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2017年05月29日 06:00 更新

働くママの家事時短術! 炊事・洗濯・掃除のテクニックは?

働くママは大忙し。仕事から帰れば家事や育児に追われ、時間のやりくりに苦労している方が多いのではないでしょうか。そんな働くママのために、今回は、炊事・洗濯・掃除の3つに絞って時短術をご紹介します。是非参考にしてみてくださいね。

働くママにおすすめ時短術?炊事編

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働くママにとって、時短のテクニックが一番ありがたいのは炊事かもしれません。どんなに疲れていても、毎日食事はしないで済ませる訳にいかないものです。次の3つを解決のヒントにしてみましょう。

下ごしらえは時間があるときにやっておく

特に野菜の下ごしらえです。時間があるときに、野菜を切っておくこと。これだけで、料理にかかる手間や時間が大きく違います。いつも冷蔵庫に切った野菜があると思えば、気持ちもうんと楽になるはずです。

野菜さえ切ってあれば、あとは煮たり炒めたりと調理するだけ。お鍋にぽんぽん野菜を放り込んで具だくさん味噌汁、切ってある野菜をお皿に盛り付けてサラダ、余裕で野菜たっぷりの献立が実現しますね。

切る作業は、「わざわざ時間を作って」と思うとハードルが上がってしまうので、まな板と包丁を出した「ついで」や、週末のまとめ買いの後、冷蔵庫に入れる前のタイミングなどにするとよいでしょう。下ごしらえした野菜は、ジップロックなどの保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。

事前に献立を立てる

毎日の献立を考えるのも一仕事です。これを事前に済ませておければ、帰宅してすぐに料理に取り掛かれるので時短になります。まずは明日の献立を事前に決めることから始め、それに慣れたら3日分、1週間分と少しずつ増やしていきましょう。

献立が先々まで決まっていれば、まとめて買い物ができるので、買い物の回数を減らせてかなりの時間の節約になりますね。下ごしらえについても、無駄なく効率よく進めておけます。

基本の味付けはマスターしておく

料理の際に、毎回レシピを近くに置いて作り方を見ながら調味料の分量まで計っていたのでは、いくら時間があっても足りません。まずは基本の味付けを覚えましょう。およそのあんばいが感覚として身につけば、レシピに頼らなくても済むようになり、大きな時短につながります。

和食の味付けは、砂糖、しょう油、酒、みりんが基本です。煮物やうどんのつゆなど、多くの料理が作れます。基本の味付けをベースに、みそ、お酢、生姜やにんにくなどのスパイスやごま油などを加えていくことで、アレンジが広がっていきます。

働くママにおすすめ時短術?洗濯編

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洗濯は、開始から終了までの時間が一番かかる家事と言えます。洗濯物を洗って干して、乾いたら取り込み、畳んで収納、衣類によってはアイロンが必要な場合もあるでしょう。しかも、作業が天候に左右されるのですから、時間だけでなく気持ちの上でもかなりの負担になっているのではないでしょうか。次のテクニックを参考にしてみてください。

作業場所を最短距離にする

洗濯の手間を軽くするためのポイントは、「洗濯動線」です。家の洗濯動線をチェックして、「洗う」「干す」「収納する」という3つの作業を行う場所を最短距離にすることを考えてみましょう。

日本の家では、マンションでも戸建てでも、洗濯動線をまったく考慮していない間取りが多いものです。戸建ての場合では、1階と2階に分かれていることもあるでしょう。動線が長いと、デメリットは移動距離が長くなるだけではありません。「洗う」「干す」「収納する」の作業場所が離れた場所にあることで、取り込まれるのを待つ洗濯物、畳まれるのを待つ洗濯物、収納されるのを待つ洗濯物がそれぞれの場所にたまってしまうのです。

一般的なマンションや戸建ての間取りのままでも、次のような工夫をすることで、3つの作業場所を最短距離にすることができます。

・簡易乾燥室を作る

乾燥室があれば、いつでも洗濯できますね。次の項目で詳しくお話します。

・「止まり木収納」を設置する

乾いた洗濯物を取り込んで収納するまでの動線を短くする方法です。ポイントは、取り込んだらすぐにしまえる「止まり木収納」を作ること。洗面所に作った簡易乾燥室や衣類乾燥機のそばに、タオルや下着類を収納できる場所を作るのです。外干しが主体のお宅なら、キャスター付の収納ボックスを用意して、ベランダで取り込むそばから引き出しに入れていく方法もよいですね。運ぶプロセスが不要になるだけでなく、洗濯物が和室の畳の上や居間のソファの上に留まることもなくなります。

