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【医師監修】子どもの鼻づまりを治す!家庭でできる3つのケア方法

【医師監修】子どもの鼻づまりを治す!家庭でできる3つのケア方法

ズルズルと続く子どもの鼻づまりは、かわいそうですよね。今回は子どもの鼻づまりのケアをご紹介します。子どもが辛そうにしていたら、取り入れてみてください。


この記事の監修ドクター
わだ小児科クリニック 和田直樹先生
これまで30年余りの病院小児科での経験をいかして お子様の健康と病気全般を扱うクリニックにしてまいりたいと思っています。また背の低い子供の診療も積極的に取り組んでいきたいと思っています。
わかりやすい説明をモットーに子供たちの頼れるかかりつけ医をめざしています。日々お母さんたちが抱いている疑問や悩みについても気軽にご相談ください。
http://www.wadaclinic.com/

そもそも鼻づまりの原因は?

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鼻づまりになる原因は、鼻水だけではありません。鼻粘膜の炎症によって空気の通り道が狭くなることでも、鼻通りが悪くなります。このほか、鼻の構造が関係するケースもありますので、考えられる可能性を確認しておきましょう。

鼻水は防衛機能

鼻づまりの原因となる鼻水ですが、体の防衛機能の1つであり、決して悪いものではありません。鼻水は細菌・ウィルス・異物などを排出し、これ以上外部から異物が入り込まないようにブロックする働きも担っています。実際に細菌・ウィルス・異物が原因で、鼻粘膜の毛細血管が炎症を起こすと鼻腔内が腫れて狭くなります。鼻水そのものよりも、鼻腔内の炎症によって鼻通りが悪くなっているケースも多いのです。むやみに鼻をかんでしまい、かえって鼻腔内に乾燥やダメージを与えることで、さらに鼻通りが悪くなることもあるので注意しましょう。

一方で発熱と咳なども出ている時には、風邪の場合も考えられますので、小児科へ連れて行くと良いでしょう。特に風邪などのウイルスによる鼻水は、量が多く粘り気があることが特徴となっています。黄色や緑などの色も出やすく、この場合は風邪の可能性が高いです。また風邪などのウィルスは、乾燥している環境で増殖します。したがって冬場は鼻づまり予防も兼ねて、加湿器で湿度を調整することがベストです。

「鼻のつくり」が原因の場合も

生まれつき、あるいは後天的な理由で鼻づまりが起きやすくなることがあります。原因としては、鼻の奥のリンパ組織が肥大することによる「アデノイド」が考えられており、非常に多くなっています。

また、子どもが「鼻を強くぶつけたことがある」と言う場合には、「鼻中隔弯曲症」によって、鼻づまりが起きやすくなっている可能性があります。「鼻中隔弯曲症」は鼻筋が曲がっている状態で、これにより鼻通りが悪くなっているのです。鼻にボールがぶつかった、転んで鼻を打った、などの場合には鼻中隔弯曲症の疑いもあります。ただし鼻筋にまったく歪みがなくまっすぐな人のほうが珍しく、多くの方は多少鼻筋が曲がっています。多少の鼻筋の曲がり自体は鼻を強くぶつけた経験がなくてもありますし、異常ではありませんのでご安心ください。

子どもの鼻づまりを治す方法① 脇の下を圧迫する

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方法は?

鼻づまりは、両鼻ではなくどちらか片方だけが詰まっていることも多いようです。例えば右鼻が詰まっている場合は、その反対側(左側)の脇の下を圧迫します。拳を挟んでも良いですし、丸めた雑誌やペットボトルでもOKです。特に、脇の下を圧迫したまま、横になるのも効果的。きちんと脇の下が圧迫されますし、そのまま寝ることもできます。また、鼻をかむ場合も必ず反対側の鼻をおさえるようにしましょう。

どうして鼻づまりが治るの?

脇の下には自律神経が通っています。そこを圧迫することで交換神経に働きかけ、血管が収縮するのです。鼻づまりは、単純に鼻水が詰まっていると言うだけではなく鼻の粘膜が腫れていることも大きく関係しています。交感神経への刺激による血管収縮は、鼻粘膜の腫れをおさめる効果を発揮します。脇の下を圧迫すると、その反対側の交換神経が刺激されます。したがって鼻づまりとは逆の脇の下を刺激する必要があります。

子どもの鼻づまりを治す方法② 鼻を温める

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脇の下への圧迫とともに、簡単に鼻づまりの改善が期待できるのが「鼻を温めること」です。基本的に、どのような鼻づまりに対しても効果が期待できますので、子どもが苦しがっていたらぜひお試しください。

方法は?

温め方としては、お湯で温めたタオルなどを鼻に当ててもよいし、ホッカイロを使用しても同様の効果が得られます。また湯気や蒸気を鼻に当てるのもよいでしょう。鼻づまりがひどい場合や冬場のように乾燥している時期には、特に効果が期待できます。冬場は、子どもの部屋に加湿器を置いといてあげましょう。また風邪をひいてお風呂を止められている場合など以外は、湯船に入ることも有効です。

どうして鼻づまりが治るの?

