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2021年06月24日 18:30 更新

プロが実践! つい散らかる「子ども部屋」を片づける3つの極意

おうち時間が増えて「うちの中が片づかない!」と嘆いている人も多いのではないでしょうか? おうちの中でも片づかない場所のひとつが「子ども部屋」。今回はそんな子ども部屋の片づけテクニックをお伝えします。

こんにちは、ライフオーガナイザー®の門傳(もんでん)奈々です。

子どもが3人いる我が家では、気がつくと子ども部屋はいろんな物で溢れかえり、カオスと化しています。おもちゃや学用品、子ども服など、形や大きさがまちまちな物を収納している子ども部屋をキレイに片づけようとすると、より一層の時間や手間がかかってしまい、ひと苦労……。

でも、一旦片づけの仕組みと流れを作ってしまえば、子ども部屋が乱れてもすぐに元のキレイな状態に戻すことができますよ。

子ども部屋が片づかない理由

子どもの年代と数にもよりますが、子どもが小さければ小さいほど細かいグッズは増えがちです。

たとえば、おもちゃは誕生日やクリスマスといったイベントのタイミングだけでなく、いただき物やレストランのお子様セットでもらったおもちゃ、雑誌の付録など、1年であっという間に数十個増えてしまいますよね。また子ども服なども、プレゼントやおさがりなどの頂き物で増えていきます。

これらをそのまま家の中に留めていると物は増え続け、片づけをどんどん億劫にしてしまう要因に。それが、片づかない状態を生むのです。

では、どうすればいいのでしょうか。

子ども部屋を片づけるためにやりたいことを3つに絞って紹介していきます。

片づけやすい空間のためにやりたい3つのこと

① 物を増やさない工夫をする

ものの数一定にする 新旧筆入れ
新しい物を買ったり貰ったりしたら、古い物をひとつ手放す習慣をつけましょう!

子ども用品に限らず、新しい物がおうちに入るときは、古い物をひとつ手放す習慣をつけましょう。

例えば、誕生日やクリスマスには「新しいおもちゃ」が仲間入りしますよね。そのタイミングで、次のような声がけをしてみましょう。

「新しい物がおうちに来るから、使わなくなった物をひとつバイバイしようか。」

ここでのポイントは"新しい物が入るタイミングで"声がけをすることです。普段の生活の中で「おもちゃをひとつ減らそう」と子どもに促しても、すんなりとは応じてくれないでしょう。新しいおもちゃを手にする代わりに、不要となった古い物は手放す。これを習慣化していきましょう。

② カテゴリーごとにしまう

子ども部屋収納 カテゴリー分けして収納
子どもごとに場所をカテゴリー分けをして収納します。中身はざっくりで大丈夫!
子ども部屋収納 判断力つける方法
片づけの際に子ども自身に仕分けさせると「いる物」「いらない物」の判断力がつきます。

子ども部屋には【学び】と【遊び】、【洋服】のグッズが混在しています。

まずは、それぞれのカテゴリーに「分ける」ことを意識してみましょう。カテゴリーごとに分けた後、各カテゴリー内で「しまう(収納する)」ことをしていきましょう。

③ 子どもの目線、背丈を意識して収納を配置

子ども部屋収納 背丈に合わせて収納
子どもの背丈に合わせて収納する場所を設けてあげることで、子ども自身が片づけやすくなります。
子ども部屋収納 遊ぶ場所 しまう場所
遊ぶ場所(青文字)としまう場所(赤文字)が近いほど片づけもしやすいです。

収納の際にポイントとなるのが、子どもの目線や背丈。手の届くところによく使う物を収納することが大切です。

よく使う物はよく出し入れする物なので、片づけやすい位置を所定の収納場所にしてあげます。収納場所の高さは、子どもが立ったときに膝から胸のあたりの位置にしてあげるとさっとしまえます。

また、遊ぶ場所の近くに収納場所を作ってあげると、「遊び」から「収納」へのハードルが下がりますよ。

まとめ

以上、子ども部屋の片づけテクニックをお伝えしました。

子ども部屋に限らず、幼児期から少しずつ子ども自身もお片づけに参加してもらいましょう。新しいおもちゃを買うときにはどのおもちゃを手放すのか子ども自身に決めさせたり、部屋の片づけの際に「いる」「いらない」を判断させるなど、自己決定の機会を設けてあげると片づける力がついていきます。

片づけやすい空間づくりを通して、ゆくゆくは「子どもが自分で片づける空間」になるといいですね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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