・移動式の物干しを利用する

お天気のいい日には、できれば洗濯物は外に干したいと思う方は多いはず。そんなときに活躍するのが移動式の洗濯物干しです。お天気を見ながら、たとえば洗面所からベランダへ、ベランダから収納場所へと、物干しごと移動させるのです。コンパクトなスタンド型物干しがおすすめです。

乾燥に洗面所を利用する

夜でも雨降りでも安心して洗濯できたら、時間の自由度がうんと上がりますね。そのためには、洗面所を簡易乾燥室にしてしまうのが有効です。大掛かりなリフォームなどは必要ありません。洗面所に突っ張り棒などでポールを渡して、干す場所を作ればよいだけです。できればここに小型の除湿機を置きます。洗面所程度の広さなら、小型の除湿機で十分に洗濯物は乾きます。

浴室乾燥機がついている家なら、洗濯物を洗面所に干して、浴室のドアを開けて乾燥機能を運転させる方法もあります。これなら、乾燥が終わってさえいれば、家族が入浴するときに慌てて取り込む必要もありません。

働くママにおすすめ時短術?掃除編

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家事の中で、つい後回しにしてしまいがちな掃除。時短術を身につけて効率よく掃除し、快適に過ごしましょう。

床に物を置かないクセをつける

物はいつの間にか増えていきます。そして気がつくと収納しきれなくなって、つい床の上に置いてしまいがちです。仮置きのつもりでも、時間がたつとずっと置いたままの状態で慣れてしまい、片づけるには重い腰を上げないといけなくなりますね。また、床に物があると、掃除機がかけづらくなり、拭き掃除もままなりません。

大切なのは、一時的に床に置いたとしても、すぐに元の位置にしまうクセをつけること。そうすれば、掃除がしやすくなってストレスにならず、掃除の時間も短くすることができます。

平日はゆるく、週末にしっかり

毎日家中を掃除していたら、かなりの時間が必要です。働くママには負担が大きいですね。でも、「平日はゆるく、週末にしっかり」の2本立てなら、あまり無理をせずに続けられるのではないでしょうか。やり方次第で、十分にきれいさを保つこともできます。

平日は、他の家事と並行してゆるく掃除。具体的には、食器を洗いながらガスレンジを拭いたり、お風呂のお湯を抜きながらお風呂磨きをしたりといった「ながら作業」です。掃除機をかけるのは週末だけで、平日にはしないのが基本です。週末に集中的に本格的な掃除をします。

掃除道具は限定する

家をきれいにするための掃除道具そのものが、収納場所を多くとってしまっていたり、乱雑に置かれて整理が必要になったりと、むしろ家事の時短を妨げていることがあります。ホームセンターなどには、使う場所や機能によって多種多様な道具があふれていますが、できるだけシンプルに必要最小限に抑えることも考えてみましょう。

ゴミ箱の数を減らすのも、時短につながります。ゴミ回収日の朝、家中のゴミ箱からゴミを集めるのは意外に手間なはず。小さなことですが、朝の忙しい時間に省けた手間はありがたいものです。

家事のアウトソーシングもひとつの方法

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まだまだ日本では、家事のアウトソーシング(お金を使って外注に出すこと)に抵抗を感じる人が多いかもしれません。でも、やるべきことが増えて時間やゆとりがなくなってしまったとき、アウトソーシングも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

家事をする時間も貴重

働くママなら、仕事をして得る報酬から計算して、自分の1時間にどれだけの価値があるのかがわかりますね。家事をする時間も貴重なのです。

限られた時間の中でやりくりが難しくなったと感じたなら、自分の1時間の価値と外注にかかる費用を突き合わせてみて、アウトソーシングを検討することも必要でしょう。マイナスが出るとしても、他で補填できると考えて導入する解決方法もあります。

家事のアウトソーシングにはどんなものがある?

家事仕事のアウトソーシングには、主に次のようなものがあります。
・ネットスーパーや生協などの食材宅配
・掃除の外注(エアコンや換気扇などのクリーニング)
・定期契約での掃除代行サービス
・定期契約での家事代行サービス
・ベビーシッターや介護ヘルパー
・シルバー人材センターや便利屋を利用した家事代行

まとめ

参考になる時短テクニックは見つかりましたか? お金をかけずに、今日からできることも多いので、是非チャレンジしてみてください。また、家事のアウトソーシングについても、タブーにせずに検討してみましょう。忙しい毎日の暮らしに、少しでもゆとりが生まれるといいですね。ママが笑顔でいられることが、家族の幸せにもつながるのですから。

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