鼻を温めることで、血流が改善されるからです。また、湯気や蒸気などで鼻の中に湿気を与えることで、固まっていた鼻水を緩めるとされています。

ただし、鼻水が流れるようになっても、乳児の場合はうまく鼻をかむことなどが難しいでしょう。そんな時は、鼻水を吸い出してあげるのが最良の方法です。鼻を温めたり湿気を与えても、鼻水の粘り気が強い場合などには、早めに耳鼻科を受診させてください。もちろん耳鼻科に行けば鼻水の吸引もおこなってくれます。

子どもの鼻づまりを治す方法③ 鼻うがいする

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鼻うがいは慣れが必要なので、小さい子どもには難しいかもしれません。ただし、花粉症の鼻づまりなどに効果が期待できますので、6歳以上の子どもなどはチャレンジしてみると良いでしょう。

方法は?

鼻うがいの方法は、食塩水を鼻の中に入れ、入れたのとは逆の鼻から出すというものです。なお食塩水は、煮沸した湯冷ましで1%程度の食塩を混ぜたものがよいでしょう。具体的には200cc(コップ1杯)に対して、食塩1.8g(スプーン1杯分)程度を目安にしてください。

鼻に入れた食塩水が耳下に入らないように、前かがみのまま顔を傾けすぎないように注意しましょう。さらに冷水よりもぬるま湯の方がスムーズに鼻うがいできるほか、鼻を温める効果も期待できます。これで、人間の体液と同じ浸透圧になります。

鼻うがいが終わったら、静かに鼻をかむことで、鼻の中に溜まっていたものを出すことができます。ただし無理に出そうと力んで鼻をかみすぎたりすると、かえって鼻粘膜の炎症を悪化させる恐れがありますのでご注意ください。なお、鼻うがいのしすぎもやはり鼻粘膜にダメージを与えるので、1日1回までにしましょう。

どうして鼻づまりが治るの?

鼻の中の汚れや花粉を洗い流すことで、鼻粘膜の機能を回復できます。特に鼻に異物が溜まったままだと、アレルギー反応や細菌感染が起きることなどもあり、慢性的に粘膜が炎症状態になることがあります。鼻うがいによって鼻水を除去することで、鼻の中の環境が改善します。特に粘り気のある鼻水が出ている場合には、蓄膿症(副鼻腔炎)に近い状態になっているとも考えられ、鼻うがいによって予防・改善も期待できます。

子どもの鼻づまりがつらい3つの理由

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鼻づまりは大変つらい状態ですが、乳児の場合には自分のつらさを言葉で伝えることができません。特に小さな子どもは鼻の発達が未発達であるので、ちょっとした風邪でも鼻がつまってしまうことが多いです。ここでは子どもが鼻づまりの時は、どのような状態になっているのかをチェックしましょう。

口呼吸

人はリラックス状態だと鼻呼吸をしていますが、鼻が詰まると口呼吸にならざるをえません。鼻呼吸になると、喉が乾きやすく、鼻腔がさらに乾燥しやすくなる可能性があります。当然、喉の炎症も起きやすくなりますので、鼻と口の両方で十分な呼吸ができなくなる可能性も出てきます。

よく眠れなくなる

鼻づまりは安眠を妨げる大きな要因となります。睡眠は体や脳の回復と発育にとって欠かせない時間のため、眠りが浅くなると日中生活にさまざまな影響を及ぼします。例えば、集中力や理解度が落ちたり、日中に眠ってしまったりします。また鼻がつまって息苦しいだけでなく、横になっていることで鼻水が喉のほうへ移動しますから、痰(たん)も出やすくなります。これも眠りを妨げる一因となるのです。

小さい子が寝苦しくてぐずっていたり、いらだっている場合には、だっこや頭をなでたり、背中をさすることが効果的です。交換神経の高まりを沈め、気持ちをリラックスさせますので、入眠しやすくなります。

鼻の周辺が荒れてしまう

頻繁に鼻をかんでいると、特に鼻の下が荒れてしまうことが多いようです。また、頻繁にティッシュなどを当てることで、鼻の周辺がかぶれたり、炎症に発展するケースもあります。不快感だけでなく、出血を伴って痛みを感じるケースもありますので、とてもかわいそうな状態と言えるでしょう。鼻のかぶれ、赤みなどの症状が出ていますので、お母さんが目視しただけでもすぐに確認できるかと思います。

このような場合は、ワセリンやクリームを塗ってあげましょう。ただし尿素クリームなどではしみることもあるのでご注意ください。これから保湿クリームを買う場合には、薬用で、なおかつ低刺激(あるいは敏感肌用)を選ぶと安心です。

まとめ

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子どものつらい鼻づまりを治す3つの方法をご紹介しました。こまめに鼻をかむことも大切ですが、かみすぎるとかえって鼻通りが悪くなることもあるためご注意ください。また薬などで無理に鼻水を止めようとすると、こちらもかえって鼻づまりが悪化することもあります。医者に相談して適切な処置をするようにしましょう。

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