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2021年05月16日 11:00 更新

【冷蔵庫収納】使いにくい冷蔵庫が、外す・変える・プラスの3つの方法で見違える!

毎日使う場所なのに、使いこなすのが意外と難しい冷蔵庫。うっかり食材を腐らせる、中身の把握ができずダブリ買いしてしまう……なんてことも少なくないですよね。けれど、よく使う食材や使う人に合わせて冷蔵庫内をカスタマイズすると、ぐっと使いやすくなります。

こんにちは。ライフオーガナイザー®/冷凍生活アドバイザーの佐藤美香です。

長引くステイホームで、リモートワークやオンライン授業が、日常の一部となってきました。冷蔵庫を使う頻度も、ぐっと増えたのではないでしょうか? そこで気になるのが、冷蔵庫内の使い方。毎日使う場所だけに、ちょっとの不便も大きなイライラにつながります。使いやすくして、毎日の食事作りを、少しでもラクにしていきませんか?

確認してみよう! 冷蔵庫の最上段の使い方

冷蔵庫の種類や使う方の身長にもよりますが、冷蔵室の最上段は見えづらい・取りづらいことが多いです。見えづらい・取りづらいは、一見デメリットに感じますが、入れる物によってはメリットにもなりますし、道具を足して使いやすくする方法もあります。いくつかの事例をご紹介いたします。

棚板を外して、背の高い食材の出し入れも楽に

思い切って、棚板を外すのも方法のひとつです。手の届きにくい場所に棚板があるよりも、棚板を外してしまえば、手の届く位置を大きなスペースとして有効に使うことができます。

手の届きにくい位置にある棚板を外し、手の届くスペースを大きく使う

わが家の冷蔵庫の場合、最上段の棚板を外すことで高さ14cmから28cmになりました。牛乳や豆乳のストックなど、背の高い食材を立てて入れることができます。背の高い食材を多く扱う場合、最上段を外した方が使いやすくなるかもしれません。

見えづらい・取りづらいがメリットになる! ご褒美置き場に

ちょっと高価なお菓子など、子どもに見つかって欲しくないものは、ありませんか? 私はあります!(笑)

そこで、自分のご褒美用お菓子の置き場所を、見えづらい最上段にしてみるのはいかがですか? ご褒美お菓子なら、見えなくても忘れませんし、取りづらくても取れますよ(笑)。見えづらい・取りづらいことが、ご褒美オヤツを守ることにつながるのです。

また、強い振動が加わることが味の劣化につながるビールなどは、頻繁に開閉するドアポケットや、他の食材の出し入れが多い中段に入れるより、最上段の方が安心です。ただし通気口の目の前は凍る・冷気を遮断する可能性があるので注意しましょう。

道具をプラス! 傾斜や取手で使いやすく

食材をまとめ買いをする事が多い、たくさんの頂きものがあるなど、冷蔵庫にしまいたいものが多く、最上段のスペースも有効に使いたい場合は、中身を見やすく・取りやすくするための道具をプラスしましょう。取手の付いたカゴに入れ、カゴを引き出すことで、奥に入れたものも見えるようにするのがおすすめ。また、奥のものが自動的に手前にくる便利なグッズもあります。

冷蔵庫整理トレー 350mL缶用は、5本まで入り、傾斜があるため残り1本になっても、手前で取れる

写真はニトリの「冷蔵庫整理トレー 350ml缶用」。350mlの缶が5本まで入り、傾斜があるため、残り1本になっても手前でとることができます。わが家の冷蔵庫の最上段は、奥が少し低くなっているため、350ml缶を立てて奥まで入れることはできません。ストッカーのおかげで、奥のスペースも有効に使えて助かっています。

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冷蔵庫のドアポケットはカスタマイズできる!

冷蔵庫の種類によって、ドアポケットのスペースも大きく変わります。特にフレンチドア(2枚のドアが左右に開く)の場合、左右どちらからも使え便利な一方で、「どちらに何を入れるか?」「大きなもの(2Lのボトルなど)があまり入らない」というお悩みが多いように感じます。購入した時のまま使っていらっしゃる方が多いのですが、実はドアポケットもカスタマイズできることがほとんどです。いくつかの事例をご紹介いたします。

冷蔵庫のドアポケット、段の高さなど購入時のまま使っている方が多いが、カスタマイズできる

一番上のポケットを外して、背の高い飲み物・調味料を楽に出し入れ

ドアポケットが3段になっている場合、一番上のポケットには、小さなモノしか入らず使いにくいことも。思い切って外して、2段にすることで、背の高い調味料や飲み物が出し入れしやすくなります。

3段のドアポケット、1つ外し、2段にすることで、背の高い調味料や飲み物が出し入れしやすくなる

飲み物を冷やす機会が多い、大きなボトルの調味料が多いなどの場合は、一番上のポケットを外して2段にした方が、高さを有効に使いやすいかもしれません。

スペースを増やせる! 野菜専用ポケットに変更も

野菜室がいっぱいで、ドアポケットのスペースには余裕がある場合、思い切ってこんな使い方もあります。

ドアポケットを背の高い野菜の専用ポケットにする

縦で育った野菜は、立てて収納した方が長持ちする……とはいっても、野菜室では高さが足りず、折り曲げたり、切って入れることに。それならば、ドアポケットに背の高い野菜を入れるのも方法のひとつです。見た目は美しくありませんが……(汗)。野菜をどんどん食べる習慣に繋がりそうです。

道具をプラス! 紛失しがちなものをひとまとめ

お惣菜などについてくるソースやケチャップなどの小さな調味料、どうしていますか? 100均などでは、収納するための小さなケースも売っていますね。けれども、わが家には小さすぎて、すぐにいっぱいになってしまいます。そこで、ペットボトルを切った入れ物にひとまとめにしています。

付属の調味料や、塗り薬など、小さくて紛失しがちなものは、ドアポケットの最上段がおすすめ

置き場所は、最上段の小さなドアポケット。目に入りやすい場所なので、定期的に調味料の期限などを確認するようにしています。ボトルに入れておけば、確認時の出し入れも楽ちん。この他にも、子供の塗り薬など、あちこちに紛れてしまいがちな小さいものの置き場所にしてみるのもいいですよ。

まとめ

目につきやすいリビングやキッチンに比べ、閉めてしまえば見えない冷蔵庫の中の整理は、後回しにされがちです。けれども、使いやすく整理された冷蔵庫は、食事づくりのモチベーションを上げてくれるかもしれません。家族も分かりやすいことは、家族の家事参加を進めてくれるかもしれません。ご自宅の冷蔵庫と向き合ってみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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