ふわトロ食感も簡単！豆腐の無限に広がるバリエーション厳選6レシピ

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

国内外でヘルシーで栄養価の高い食品として認知されているお豆腐。柔らかな食感と優しい味わいは離乳食でもよく使われ、赤ちゃんから大人までよく食べる食材です。我が家でも常時冷蔵庫にあるようなとっても身近なもの。

冷奴や湯豆腐などパックから出してすぐ一品となるのでとても便利ですし、みそ汁の具にしたり、マーボー豆腐にしたり……。ただ、これだけよく使われる食材なのに、メニューは意外とマンネリになりがち。

でも、実は使い方や調理方法によっては食感が変わったり、いつもの料理を変身させてくれること、ご存じでしたか？ しっとりと中まで煮汁の旨みの染み込んだ豆腐の味わいは格別ですし、料理よってはとろんとした食感になり、生地に練り込んでふわふわにさせたり、もっちりしたりと、さまざまな表情を見せてくれます。今回は、変化に富んだ豆腐メニューをご紹介します。

豆腐を豚肉で巻いて、旨みをプラスして照り焼きに。薄力粉をまぶして焼くので、とろみがついてよく絡み、豆腐に厚みがあってもしっかり味でご飯がすすむメインおかずになります。大葉を挟むと彩りだけでなく、味も引き立つのでオススメ。ネギなどを一緒に巻いてもおいしそうです♪

【材料　3～4人分】
・豆腐……2丁
・豚薄切り肉……16枚
・大葉……16枚
・薄力粉……大さじ3～4
・砂糖……大さじ2
・醤油……大さじ2
・油……大さじ1～2

【作り方】
①豆腐の水を切り、キッチンペーパーで包んで電子レンジ600Wで3分加熱する。
②豆腐をそれぞれ8等分に切る。
③豚肉を広げ、大葉、豆腐を乗せて包むように巻く。
④薄力粉をまぶす。
⑤フライパンに油を引き、豚肉の端を下にして先に焼き、全面をこんがり焼く。
⑥砂糖、醤油を加えて絡める。

※薄力粉をまぶしてから時間を置くと、豆腐の水分が出てきてカラッと焼きにくくなります。焼く直前にまぶして、よく温めたフライパンですぐに焼くようにしましょう。

豚肉を何重か巻いたり、少し厚みのあるものを使うと食べごたえがUPするのでお好みで選んでみてください。豆腐のしっとり柔らかな食感と、タレが絡んだ豚肉や大葉と一緒に食べた時のおいしさが後を引きます。

ひき肉と豆腐を混ぜ合わせると、びっくりするくらいふわっと柔らかな軽い食感に。この柔らかい肉ダネはつくねにしたり、団子にしてお鍋の具や揚げ団子にしても◎。鶏ひき肉を豚ひき肉にしたり、魚のすり身を使っても、豆腐効果で柔らかな生地ができておいしいですよ♪

【つくね　材料　4人分】
・鶏ひき肉……250g
・豆腐……1/2丁
・ウズラの卵……5個
・大葉……4枚
・ショウガみじん切り……大さじ1
・ごま……大さじ1
・砂糖……小さじ1
・塩……小さじ1/4
・醤油……小さじ1
・片栗粉……大さじ1
・水……50ml

【餡　材料　4人分】
・レンコン輪切り……4枚
・人参輪切り……4枚
・しめじ……1/3 株
・水……200ml
・白だし（2倍濃縮）……30ml
・砂糖……小さじ1/2
・塩……少々
・醤油……小さじ1/2
・片栗粉……大さじ1
・細ネギ……1本

【餡の作り方】
①小鍋に片栗粉と細ネギ以外の材料を入れて火にかける。
②火が通ったら片栗粉を水（分量外）で溶いて加え、とろみをつける。

【つくねの作り方】
①半分に切ってから千切りにした大葉、みじん切りのショウガ、鶏ひき肉、ごま、片栗粉、砂糖、塩、醤油を粘りが出るまでよく練る。
②ウズラの卵1個と豆腐を加えてよく練る（豆腐は水切り不要）。

③4等分にして丸く形成して、フライパンで焼く。緩めのタネなので乗せながら形を整え、真ん中にくぼみを大きめに作っておく。
④両面を焼いてから水を加えて蓋をし、蒸し焼きにする。
⑤火が通ったら、くぼみにウズラの卵を落として、再度蓋をして半熟になるまで火を通す。
⑥お皿に盛り、餡をかけ、小口切りにした細ネギを散らす。

※人参はお好みで紅葉や花型で抜いても♪
※ウズラの卵は火を通しすぎると黄身の表面が白くなるので好みの固さになったらすぐに火を止めてください。
※つくねは焼くと多少縮んでくぼみが小さくなってしまいます。ウズラの卵を乗せる大きさがなくなった場合は、スプーンなどでくり抜いてスペースを作ると、うまく収まります。

旨みをしっかり含んだ豆腐のおいしさを堪能できる肉豆腐。ぷるんとした豆腐の食感も、加熱するとより強く感じられます。使う肉は豚でも牛でもお好みで。玉ねぎは新玉ねぎの季節なら、大ぶりに切って使ってみてください。玉ねぎの甘みと肉の旨みが豆腐に染みて、じんわりと、ほっとするおいしさを味わえますよ。

