように注意しましょう。

・肛門を刺激する
ベビーオイルやワセリンをたっぷり含ませた綿棒で肛門を刺激する方法です。綿棒で円をかくように、ゆっくり5分くらいマッサージしてあげると便秘解消の効果が期待できます。

粉ミルクの量の見直し

適量よりも粉ミルクを多く与えてしまうことも、実は便秘の原因になります。粉ミルクに含まれるカルシウムには筋収縮作用があり、この作用が働きすぎてしまうと胃や腸の蠕動運動が妨げられてしまうのです。

あくまでも、粉ミルクを与える時には新生児に適した量を心がけましょう。

また、粉ミルクの中には便秘解消効果のあるものもあるので、赤ちゃんが受けつけるのであれば粉ミルクの種類を変えてみるのも方法のひとつです。

砂糖水をあげる

便秘を解消するためには、まずうんちがやわらかい状態でなければいけません。うんちが硬いと、排便の時に赤ちゃんが痛みを感じてしまうからです。

うんちをやわらかくするには、砂糖水を飲ませてあげるのがおすすめです。腸内では濃度のある水分が入ってくると、水分濃度をうすめようと腸内の細胞から水分が放出される仕組みになっているのです。そして、腸内の水分量が増えることで、うんちがやわらかくなるということです。

新生児にあげる事を考えると、砂糖水はだいたい5%ほどの濃さがベストです。きちんと測りつつ、適量に飲ませてみると良いでしょう。砂糖水の濃度が濃すぎると、今度は下痢を引き起こしてしまったり、腸内の悪玉菌を増やしてしまったりと赤ちゃんの身体に負担がかかってしまうので、くれぐれも適切な濃度の砂糖水を与えてあげることが必要です。

また、うんちをやわらかくするためには小児科を受診して新生児用の便秘薬を投薬してもらうこともできます。

肛門をチェック

新生児の皮膚はやわらかいもの。もちろん、肛門周辺の皮膚もやわらかくできています。そのため、硬いうんちをした時に肛門が切れてしまい、切れ痔になることも考えられます。

切れ痔になってしまうと、うんちをするたびに痛みを伴うことになります。赤ちゃんがその痛みを嫌がって、排便するのを我慢してしまうこともあるのです。そうなると、便秘の症状は深刻なものになってしまいます。

便秘の疑いがあるときには、赤ちゃんのお尻が切れていないかどうか肛門をチェックしてみましょう。肛門が切れていた場合には、ベビーオイルや軟膏を塗ってあげます。切れ痔の場合は治療する必要があります。

排便が1週間以上ない時は受診を

排便の頻度は、新生児によって個人差があります。赤ちゃんによっては自力でうんちを出すコツがまだ上手につかめていないために、3日に1回くらいのペースでしか排便ができないケースもあります。この場合は、排便のコツがつかめていないだけなので、安心して見守っていても大丈夫です。

ただし、排便がない日が1週間以上続く場合には受診しましょう。また、嘔吐などの症状が見られるときにも注意が必要。それらの原因を明らかにするために、医師に見てもらいましょう。

まとめ

新生児の場合、成長していくにつれて排便の回数が少なくなっていくもの。うんちが出ない日があったり排便の回数が減ったりしていても、食欲があったり体調の変化が見られなければ心配することはなさそう。しかし、うんちの状態やおならのニオイ、赤ちゃんの様子によっては便秘の可能性も考えられます。便秘かなと思ったら、対処してあげましょう。

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