【材料　2人分】
・豆腐……1丁
・肉（豚、牛お好みで）……150g
・玉ねぎ……1/2個
・長ねぎ……1本
・椎茸……3枚
・エノキ……1/3株
・糸こんにゃく……200g
・だし汁……500ml
・砂糖……大さじ3
・醤油……大さじ4

【作り方】
①糸こんにゃくは茹でてアク抜きし、食べやすい長さに切る。豆腐は8等分に切る。玉ねぎはくし切り、長ねぎは斜め切り、椎茸は2cm幅に切り、エノキは根元を落として半分に切る。
②フライパンで肉を焼き、だし汁を注ぎ、アクをこまめに取る。
③アクがあまりでなくなったら、肉を端に寄せて、①の具材を並べて煮る。
④玉ねぎに火が通ったら砂糖、醤油を加える。
⑤ときどき豆腐に煮汁をかけながら煮汁が半分程度になるまで煮込む。

※最後に卵を落として半熟になるまで煮込んでも◎

鶏むね肉で作るチキンナゲットは、鶏肉の食感とふわふわな軽さを出すために豆腐を加えました。から揚げよりも軽く、スナック感覚で食べられるチキンナゲットは子どもに絶大な人気。豆腐でかさ増しもでき、ヘルシーで高コスパ！

【材料　2～3人分】
・鶏むね肉……1枚
・豆腐……1/2丁
・醤油……大さじ1
・マヨネーズ……大さじ1
・顆粒だし……小さじ1/2
・薄力粉……大さじ2
・片栗粉……大さじ2
・揚げ油……適量
・ケチャップ、マスタード……お好みで

【作り方】
①鶏むね肉を粗めのみじん切りにする。
②軽く水を切った豆腐、醤油、マヨネーズ、顆粒だし、薄力粉、片栗粉を①に加えてよく混ぜる。
③揚げ油にスプーンで落とし、からりと揚げる。

※鶏むね肉を粗くみじん切りにすることで、鶏肉の食感を残し、ひき肉を使うのとはひと味違う食べ応えになります。
※お好みで、ケチャップやマスタードなどつけてください。

少しとろみをつけた、あったかスープです。長ねぎのシャキシャキ、豆腐のふわっとした食感が、シンプルながら何度も食べたくなるおいしさ。ひとり分を手軽にカップに材料を入れてレンチンで作れるレシピですが、たくさん作る場合はお鍋に入れて加熱したり、大きめ耐熱容器で電子レンジで作ることもできます。加熱時間は量によって調整してください。

【材料　1人分】
・豆腐……1/4丁
・長ねぎ……1/3本
・えのき……30g
・乾燥わかめ……1g
・水……100ml
・片栗粉……小さじ1
・中華スープの素……小さじ1/2
・ごま油……小さじ1/2
・ごま……適量

【作り方】
①豆腐は2cm角、長ねぎは斜め薄切り、えのきは根本を落として半分に切る。
②マグカップに切った具材と乾燥わかめを入れ、水を注ぎ、片栗粉と中華スープの素を加えて混ぜる。
③ふんわりラップをかけて、電子レンジ600Wで2分加熱。
④とろみが均一になるように優しく混ぜ、仕上げにごまとごま油をかける。

※仕上げのごま油が、香りよくまとめてくれます。
※大人はラー油でも。少しショウガを加えてもおいしいです。

和の甘味といえば、よく作るのが白玉団子。豆腐はこの白玉団子を作るときにも大活躍。通常、白玉粉に水を加えて練って作りますが、作りたてはもちもちしておいしいものの、時間が経つと中が固くなってしまうため、作り置きにはあまり向きません。そんな白玉団子ですが、水の代わりに豆腐を使うだけで、もちもちが長持ちするんです♪

【材料】
・白玉粉……200g
・豆腐……1/2～１丁

※豆腐の種類によって水分量が変わるため、練り込んだ際の弾力を確認しながら豆腐の量を調整してください。

【作り方】
①白玉粉に絹ごし豆腐を混ぜて捏ね、耳たぶくらいの硬さに調整する。
②食べやすい大きさに丸めて熱湯で茹でる。
③浮いてきたら冷水にとる。

豆腐でこねた白玉団子は形成しやすく、色づけしてキャラ団子にすることもできますよ♪ そのときは、四角く切ったオーブンペーパーの上に形成した団子を乗せて、クッキングペーパーごと、静かにお湯に入れて茹でるようにしてください。

水でこねた場合は数時間で固くなってきますが、豆腐で練った白玉団子は半日～1日経過しても比較的もちもち感を保ってくれます。時間のある時に作っておいたり、お弁当のデザートとしてもおいしく食べられるのでおすすめです。

ヘルシーで栄養価の高い豆腐は、赤ちゃんから大人までよく食べる食品です。そのままでもおいしく食べられますが、調理方法によっては食感や味わいも変わり、さまざまな使い方ができます。

今回ご紹介した調理方法以外でも、焼いたり、炒めたり、揚げたりもでき、淡泊な味の豆腐はどんな味つけにもよく馴染みます。ふわふわ、トロトロ、もちもち、などの変化に富む豆腐を楽しんでくださいね♪